同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『優しい時間』第10話 拓郎ーーーっ!!熱っ(号泣)

アズ(長澤まさみ)がいきなり落ち着きましたねー。視線、話し方、とっても穏やかで、なにか憑き物が落ちた感じです。ナース・小泉のおかげと、拓郎(二宮和也)とちゃんと話をしたせいでしょうね。
美可子(清水美砂)さんってば、話し方はマダ〜ムでしたが、やっていることは愛人だったんですね。しかもちょっと怖い女性でした。自分と関係を持った男はみんな死んでしまう…なんて、あんな晴れやかな顔して言うなんて(汗)。
滝川さんの奥さん・珠子(杉田かおる)の形相&暴れ方もすっごく恐かった。美可子のアパートに無言で乗り込んできた時は、そのお見事な存在感にオットとふたりでどよめきましたよ(笑)。だって目が違う、目がっ。リアルすぎです。…杉田さん、実生活でいろいろあったからねぇ…とりあえず結婚おめでとうっ(心から)。
しかし、内面的には美可子の方が怖っ…ぶるぶる。


「つまらないブランデー」で、皆空窯の主人・六介(麿赤兒)にあそこまで言われてしまった勇吉(寺尾聰)。しかしいちいち当たっているので何も言えません…。六介から、今は拓郎には逢わないでくれと言われてちょっと凹むマスター。
でも、逢ったとしても何も言えずに泣いてしまうかもしれないと勇吉は言う。自分の冷たさを謝りたくても謝れず、だから泣いてしまうと。めぐみ(大竹しのぶ)は「それじゃ拓郎にはわからないわ」と言うけれど。そうかなー、今の拓郎にだったら、勇吉が流した涙だけで全てが伝わると思うんだよね…。


朋子(余貴美子)に、なぜ拓郎に冷たい態度を取ったのか、説明する勇吉。なんですとーっ!?。拓郎ってば、母親を死なせてしまったそのすぐ後で、勇吉に『死神』刺青を見せてしまったですとーっ!!(冷汗)
…うーん、だったら勇吉が拓郎に取った冷たい態度や突き放した気持ちも、ちょっとはわかるような気もする。大事な妻を事故で失って、その事故を引き起こした息子の腕に『死神』の文字…。まさしく息子が死に神に見えても仕方ない状況だったわけで。


拓郎も「刺青を見せなかったから母親が死んだ。だから父親にはすぐに見せたかった」っていう、事故直後の短絡的な思考を後悔している模様。うん、だって拓郎は基本的には素直で純真なよい子だからね…だから1年半も父親の側で、父親を黙って見守りながら自分のやったことを償っていたわけで。


だから尚更、父親が未だに刺青のことを気にしていると朋子に聞かされた拓郎は、とんでもない行動に出てしまうわけでっ!!!。ひぃーーっ、そんなことしたら、熱い、熱いよー(当たり前だが)。
せっかく北海道新人陶芸展に応募するために頑張ってきたのに…。片腕が使えないと土をこねることができないよー(…と言いながらも予告を見てちょっとホッとしましたが)。


しかしながら、二宮くんってば若い、若すぎるッス…。あんな髪型(カリメロカット)してたら中学生でも通るし(汗)。でもこの子の(この子呼ばわり)切なーい表情は天下一品でござるよ。見てたら一緒に切なくなってしまうのだもの…。うん、素晴らしい役者じゃっ。


ちょっと想い出したんだけど、ワタシがニノを好きになったきっかけは『ハンドク!!!』のノブでしたよ。一番(長瀬智也)の子分としてへらへらしていたノブが、池袋でギャングたちに囲まれていきなり表情が変わるシーン…実はギャングたちの中では伝説のノブさんだった…ってシーン、マジで格好良かったんだものーっ。
『STAND UP!!』での正ちゃんが、バット持って「何をした…って聞いてんだよっ!!」ってシーンでも「うわっ!!男だよ、この子」って思わせてくれたし…。
二宮くんって、静→動への変化が一番映える役者ではないでしょうか。