同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『87%−私の5年生存率』第5回 泣いたー

「ほよよっ!?」いやー、いきなり手術→全摘→退院→温泉…ビックリしたー。途中まで夢だと気がつかなかったワタシは「いきなり手術かよっ麻酔医はどうした」と思っちゃった。ああ、まだまだだ…修行が足りん(なんの?)。


薫(酒井若菜)から説明された費用のこと、勉強になりました。確かに入院・検査・手術の金額は保険適用で25万くらいで済むのかもしれない。
だけど、ガンの進行状況によっては、その後の通院・放射線治療・抗ガン剤などでまだまだお金がかかるわけだ。しかも、保険適用外の薬を使っただけで、初診に遡って自由診療になってしまうことは知らなかった…。
自由診療ってのは全額患者負担なわけだから、血液検査ひとつにしても結構な金額になっちゃうんじゃない?するってぇと、いったいどのくらい費用が掛かるのか…どきどき…。


蒼太(川口翔平)が黒木家に上がり込んで、百合(押田恵)の分の朝食をもりもり食べたのには笑った。おいおい…(汗)。それを見てパニくる友恵(大谷直子)と見守る正十郎(細川俊之)。うん、今後蒼太が黒木家に新しい風を吹き込みそうなそんな予感。
陽平(本木雅弘)と蒼太の会話は、ある部分でまったく噛み合ってはいないんだけど(笑)、大人ぶった蒼太と、天然の陽平のコンビが妙に楽しい。


宇月医院の寅ちゃん(橋爪功)はまたまた素晴らしい働きをしてくれましたね。頑なだった江梨子(相川七瀬)の心を、どうやって変化させたのだろう…。やはり寅ちゃん侮れないっ。


晶子(夏川結衣)も本気で今後のことを考えて、200万円手にしました。あー、良かった。ホッとしたよ。お金がないとこれから本当に困るもの。晶子の場合は保険内診療だってキツイだろうしね。
そりゃープライドずたずたで、しかも元旦那の今の奥さんからはイヤミのひとつやふたつは言われるよね。だったらこの間素直に貰っておけばっ…てな話で。だけど晶子は負けなかったねー。「あの子を残して死ぬわけにはいかないんです…」その一心でお金を数える晶子に惚れた。

弓子(杉田かおる)の啖呵にもジーン…「ふざけんなっ!!格好悪くて何が悪い。生きるために必死に足掻いて何が悪い。生きるために、可愛い子供と生きるために、プライド捨てて何が悪いっ!!」「バカにするな!人間は格好悪いのが格好いいんだ」…この台詞、セレブ杉田さんから言われると余計心に染みいるよね〜(笑)。


啖呵と言えば、我らが杉山先生こと古田新太っちの「静かにしろと言っているのが、聞こえないのかっ!!」くぅ〜、しみるねぇ。そのクレッシェンドな台詞っ!!ああ、また舞台行きたいっ。


手術が終わっても、生存率7%でも、川上(今井雅之)さんはいい人でした。晶子が「拾った100万円」を受け取ってくれたもの。借りておくだけで、元気になったら返すって約束してくれたもの…ううう。川上さんにも元気になって欲しーいっ!!!(泣)。


「実は今日…お金を拾ったんです。本当は無いはずのお金を私拾ったんです。それで…その…山分けしませんか?」
うわー、これってステキな台詞だと思いません?普通にお金を渡しても、受け取ってはくれない川上さんに「拾ったお金、無かったはずのお金を山分けしよう」と提案する晶子。
もちろん川上さんは「がん保険のことなら…」と拒否の姿勢を取るんだけど、晶子は「勇気を貰ったお礼だ」と、自分もガンで明日手術だと告げる。ここで晶子と川上さんは、同じ病魔と闘う戦友になったわけだ。


「入院費と、手術費と、お薬代と、それと欠勤しちゃった分のお給料の穴埋めと、それと、退院した後も定期的に検査を受けないといけないらしくて、その検査代に、私は拾った100万円を使います。残りの100万円は川上さんが使って下さい」
「んー、そしたら…少しの間だけ貸していただけますか?」
「…そうですね…お貸しします…。元気になったら返して下さい」
「ありがとうございます。すごく助かります。」
「…小谷さん…。明日の手術、頑張ってくださいよ」
「…はいっ」
やっとふたりは笑顔になった。うーん、川上さんとのシーンの晶子…夏川結衣さんがすっごくキレイだった。もともと綺麗な女優さんだけども、川上さんを見つめるその表情が菩薩顔してたよ。


このドラマ、キャストをあまり広げていないのが良いよね。台詞もすっ…と入ってくるので見ていてとても楽です。全てのエピソードが主演ふたりにちゃんとリンクされているので、あまりとっ散らからない(こんな言葉ある?)んだよね。
前回同様キーパーソンは寅ちゃんってことでっ!!