同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『世界の中心で、愛をさけぶ』第7話 笑って泣いて

見事な作りに撃沈っ。えーとね、笑って見てたんですよ?朔太郎=サク(山田孝之)と亜紀=アキ(綾瀬はるか)が学校抜け出して、手を繋いでブンブン振り回して歩くところとか「サクに好きだって言われたこと無いっ!」ってアキがサクを追いつめる(笑)ところとか。すっごく微笑ましくて、ニコニコしながら見てたんだよね…。サクん家行って洗濯物のたたみ方で口げんかするとことかさぁ、あー、なんかホント可愛い恋人同士って感じで、ちょっと安心して見てたら、がっつりやられましたよ、サクの母親・富子(大島さと子)に…。
鍋囲んで楽しくワイワイやっていたと思ったら、アキの告白「私、白血病なんです」それを聞いた富子の見開いた大きな目から涙がボロボロこぼれ、アキを見据えて「なんで、なんでだよっ!なんであんたがなんなきゃいけないんだよっ!なんで仏さん、そんな意地悪するのかねぇ!ねぇ?」「だけど大丈夫だからね…そんな良い名前貰って…大丈夫だからねっ」アキに対して感情をぶつけ、ハッキリと「大丈夫だから」って言い切る富子…この「大丈夫だから」は決して大丈夫じゃないんだけど、なんか説得力あるっていうか…。うーん、富子見事です。同情とか、気を遣うとか、諦めとかじゃなく、正面からアキに接してくれた、最初の大人としての描き方が良かった。
世界を飛び回ることが夢だったアキが、今はサクん家で朝ご飯を食べるのが夢…って悲しいよね(T-T)。ここで「白血病」という現実を受け入れたかに見えたアキはだったけど、決して受け入れたわけではなかったんだよね…同じ病気の真島(鳥羽潤)が死んでしまったことで、アキの感情が爆発してしまった。
暗い海に向かって歩き出すアキ。「今死んだって同じじゃないっ」「なんで私だけこんな目に遭わなきゃいけないのっ?」初めてアキが本音を叫ぶ。そんなアキにサクは「俺は広瀬亜紀を信じる…だから俺を裏切るなよ」と訴えるんだよね…。17才の二人にはこの現実は本気で辛いよ…。゜(T^T) ゜。。
そーいえば先に病名を知ってしまったサクも挙動不審だったね。そりゃそうだわよ、嘘がつけないサクには、病名を隠し通すなんて重荷過ぎるもん。そんなサクを見てアキが「変だな」と思うのは仕方ない。だからアキはサクを騙して病名を知ろうとするんだね。サクならすぐに落ちるだろうな…っていうアキはサクの性格をちゃんと知ってるよ(-_-;A。
バレてしまった後、アキの父親・廣瀬真(三浦友和)に報告して、反省するサク。「もう…死んだ方がいいかもしんないッス…俺」「…死んでくれ」このやり取りで二人の間に流れる奇妙な感情がわかる。不思議な連帯感って言うか、戦友って言うか…。落ち込むサクに「本当は俺の役目だった、ありがとな、辛かったろ」と言う真もとっても優しくて、そしてすっごく辛いよね。あー、みんな辛いっ。
サクの顔を見て「書いてあるぞ、疲れたって」と言ってくれる父親・潤一郎(高橋克実)も優しくて、泣ける。
あとさー、子役は卑怯なりっ!あーんな可愛い顔で「僕とママは…サクがいないと…困るんだ…。サク、僕のこと嫌いになった?」なんて言われた日にゃー、サク@緒形直人じゃなくたって陥落してしまうわいっ!!!
「何かを失うことは、何かを得ることだ」…真島がアキに伝えて、そしてアキがサクに言ってくれた言葉、今までアキを失ってから自分は何も得ていないと思っていたサクにとって、初めてこの言葉の意味がサクに伝わったんだね…。
映画を見たからストーリーは知っている、これから何が起こるかもわかっている。だけど、17才のアキとサクの短かったふれあいをこんなにも素敵に、そして二人の家族それぞれのアキとサクに対する想いを、とっても丁寧に描いているのが嬉しい。テレビドラマだからここまでできるんだよね。