同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『新選組!』-永倉新八、反乱- 歳三の三味線姿によ・だ・れが…

三谷さん色が強く出た回でしたね。笑う場面→辛い場面→笑う場面→辛い場面→涙を誘う場面→そして今後に繋がるイヤ〜な空気の場面…(T^T) 。
ご公儀から池田屋での働きに対して恩賞金を与えられた新選組。縁側にて勇(香取慎吾)と歳三(山本耕史)が酒を酌み交わすシーンは、二人ともちょっとだけ多摩時代に戻って良い笑顔だ(^^)。「こっちに来てから一年と半年…いろいろ苦労はあったがここまでこれれば大したもんだ…俺は素直にそう思うよ」ニコニコしながら言う歳三。「かっちゃん、喜べよ」と歳三に促されて奇声を上げる勇(笑)。二人して笑いながら「頑張ったな、俺たち」…うんうん、頑張ったよ…ホント頑張ったから、ここら辺で少し肩の力を抜いても良いんじゃない…?と心の中で歳三にお願いしたワタシ(^ ^;A
そこに登場は総司(藤原竜也)と源三郎(小林隆)。ああ、お祝いの酒盛りに呼ばれてたんだねぇ…なんて思ってたら、源さんの台詞に唖然としちゃった…「山南さんも来たがってました」Σ( ̄ロ ̄|||)がががーん!! 「やめてくれ。今日は試衛館生え抜きの4人で飲むんだ」…歳三ってば、山南さんを"あえて"呼んでないの?それなのに源さんってば本人に声かけちゃったってこと?つまり…(-_-;A。
はい、山南さん来ちゃいました。しかも勇が「みんなのお陰だ」と言って杯をあげた瞬間場…あちゃー、なんていうか気まずい雰囲気です…ワタシだったら逃げ出しちゃうよ。その場の空気を察した山南さん、でも負けずに「…私もよろしいでしょうか」なんて、強いなぁ…山南さん。
勇に「この度はおめでとうございます…頑張った甲斐ありましたねぇ(にこにこ)」と挨拶をする山南さんを、大きく無視する歳三。そんなに山南さんをいぢめるなーっ…( -"-)。
会津藩からもらった恩賞金をどうするか。山南さんは今後のために暫くとっておこうよ、って言うんだけど、ここでも歳三が使い道を勝手に決めちゃうんだよねー。池田屋で戦った隊士にだけお金を渡して、屯所を守った隊士には一銭もあげないって。ちょっと、ちょっと、これは酷いんじゃないのぉーーー(ブーイング)。もしワタシが山南さんだったら「だってさー、あの時私に屯所に残れって言ったの土方くんじゃないかーっ。土方くんの命令を聞いたから残ったのに、それは無いんじゃないのー( -"-)」ってグレますよ。畳の上でジタバタしてやるっ!
しかし山南さんはワタシよりずーっと大人なので、そこは「私は別に…」ってスルーしちゃうのね…。山南さんってば、そのスルー体質は如何なものかと…(-_-;)。だから歳三に「容易い」と思われて、あんな扱い受けちゃうんでは…。もっともっと前から歳三と本音でぶつかって揉めていれば、…なんて思っても仕方ないことだけどね。
「働きに応じて手当が違うのは当たり前だ。だからみんなも次は頑張ろうって思えるんだ」歳三の考え、つまりは歩合制とか査定ってことだぁ。売り上げ重視で競い合わせる方式、今までのように何でもみんなで分け合う、仲良し倶楽部じゃないんだぞっ…ってことだ。わかるよ、わかるけどさー、あまりにも急激に変化させると、それに付いて来られない人だっているわけだし…って、これじゃ突然外国人の社長が就任しちゃった会社に自分がいるような感覚だよ(笑)。
で、やっぱりいましたよ。急激な変化に反発する隊士が…そうです、正義感の固まり、どこまでも真っ直ぐ、頑固一徹、明朗会計(?)の永倉新八山口智充)、その人がっ!!。
不平等な恩賞金の分配に不満げな永倉さん。それにしても許せないのは池田屋でガタガタ震えて隠れていただけの浅野薫(中村俊太)が二十両も貰ったことだよっ!!あー、コイツ本気で許せないッスよ、ワタシ(-_-メ)。
永倉さんが怒っているのはそれだけではなーい。お多福のおまさ(はしのえみ)ちゃんを助けるため、隊を無断で離れた左之介(山本太郎)への処罰のことも怒っている。当の左之介は「部屋で謹慎してろって言われても、一日中部屋で"うだうだ"してるのは得意だし、まぁ言ってみりゃぁ、江戸からずっと謹慎しているようなもんだからな」わははははっ、左之介good!!! そうだよ、アンタはいつだって部屋で"うだうだ"していたよ(爆)。しかも心配しておまさちゃんが訪ねてきてくれたじゃんっ?! なんだ、謹慎超ラッキーじゃんっ(笑)。おまさちゃん…笑顔がとってもキュートだよねー。
医師・孝庵(笹野高史)と総司の会話は、重くなりがちな病気のことなんだけど、あえて笑いを含ませてくれている。総司が聞く「で、どうなんですか?」「なにが」「なにがって私の身体ですよ」「人の身体の事なんて知らん」「…医者だろ、あんた」わはは、口は悪いけど良い先生っぽいよ(^^)。「無理はするな、爺になったつもりで暮らせ」そう言われた総司。「この年で爺かよ…」天を仰いだ総司の横を通り過ぎる耳の遠い爺…「あっ!!爆笑問題の田中だっ!!」ってワタシが思ったら、隣のオットが「あれっ?監察方の山崎烝桂吉弥)じゃん?」とひと言…き、キミは鋭いっΣ(゜Δ゜*) 。そーです。歳三が総司の病気のこと調べるため送り込んだ山崎くんだったのでした…。
場面変わって…ひええええーーー若様?若様?あの三味線を弾いている粋な若様はいったい誰?誰なの?だーれーーー(悶死)。答え:歳三さんどすぅっっっっっ…ぜいぜい…(涙目)。
あー、コレが三谷さんがト書きにいきなり「歳三、三味線を…」とか書いて困るっ…つーアレなのね(笑)。総司に「それを見てみろ」と帳面を指すけど、総司ったら開いているページは無視していきなり「うぐいすや、はたきの音も…」と読んでしまう。「おっ馬鹿っ!おまえどこ読んでるんだよっ!!」あわてて帳面を取り上げる歳三。わはははは、なんと総司は歳三の俳句を詠んでしまったのよねっ(笑)。この俳句のやり取りは「燃えよ剣」でもあったよねー(^^)。
「余計なとこ見なくていいんだよっ!」と焦る歳三に「だって読めっていうから…」と総司が言い返す。「開いて置いてあるんだから、開いて置いてあるところ見るだろっ、普通はっ!!」身振り手振りの歳三が可愛いっ。「今のなんですか?俳句?土方さんが作ったの?」無邪気な総司に、「うぐいすや、はたきの音も、ついやめる」と全句詠み聞かせる歳三。怪訝そうな総司に自信満々で句の説明を始める歳三「いや、これはな、鶯の声が綺麗だから、はたきをかけるのもやめて、つい聞き惚れてしまう…っていう…」総司のツッコミ「…そのまんまじゃないですか…」すかさず入る「ししおどし」のカコーン音(爆)。気にもとめず続ける歳三「情景が浮かぶだろ?」「…なんで土方さんがはたきをかけてんですか」「俺がっじゃねぇよっ!!!そーいう光景を詠んでんだよっ!もういいっ」ぶわっはっはっは(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!このボケとツッコミ、そして効果音、最高ッスよっ三谷さんっ!!
「もういい。お前には俳句の良さがわかんねぇんだよっ」総司粘る「じゃあさ、一番自信があるのはっ?」「いーんだよっ、俺のことはっ!そーじゃなくて、俺が見せたかったのはな…」と歳三も帳面をパラパラとめくり…だけど言ったのは「自信があるてのじゃなくて、好きなので…良いか?」わはははははっ!結局自分の句を総司に聞かせたいンじゃん(笑)。「…コレはちょっと…な…あー、コレも、コレも…」にやけながらも自信のある句が探せ無い歳三と、それを見て呆れる総司「…もういいですよ…」「いや、違っ…こっちだよっ!!…俺が見せたかったのはこっちだよっ!!」ひいぃぃー、副長、今度はノリツッコミですかぁーっ?!(T▽T)…もうお腹一杯ッス(笑)。何度見ても笑っちゃうよ。今回はここのシーンが一番好きだーーー(≧▽≦)。…特にこの後ちょっと悲しい場になっちゃうからなぁ…。
結局歳三が総司に見せたかったのは、新選組の新しい体制だったのよね。しかし俳句と同じ帳面に書かなくても…(^ ^;A
新体制では一番組長を総司に…と言う歳三に「頑張りますよ」と張り切る総司。でも「だから今のうちに身体治しとけ。元気な奴は…血なんか吐かねぇ」と言われてしまう。あー、バレてたのねーって顔の総司。もう観念するしかないねぇ…。「労咳みたいです…悔しいです…なんで私が…」何も言えないよねぇ…歳三。「近藤先生には言わないでください、心配かけたくないんで…あと…おひで(吹石一恵)ちゃんにも…」目を潤ませて言う総司に、かける言葉が無い歳三。
歳三の考えた新体制に納得の行かない永倉さん。これだと近藤局長と土方副長の力が増すばかりと懸念する。そして山南さんの名前が入っていないことにも言及。「自分らに楯突きそうな人物を外しただけではないのか。自分たちのいいなりになる訳のわからん連中を側に置いて、意見の異なる者を遠ざける、そう言う魂胆ではないのか」…永倉さんの言葉にハッとしたような顔の勇…おいおい、最初にこの体制を見た時にそうは思わなかったの?勇くんてば、すっかり歳三の思い通りになっちゃってるよおーっ/(-_-;)\。
わけのわからん連中(武田観柳斎八嶋智人)と谷三十郎(まいど豊))にちょっと笑ったけど、「山南さん、あなたはこれでいいのか」と問う永倉さんに「新選組の方針は土方くんに一任してあります」と言う山南さん…。だけど言ったね、自分たちがここまで結束してやってこれた理由は、なにより勇の人柄、誰に対しても分け隔て無く接してきた勇の人柄についてきた…と。だけどこの体制だと局長一人に力が集まる、それはなにより勇が辛いのではないか…と。それを聞いた勇はこの件を保留にするよう歳三に言う。
…キレましたね…歳三。自分で作った新体制表をビリビリと破り捨て「あんたらも小せい男だなっ!そんな近所のガキ集めて遊びに行くような気分でいつまでもいられたんじゃ、新選組はいつになっても時代に乗っていけねぇぞっ!!!早いとこそのくだらない仲間ごっこ、やめてくれっっ!!!」「俺たちはもう引き返せないところまで来てるんだ…芹沢を斬ったその時から俺たちは変わったんだっ!そのことに早く気づけぇっ!!!!!」
…あーあー、言っちゃいました…歳三、言ってはいけないことを、言っちゃいました…/(-_-;)\  勇、山南さん、総司、源さん、みんな固まってますよ…。源さんその場を誤魔化すために「お茶でも…」なんて言っちゃって…。
「ちょっと待ったぁっ!!!」ひぃぃぃ…永倉さん、怒ってます。永倉さんにとっては寝耳に水、あの時あれだけ勇に問い正し、「芹沢を斬ったのは長州」という勇の言葉を信じたんですもん、そりゃあ怒るわいな。「今なんて言った…芹沢を斬ったのはあんたか」
こうなったら歳三ももう開き直るしかないよね「そんなこと本気で信じてたのか」うぐぅ…辛い、見ているのが辛いッスよ、歳三さん。島田(照英)くんも「まじッスか?」って顔してますよ…(-_-;A。
勇は言った「芹沢を殺すよう命じたのは私です。今まで隠していて申し訳なかった…しかしあの時は他に手はなかったっ!!」勇も覚悟決めたんだもんね。
だけど永倉さんはもう勇のことも信じらない。ああっ、新選組を脱退すると言っちゃったよー。歳三に「切腹ですよ」と脅されても、正義の人永倉さんには通じずその場から立ち去った…。島田くんも「局長!俺は新選組が好きだよ。だけど芹沢さんを斬ったのは良くない。俺たちを騙していたのはもっと良くないっ!!」と言って出て行ってしまった。この言葉は勇の心にがっつり効いたよね…。ショックを受けた勇にいつものように「ここは私が…」と言う山南さん。
新選組からの脱退せず、踏みとどまって新選組を中から変えようという山南さんの説得に応じる永倉さん。隊士を誘って、会津藩主・松平容保筒井道隆)に建白書を提出する、つまり容保公から勇を諭してもらおうってこと。その建白書を書いたのが観察方・葛山武八郎(平畠啓史 )なんだねー。
この永倉さんの一件って、もしかして山南さんにとっては、これは新選組を(山南さんにとっての)良い方向に軌道修正するチャンス…とも思ったんでは…。
しかし斉藤一オダギリジョー)を誘ったのはマズかった…(-_-)。なんと歳三のスパイになっちゃったんだもんね。あー、ハジメちゃんのスパイ人生はここから始まったってことなのね…。建白書を差し出す…という頭の良いやり方から、山南さんの仕業だとバレてしまうわけだ。ああ、またしても歳三の心の中には、山南さんに対する黒い炎が…(T-T)。
集まった隊士の中に左之介がっ?!。左之介はとにかく、おまさちゃんを助けにいっちゃいけない…って考えが頭に来ているのね(笑)。ハジメちゃんは何食わぬ顔で「俺を江戸から逃がしてくれたのは芹沢さんだ…芹沢さんを斬った奴を許すわけにはいかねぇ」なんて言っちゃってーーっ(-ε-)スパイなのに…くすん。
そしてお待ちかねDonDokoDonネタ合わせでおます。建白書を書き上げる葛山、受け取る永倉。「我ら6人で向かう」「…私も?」
ハジメちゃんから反乱軍のメンバーを聞き出す歳三「…武八郎?どんな男だったっけ…?」わははは。影が薄いなー。わけのわからん連中こと武田観柳斎谷三十郎が「見せしめに全員切腹ですな」と勇に進言するも、勇は「新選組を思ってのことだ…大目に見てやろう」と言うのねー(^o^)、太っ腹な奴だ。だけどだけど、執念深い人が一名「…俺は忘れねぇよ…」と言うのねー(T-T)、怖いお方だ。
わけのわからん連中に座を外させ、勇と歳三は二人っきり。「少し急ぎすぎたかもしれんな、歳」「聞きたかねぇな」…永倉さんや左之介とこんなことで仲違いしたくない勇は、なんと自分も容保公のところに行くと言い出した。「かっちゃんっ!!」「俺が頭を下げて済むんだったら、いくらでも下げる」「あんた新選組の局長なんだぞっ」「だからこそ頭を下げるんだっ」…見つめ合う二人、ああ、珍しく歳三が折れたよ「…俺も行こう」でも勇は「俺に任せろ」と歳三を置いて行っちゃいました。
拷問部屋にて自分のやってきたことを振り返る歳三…あ、そういう説明はありませんけど、そうなんじゃないのかなーと思って…。そして部屋から出てきたところで会っちゃいました…今は会いたくない山南さんとっ…!瞬間火花が散る二人っ…でも大人の山南さんは黙礼して立ち去る…一瞬重なる二人…山南さんの後ろ姿をじっと見つめる歳三…あーん、ひと言も会話がないよー(T-T)。「あっ、どうも」とか「よぉ、元気?」とか、大人なんだから嘘でもいいから言いなよーーーっ。こんな一触即発みたいな雰囲気やーめーてーよーーー。くすん。
容保公は建白書を読んでくれて、しかも仲違いしたお友達同志を引き合わせてくれたねっ(^^)。いい奴だ容保くんってば。そして勇は「この度の件、誠に申し訳なかった」と永倉さんたちに頭を下げ、「これからも私に力を貸してください…どうかこのとおり」と頭を下げ…あちゃー、近藤局長にこんなことされちゃっちゃ、隊士たちもたまらんよー。ほら、やっぱ泣いている島田くんもいるし(笑)。皆の心がひとつになったところで「土方のことわかってやってくれ。あいつの胸中には新選組のことしかないのだっ!理不尽なことも言うだろうが、それは決して己の欲のためではないっ!!」ずっしりと重い勇の言葉だよ。そして容保公が建白書を破り「これにて一件落着っ!」めでたし、めでたし!!…ではないんだよね…。
今回の事件自体は、勇の判断でなんとかなったけど、隊内に大きなしこりが残ってしまったね…。特に歳三の胸中には黒い雲がぎっしり詰まってそうな…(-_-;A。歳三が新選組のためにやること、やろうとしていることが、どんどん辛い方向に向かっていく…。ああ、予告見ているだけでマジ辛いッス(T-T)。