同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『理由』観たよー

どうしても、どうしても観たくてたまらなくなり、レンタル屋にぴゅーっと走って借りてきました。よって昨夜はTVドラマもバラエティもとりあえず置いておいて、160分のDVD鑑賞会に突入しました。
うーん、確かに「理由」(小説)どおりの作品でした。原作に忠実なのにも程があるって感じ?(笑)…いや、悪い意味じゃなく、素晴らしいですよ。ついこの間再読したばかりだったので尚更なのかなぁ。ワタシが読み進んだとおりに物語が進んでいくのがとても不思議な感覚。宮部先生が感動して泣いたっていうのも肯けました。小説に映像を付けたらこうなるって感じなんだよね。
でも、読んでいない人にはどうだったんでしょうね。だってホント地味なんだもん(笑)。画面も暗いし、次から次へと証言者が出てきて語るだけ。その合間に再現シーンの"その時"の映像が挟まれるんだけど、それらがひとつにつながるまで何人もの人の話を聞かなきゃいけないからね。ワタシやオットのように物語を知っていれば証言の中に含まれる伏線もわかるけど、読んでいない人には、物語の全容がわかるまでが長かったろうなー。
あ、でも面白かったですよ。107人の出演者は壮観だったし、女優陣のスッピンにも驚いたし(笑)。見応えはあります。とにかく原作が最高に面白いから物語的にはハズしようがない。しかも個性的な俳優さんたちが「普通の人」の演技をきっちりとしているから、その証言の中で語られるひと言がじんわりと心に響いてくるんですよねー。特に管理人役の岸部一徳さんと石田キヌ江役の南田洋子さんの演技がとっても素晴らしいっ!!(涙)。
先日コメント欄で「嗚呼、テレ日トシネマ−雑記−」のeichiさんに教えて頂いとおり、「模倣犯」の作りとはまったく別物ですので安心してください(笑)。小説読んだ人には是非観て欲しいですねー。
そして ♪さーつじーんじーけーんーが むーすーぶきーずなー♪ …耳に残って離れません(涙)。いつかきっと夢に出ます>eichiさん(爆)。