同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『エンジン』第1話 その2(その1は昨日分)

とっぱじめのシーンはCMかと思いました、ウイダーとかの(笑)。車の中で鏡を見ている次郎(木村拓哉)からレースシーンに移っていくわけですが。ふむふむ、チヤホヤされているドライバーがいて、放っておかれるドライバーが次郎なわけね。で、テスト走行するけれども案の定メインドライバーの性格はいぢわるだ…と(笑)。
まぁ予想どおり頭に血が上った次郎がやってはいけないことをして、クビ。そりゃそうだろうよ、メインドライバーに挑発され速さを競って接触して逆ギレして相手に掴みかかって…はー、コイツは正真正銘のガキだ(汗)。


で、他のチームに転職(って言うの?)しようとしても、年齢=32歳がネックで無理。仕方ないので日本に帰国して、古巣のチーム・イチノセにお世話になろうと思っても、一ノ瀬監督(泉谷しげる)には無視され、多分昔つき合っていたと思われるたまき(岡本綾)には「もう年だ、あなたはもう終わった」と言われ、後輩テツヤ(石垣琢磨)たちにもきっと同情されながらも呆れられている…気がする。


実家に戻ると、家が養護施設になっていてビックリする次郎。レーサーになることを許さなかった熱血親父・猛(原田芳雄)には相手にされず、出戻りの姉・ちひろ(松下由樹)だけはちょっと優しいみたいで、まぁあんな可愛い弟が帰ってきたんだもん、嬉しいよねー。


そこにいる子供たちは様々な事情を抱えているようで。偶然最初に次郎が出会ったのが周平(中島裕翔)…おお、ジュニアの子なんだ。この子は大人の前では素直なよい子を演じているけれど、心の中は大人を舐めきっている生意気な頭の良い子供。
施設を抜け出し、駅で次郎から千円を騙し取ろうとして失敗。周平の泣き落としに次郎が引っかからなかったのは良かったな。周平みたいな子はその生意気な鼻をへし折ってやるくらいのことをしなきゃダメだものっ。
しかしその後、周平に挑発されクイズに答えられず千円を奪い取られるというダメダメぶりも発揮。手強いぞ周平。


家出が失敗に終わり施設に戻ってきた周平は、早々に同部屋の家庭内暴力息子・大輔(石田法嗣)の痛いところ突っつく。で、結局喧嘩になるんだけど熱くなっている大輔に対して薄ら寒い笑顔で「殴ればいいじゃないですか」と言う周平が怖っ。台詞回しはあんまり上手くないけれど薄笑いは良い。
普通に喧嘩を止めようとする理想に燃える保育士・朋美(小雪)は、大輔に振り回されておでこをぶつけ、施設の一番頭・美冴(上野樹里)にバカにされ、良いとこなしです。


そんな状況の中帰ってきてその場の状況を全く無視する次郎。大輔に押さえ込まれている周平にクイズの答えを言い、嬉々として周平のポケットから千円を奪い取る。そんな次郎の姿に周平も大輔も力が抜けて争い終了…。
これを次郎が意図してやっていたらすごくイヤなんだけど(笑)。無意識で…ってのがいいなぁ。自分のことにしか興味を持てない次郎ってスタンスで暫くやって欲しいなぁ。


その他子供たちの中では、妹となんだかワケありの徹(有岡大貴)…あら、この子もジュニアなのかぁ。今回は2人も出ているということで、抱き合わせ(オトナ語)なのでしょうか。
春海(戸田恵梨香)は可愛い子だねーと思っていたら、auのCMで妻夫木くんと共演しているあの子なんですねぇ(ググってみた)。あと『救命病棟24時』で喘息のためずーっとベッドに寝ていた広田亮平くんも出てましたね。


ベテランだからこそもう仕事に夢を持てないんだろうな、と思われる保育士・元一郎(堺雅人)は、多分次郎とぶつかり合うのかな。つーか、もう一人迷える子供が増えたと思って接してくれないかなぁ(笑)。表面上は完璧な保育士の心の闇を、身体は大人でも心がガキの次郎がぶち壊す…みたいな。


そしてなーんだか過去がありそうな調理師・瑛子(高島礼子)、ブランコに揺れながら煙草吸っていた姿は、割烹着姿よりサマになっておりましたよ。
春山神父(角野卓造)の役割は、子供たちに渡る世間は鬼ばっかりなんだってことを教えてくれたりしま…せんね(スミマセン)。


ということで、なかなか面白くなりそうな予感もするこのドラマですが、見ていてとってもデジャブ感もあったり。
親の愛情に飢えている子供とか、心に何かを抱えている子供とかって『瑠璃の島』や『あいくるしい』とカブっちゃっているよね。


実はこの感想、途中から『ワタシの思う「俳優としての木村拓哉」論(大げさ)』になってしまったので、その部分は後ほど別カテゴリでアップします。もちろん読みたくないでしょうが(笑)。