同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『新選組!』−東へ− 「お勤め、ご苦労様でございました」

なんだか「ああ、もう終わるんだなぁ…」って回でした…。だって懐かしい人たちが次から次へと出てくるんだもん。次回も多摩に行くようなので「懐かしい人たちオンパレード」だとは思うけど。
いきなり佐々木様(井原剛志)が撃たれるところから始まって、あれよあれよという間に亡くなっちゃった…くすん。あの時佐々木様が坂本龍馬江口洋介)を斬らなければ、鳥羽・伏見の戦い自体が存在せずに、そうすると佐々木様も撃たれなくてすんだかもしれない…なんて、思っても仕方ないことなんだけどさ…ぶつぶつ。
残務処理をするために屯所に戻った歳三(山本耕史)と斉藤一オダギリジョー)、そして道案内の山崎(桂吉哉)。官軍が我が物顔で屯所内を歩いているのに、歳三たちが廊下の下に隠れている姿を見るとなんか辛いよ…。そこに登場は久し振りの八木家の方々…ううう、最後に助けてくれたのね。源之丞(伊東四朗)さんに「(悪いことは)な〜んもしてへん」って言ってもらっただけでも嬉しいよね。あー、迷惑がられて箒を逆さにされていた時もあったのにねぇ…(しみじみ)。
歳三が燃やさなかった「新選組編成図」…ああ、山南さんの名前もあるよ(泣)。破ろうとする歳三に「取っておけよ…新選組はあんたが作ったんだ…取っておけ」と言うハジメちゃん。そうだよね、新選組は歳三が作ったんだった。鬼になる覚悟で、一から作ったのは歳三。一時は大所帯までになったのに、それなのにどんどん人が減っていく…。この書物を取っておいた歳三の一抹の寂しさと、でも割り切りの良さがわかるなぁ…。そしてとうとう山崎までっ!!!いーやーっ!!!
そこで呼ばれもしないのに現れる捨助中村獅童)の登場だっ。捨助はいつだって何か食ってるし。でもおかげで、寺田屋の女将・お登勢戸田恵子)に匿ってもらうことができた。官軍のご用改め…これって以前とはまったく逆の立場ってことだよね…。つまりは「婚礼の日」と「長州を討て」と、そして最後にこのシーンに繋がるわけなのね…うーん、三谷さんさすがです。今回は鼻血は出さなかったけど(笑)。
総司は文句言ってたくせにお孝(優香)が自分の世話をしてくれないことにふてくされているよ(笑)。まったくもう子供なんだからー。そこが可愛いけどね。そこへ捨助先頭で大阪城にて勇(香取慎吾)と合流する面々。捨助の晴れがましい「かっちゃ〜ん」がいいねぇ(^^)。
「江戸に帰る」という勇に一人楯突く歳三。「負け戦で帰るなんてまっぴらだ」「俺たちはまだ負けていない」真っ直ぐな目で歳三を見つめて言う勇…本気でそう思っているんだよね勇は…。でも鳥羽伏見の戦場には勇はいなかったんだよね…勇はあの現場を知らないんだよな。勇の「逃げ帰るのではない、勝つために帰るんだ」がとってもせつないよーうわあああん。
京の町を去っていく新選組捨助の元気だけが妙に浮いていてる…その後ろには荷車に乗せられている総司(藤原竜也)と山崎…ううう、山崎重症そうだなぁ。見物人の中からなんと男装のひでちゃん(吹石一恵)がっ!!!わー、久し振りに見たよ。ワタシは単純に新選組のみんなと会うのが最後だから、一番最初に出会ったときの姿(秀次郎)で見送りに来たのかと思ってたんだけど、れいこさんhttp://bdfd.net/archives/000290.html)の感想を読んで「ああ、そうかー」と思ってとってもせつなくなっちゃった。おひでちゃんに「もう会わない」と言った総司、だからこそおひでちゃんは最後に「秀次郎」として会いにきたのね。総司がお孝ちゃんに言った「古い友人だよ」の台詞は、総司と秀次郎が仲良しだった頃の事を思い出させてくれたもの…。ううう…、やってくれるよなー、三谷さんったらっっっ。
勝海舟野田秀樹)の「お帰り、なされませ」には爆笑っ!!すっげーイヤミったらしい言い方だもん。凄いよ、この人。「仰せの通り、これより酷い手は他にはございません」わはははは。上様にこんな風にイヤミが言えるのは勝先生だけなんだねぇ。野田さんのつかみ所のない演技がまた最高だ。勝先生の説明は明確でわかりやすいぞ。そっかー、慶喜今井朋彦)さえ家来を捨てて逃げ帰ってこなければ、まだ勝算はあったのねー。慶喜〜〜っ!!おめ〜、なんということをしてしまったのだよっ!!(←単純)しかも勝先生に「新選組?ただの時代遅れの剣術や」とまで言われてしまったぞい(泣)。「あやつらなどに、もはや時代の波を止めることなどできはしないっ!!」確かにー確かにそうなんだけどーうわあああん。
軍艦の上でいきなり「ものまねショー」の歳三…(-_-;A はぁ?それは周斎(田中邦衛)のものまね…?どう考えても田中邦衛のものまねじゃん(爆)。しかし唐突だったなー。唐突と言えばそこに現れた榎本武揚草なぎ剛)もそうだけど(笑)。えっ?あれだけの出演だったのね…。「(洋服)俺だったらもっと似合う」この時歳三は、これからは自分も洋服を着ようと思うわけだ…ふむふむ。あー、早く見たいよぉっ!!次回の予告で後ろ姿だけ映っていたような気が…。
そして艦内では静かに山崎が亡くなってしまった…ううう。監察方・山崎、結構好きな隊士だったですよ。要所要所大事な場面には必ず山崎の姿ありって感じで、ホント大事なお役目でした。
結局慶喜は勝先生に言われたとおり謹慎、ああ、とうとう徳川の時代が終わることになったのね…。それに不服の勇と容保様(筒井康隆)「余は…余は悔しい…」うん、悔しさが滲み出ております。今まで上様のために生涯を捧げてきたんだもんね…。その上様があっさり隠居しちゃうってのは、やっぱり納得いかないだろうな。
試衛館に戻った勇は、つねさん(田畑智子)やふでさん(野際陽子)さんといった懐かしい面々に会えて…と思ったら、周斎先生亡くなっちゃったのね…。亡くなるシーン…不謹慎なんだけど思わず笑っちゃったよおっ「あっ…それから、勇に言ってくれ。お前は俺の誇りだと。お前を息子に持てて俺は幸せもんだぁ…俺の倅は誠の武士だ。…そんなところをうまく…まとめてくれ」わははは。素晴らしいです、周斎先生っ。
ああ、次回も懐かしいかた達がどーっと出演されるのですね…本当にもうすぐ終わりなんだねぇ…ううう。