同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『新選組!』-江戸へ帰る- 山南さーんっと叫ぶしかできない(T-T)

のっけからの歳三(山本耕史)ツッコミシーン「決まってんのかよっ」にはウケながらも(三村?)、これからどんどん重く辛い場面が増えていくわけで、だからこそ小さな笑いを要所要所で生み出しているんだろうな…とちょっと凹む。これからも頑張って三谷さんの笑いについていくぞー!。
今回は江戸に戻り、懐かしい大好きな人たちと再会した、ちょっと幸せ気分の勇(香取慎吾)に対して、屯所に残った歳三と山南(堺雅人)さんの、もはや修正の効かない深い溝の広がりを交互に見せながら、明と暗をくっきり描いていたように思う。
試衛館に集まる久しぶりのみなさん。そしておみつ(沢口靖子)さんのちゃきちゃき台詞が懐かしかったよ(^^)。それにしても勇とつね(田畑智子)が見つめ合うシーンとか抱き合うシーンとか、見ているこっちがめちゃくちゃ照れるのはなんで?(爆) なんかねー、慎吾ちゃんを見ているワタシってまるで親の気持ち?みたいな。慎吾ちゃんにはラブシーンって似合わないっ!と勝手に思いこんでいるからなのか…。とにかくひたすら照れますわ(〃_ 〃)ゞ
勇の娘たまちゃんってすっごく可愛かったんだけど、もしかしてハーフ…?ってくらい日本人離れした顔してるよねー。…でも勇にもつねちゃんにも、どちらにも似てません(笑)。
江戸の西洋医学所の医師・松本良順(田中哲司)に総司の病状を伝える勇。やっぱり勇も気がついていたんだ。そうだよな、あんな咳を3ヶ月もしていたら誰だっておかしいって思うさ。そして総司が労咳だと知ってしまった。
良順に、医学の進歩ためには西洋との国交が必要だ…と言われちゃった勇。「あなたの大切な方が病で苦しむのを少しでも和らげてあげられるのは、西洋から入ってきた知識です…。それでもあなたは、攘夷を良しとするのですか?」う〜ぐ、今の勇にはずっどーんと重い言葉だよ…。
そしてこちらは暗の京都の新選組屯所…「それはなりませんっ!あれはもう終わった話」山南さんの必死の言葉も聞かない歳三「俺の中じゃ終わっちゃいないんだ」…ああ、やっぱり建白書騒ぎのしこりは、歳三の中で大きく育っていたのね…(-_-;)。
歳三は謀反を企てた隊士を処罰しないとこれからも同じ事が起こると言い、山南さんはこんな事を二度と繰り返さないためにも「彼らの不満の矛先が何であるか見定め、それを対処する方が先」と至極真っ当な意見を述べる。確かに正しいけど、それって彼らの不満というよりは、山南さんの不満なんだよね…。だから「そんなことしたって…誰かさんが裏でそそのかしたら、同じ事だろうがっ!!」と歳三言われてしまう。…歳三だって、山南さんが隊士の処罰に反対することは百も承知だよね。つまりは山南さんの意見を聞きたかったわけではなく「あんたがそそのかしたからこうなるんだ」と言いたかったわけだ。
山南さんが立ち去った後の歳三は、床に座り込んでしまう…歳三は山南さんにどうして欲しかったんだろう…。他の隊士を裏から動かすんじゃなくて、自ら不満をぶつけて欲しかったのかな。きれい事ではなくて、本心をぶつけて欲しかったのかな…。う〜/(-_-;)\
お多福で総司(藤原竜也)に歳三に対する不満を言う山南さん。このままじゃ誰も付いてこなくなる…って、それを言うのは総司にじゃないでしょう。どうして腹を割って歳三とぶつからないんだろう…ぶつかっても無駄だから?う〜/(-_-;)\
悶々とする山南さん、でもそこで7杯もお汁粉を食べるおすず(鈴木砂羽)と出会ったよーー!(^^)。山南さんってば一目惚れ…?あら、おごってあげちゃったよ、うふふ…。手を振って出て行くおすずが可愛かった…。でもその後真顔で総司に「何の話でしたっけ?」っていう山南さんってば、もうキュートっ(≧▽≦)。
じっと目を閉じて考えている歳三…そして歳三は動くんだ。山南さんの代わりに建白書を書いた葛山武八郎(平畠啓史 )を処罰の対象に決めた。「俺が好きこのんでこんな事をしていると思うな…いや、人にどう思われようが構わない、ただ、源さんにはわかっていて欲しかった…俺も甘いな…」と源三郎(小林隆)に言う歳三。ううう、苦渋の決断?だけど、だーけーどー、源さんには止めて欲しかったなー。本当に切腹させなきゃいけなかったの?それが新選組のためなの?…でも源さんは歳三と同じ気持ちなんだね…。新選組のため、近藤勇のためだって思っているんだよね。
もちろん武八郎は暴れるよねー。「山南さんのせいだ!山南に会わせろっ!」という悲痛の叫びが歳三の気持ちを少しだけ軽くしたのね「お前のその姿を見て安心したよ…何の覚悟も信念もなく、局長への謀反に荷担するような奴は…生きるに値せん…」ううう、き、厳しいッス…でもこれが歳三の生きる道、信念なんだもんね…。
結局武八郎は斉藤一オダギリジョー)に「裏切りもんっ」と叫んで腹を斬った…。こう言われるハジメちゃんの胸中って、どうなんだろう…。そしてそれをじっと見つめる歳三、総司、源さんは「本当に正しい」と思っているのか…。゜(T^T) ゜。
竜馬(江口洋介)がおりょう麻生久美子)さんと戯れているところに、山南さん遭遇っ!ああ、こんなところで会っちゃうとはっ。山南さんは竜馬が、勝海舟野田秀樹)や薩摩藩の大島吉之助(=後の西郷隆盛宇梶剛士)や、桂小五郎石黒賢)たちと交流を持ち、日本を変えようとして動いているということを知って、愕然とする。そして竜馬から新選組の意義について問われ、何も言えなかった山南さん…多分この時山南さんの足下が、微かに信じていた足下が、ガラガラと音を立てて崩れ落ちてしまった瞬間だったんじゃないんだろうか…。
時代は自分たちを置き去りにして動いている、自分たちが仲間内で争いばかりをしていることがどんなに小さいことか、そしてそれを自分ではどうすることもできないことがわかったんじゃないだろうか…。
山南さんとおすずさん、このツーショットは少し悲しい…。おすずさんの明るさが少しだけ山南さんを救っている…「生まれはどこ?」を2回聞くおすずさんが可愛いよ(^^)。おすずさんの名前を「明里」と決める山南さん。「いつかあなたの里にも明るい日が差すことを祈って…」ああ、この二人にも明るい光をっ!!!(懇願)。
そして山南さんは屯所に戻って切腹させられた武八郎を見つける。自分がいない時を見計らっての事。あまりのことに、歳三を睨み付ける山南さんの目がギラギラしていた。
「奴を殺したのは…俺とお前だ…」…そうだよね、武八郎が死んだのは、山南さんと歳三のせいです。武八郎は二人の確執の犠牲になっただけだもんね…。山南さんも歳三を睨みながらも充分にわかっていること。歳三だけを責めることができないんだよなー。ふぅ…_| ̄|○
ところで平助(中村勘太郎)は、伊東大蔵(後の甲子太郎/谷原章介)から「でかしたぞ、平助」って言われてたよね…(-_-)??。そしてそれを言われた平助も「私はそんなつもりは…」とか言わないで、黙ってたよねぇ…ええーっ?平助って前から伊東の思惑を知っていたってことなの?知っていて、逐一報告をしていたってこと?えー?えーっ?…なんか、ちょっと驚き。つーことは、平助も今の新選組に不満を抱いていたってことなの?なんか、今までの平助の描き方だと、この展開は謎です。