同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『新選組!』-長州を討て- 捨助の役割

あ、あああ…ワタシの兵ちゃんこと佐久間象山石坂浩二)がっっ。゜(T^T) ゜。多分これからは回想シーンくらいしか出てこないんだよね…残念ッス。
若い役者ばっかりでも良いけど、兵ちゃんとかが出演すると画面がぴしっと引き締まるっていうか、だけど高尚なユーモアセンスもある感じが良かったんだよねぇ…(実はジジも好き)。
勇(香取慎吾)が過激派に狙われている象山先生の身を案じても、「人にはな、天命というものがある。…死ぬ時は…死ぬ」と達観の先生。まさかそれがその帰り道に起こるとは…。しかもお供は捨助中村獅童)一人だし。
思案顔の勇に「鬼瓦、何を迷うておる」と馬上から象山先生。新選組の働きが日本のためになっているのか、時々わからなくなるという勇に「そんなことは誰にもわからんっ。国を想う己の心に誠があるならば迷うことはないっ!近藤くん…己を信じていきたまえ」と言ってくれる象山先生。おおっ「近藤くん」って言ってくれたよ(^^)。… いっつもいっつも「鬼瓦」だったもんね。
そして源三郎(小林隆)に「沢庵」と名付けてしまった、マイペース象山先生(笑)。「萎びているからお前は浸かりすぎの沢庵だ」わはははは。ちょっとむっとしている源さん。いや、決して萎びていねようには見えないけどねー。「わしはあだ名を付けるのが得意なんだ…わはははは」と楽しそうに笑う馬上の象山先生と、その馬を引きながら一緒になって笑っている捨助が可愛い。
「さらばじゃ」「くれぐれもお気をつけて…(捨助を見ながら)おい般若、よろしくなっ」「お前が言うなっ」勇とぷぅーっとふくれた捨助の短い会話。そして象山先生の後ろ姿に一礼する源さん、後ろ姿のまま手を振る象山先生を追いかけるカメラ、一礼する勇…ああ、ああ、こんな撮り方しちゃったら、今までずーっと見てきた視聴者には、この後に起こることが予測できちゃうじゃんよ、ねっねっ(T-T)。
ほら〜〜〜っ!やっぱり「私はいかにも怪しい奴です」って男が付けてきているじゃないかーーっ。足にまめができて、グズグズ文句言っていた捨助が馬から離れて座り込んだとたん、奴は背後に近づいてきたよ。捨助使えねーーっ!( -"-) …だけどたとえ捨助が象山先生から離れなくても、役には立たなかったような気もするけど(笑)。
佐久間象山先生で?」「んー?」と振り返った象山先生の背中をバッサリと斬り、一突き刺す河上彦斎高杉亘)。馬上から落ちる象山先生にとどめをっ!…と襲いかかるが、象山先生に「名は…名は何というのだ」と言われ狼狽。「わしを殺した男の名前だ…是非知っておきたい」スゴイお言葉です、象山先生。そりゃ怪しい男だってビビるよね。…で、彼いたたまれなくなって、名乗っちゃいました「河上彦斎…」しかーし、名前を聞くだけじゃ満足しない象山先生「かわかみ…かわは三本川の川か…それとも、さんずいの方か?」いや、そんなこと今際の際に聞く事かい?象山先生…(^ ^;A ほら、彼もビックリ眼でこれから自分が殺す(予定の)象山先生を見つめているよっ?!「(絞り出すように)…さんずいの方だっ」答えをもらった象山先生はそれはそれは嬉しそうな顔をして頷くんだね…そこに一突きされて絶命しちゃった象山先生…(T-T)。本当にこれが象山先生の天命だったの?こんな情勢の時に死んじゃって悔いはあったはずなのに、最期は笑いながら死んでいったね。すっごく心に残る最期だったよ。さすが三谷さん&兵ちゃん。…(こんな悲しいシーンなのに、最期に刺客にもあだ名を付けるんじゃないかと、ちょっとドキドキしてしまったw)。
壬生村・新選組屯所で「おいっ!!気合いを入れろっ!!!」と一人張り切っているのは…ええっ?平助(中村勘太郎)なのぉっ?!隊士に水なんかかけちゃって…まぁあのやる気のない葛山武八郎(平畠啓史 )には、誰だってムカつくだろうけど(笑)。しかし目つきまで変わってたよ、平助。やっぱり池田屋で斬られてしまったことが相当ショックだったんだろうね…。平助も変わっていくんだなぁ…あの優しくて、ちょっとドジ(死語?)な平助はもうどこにもいないのかしらん(くすん)。
谷昌武改め近藤周平(浅利陽介)に絡んでくる、左之介(山本太郎)、源さん、永倉新八山口智充)、松原忠司甲本雅裕)たち。養子になった周平に「剣術は俺が」「槍は俺が」「柔術は私が」「算盤は…」と一気に家庭教師の申し出だよ(笑)。にこにこしながら頷いている周平が可愛いっ(^^)。素直そうな、そしてちょっと弱っちそうなところが、放っておけないタイプ?…でもちょっと暗いんだよねー周平くんは。自分がなりたくてなった養子じゃないからねぇ…(-_-)。
そ、そして総司(藤原竜也)がとうとう病名を知ってしまった…「おまはんは、労咳や」医師・孝庵(笹野高史)にすっぱり言われちゃったよ。
「なんでもっと早くこなかった」という孝庵に「…だってぇ…」と拗ねる総司、「なんで私がっ」と突っかかる総司、「で、どーすればいいんですか」とフテる総司、「治してくださいよ、病気を」と駄々こねる総司、「だってあんた、治すのが仕事だろっ?」逆ギレの総司、そして「死ぬんですか?私は…答えてよ」遠くを見つめる総司…「全てはおまはん次第や」最後の孝庵の言葉をじっと噛みしめる総司…ああ、もう総司@藤原くんの七変化にすっかり魅了されてしまいましたっ!!(感想が変)。捨てられた子犬のような、ウルウルしているあんな目で見つめられたら、孝庵先生だって治してやりたくなるさっ!私なら治すねっ!(断定が変)。
そして屯所に戻った総司に「心配かけやがってぇ!」といきなり飛びつく源さんっ(笑)。やっぱり萎びてないぞ。「あいつ良かったな、元気になって」勇は何にも気がついていないのよね。でもおかしいと感じている歳三はじっと総司を見つめている。左之介と山倉さんに「心配かけま…」言い終わらないうちから拉致られていく総司…それをじっと見つめる歳三。
たいした病じゃないと嘘をつく総司は、もう全てを諦めてしまったのかなぁ…。医者から「精の付くものを食べてゆっくり静養しなきゃ治らない」って言われたのに、仲間に隠し通すってことは、つまりは医者の言うことは聞かないって事で、それはつまりは治す気がないって事で………(T-T)。
「特に近藤さんと土方さんは(血を吐いたことを言っては)だめですよ。余計な心配かけたくないから」そう言った総司は寂しそうな顔だったよね。
蛤御門で寝ていたのは捨助っ。いきなりみすぼらしくなっちゃって…象山先生が斬られた後、行くところが無かったんだ。でも食べるものが無くても、寝るところが無くても、それでも勇に助けを求めなかったのね。そこらへんの意地はあるわけなんだねー。「蛤食べてぇな…」わはははは。蛤御門だからねー(笑)。
長州の者たちと通じている疑いのある船宿・寺田屋を調べていた、監察方の山崎烝桂吉弥)の情報によると、この寺田屋の女将はとっても男勝りとのこと。その報告を聞いた勇が「男勝りか…お前の姉さんのこと(総司の姉・おみつ)思い出すな」と言うと「あんな人が世の中にもう一人いると思えないけど…」との総司の返事(笑)。すごい言われかただよ、おみつさんっ。
総司の咳を聞いた山崎くん「悪い咳ですね…」とひと言。この山崎くん、針医の息子で医術の心得まであるのね。やっぱり使える男だね(^^)。そこで歳三は「斬られた時に出る血と、吐いた時に出る血は、色が違うか」と聞いちゃうわけだ。ハッキリ答える山崎くん「違います。口から出た血の方が鮮やかな色してます」…池田屋で総司の羽織に付いていた血の色は鮮やかだったものね…これで歳三も総司が病気だという確信を持ったよ…ね。
寺田屋の裏を調べていた勇と総司は血が付いた手拭いを見つける…これは寺田屋に長州の残党がいる証拠になるわけだ。そこで寺田屋に乗り込んでいく勇たち。とうとう寺田屋の女将・お登勢戸田恵子)さん登場だぁっ!!(≧▽≦)。
新選組・局長、近藤勇である」と名乗っても一切動じないお登勢さんっ。二階には落ち延びてきた長州兵が一杯いるにもかかわらず、そんな素振りはちっとも出さない。血の付いた手拭いを見せても「鼻血ですわ」と言い切るっ。そして隙を見て番頭を殴り鼻血を出すっ…その後しら〜っと「わかりはりました?」と勇を睨み返す……わははははははははっ。これってば、多摩のおみつ(沢口靖子)さんの手口だわーーーっ(T▽T)ノ
睨んでいた勇がふっ…っと緊張感を解き、少し笑って総司に言う「いたじゃないか、お前の姉さんがもうひとり」総司も笑って「いましたね」…ああ、嬉しかったんだね勇も総司も。大好きだったおみつさんと同じ、男気のある、知恵もある、負けず嫌いな女の人と出会えたことが。これからきっと関わっていくんだろうね。うふっ、楽しみだっ(←戸田恵子さん好き)。
京の町に火の手があがる。お多福のおまさ(はしのえみ)ちゃんを、御所に向かう新選組とは別に、一人別行動で助けに走る左之介。きゃーっ、男だねー左之介っ(≧▽≦)。好きな女のためなら仕事なんてほっぽり出して駆けつける…これが男の中の男だよねっ!
そして焼け出されボロボロになったおまさちゃんを、後ろからぎゅっと抱きしめる左之介…。ここもめっちゃ格好良かったよー。「燃えてしもうた…お店燃えてしもうた…」と泣くおまさちゃん@はしのえみもgood!!さすが「欽ちゃん劇団」出身だねっ(^_^)。
最後の希望も経たれた久坂玄瑞池内博之)は全てを諦め、死を覚悟する。その場に(なぜか)居合わせた捨助に、自分の髷を切り、桂小五郎石黒賢)に渡して欲しいと頼む。う〜む、やっぱ捨助の役どころって、この時代の要の部分を見届ける役なのねー。
「これからどうなっていくのだ…長州は…幕府は…日本は…我らが為してきたことは意味があったのか…俺たちが生まれてきたことは…」久坂@池内くん、このシーンすっごく良かった、久坂の感情が、悔しさが、ホント滲み出てきていたし…た、ただね…どうしてもある時から久坂@池内くんを見る度に蘇ってくる映像が…(-_-;A。…某ドラマの、ジョ(自粛)…池内くんがあの役をこの時期にやっちゃったことが、ワタシの中ではとってもマイナス要因になっちゃったわけで…。ああ、もったいない…。
結局捨助は良いように勘違いしてくれた桂さんに雇われちゃったのね。すごいなーマジで。でも捨助の今後の行動が、後々新選組にとって悪いことになっていく…なんてことになるのはちょっとイヤだな…。捨助に"本気の負の感情"を持たせるのはやめて欲しいと思うんだよね。今までどおり知らない間にやっていたことが、実はとっても凄いことだったのです…という展開のまま終わらせて欲しいな。