同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『キレイ〜神様と待ち合わせした女〜』Bunkamuraシアターコクーン

舞台を観に行くようになって4年目、初めての楽日観賞。実はチケットが手に入り、17日にも観ることができていたので、同じ舞台を2回観たというのも初めての経験だったんですよー。うひょーい。
以下はネタバレと言えるほどのモノではありません。ほとんど役者さんのことだけしか書けないし(汗)。でも一応大阪も控えていることだし念のため(笑)。
もう最高っ!!素晴らしいっ!!Excellentっ!!。ワタシは初演(奥菜恵)を観ていないけれど、そして本当は酒井若菜ちゃんでも観たかったけど、だけど大・大・大満足でしたよぉっ(泣顔)。ワタシにとって舞台は「面白かった」か「面白くなかったか」の基準しかない(おおざっぱすぎ?)ので、笑って、とてもせつなくて、そして泣けて、終わった後に「最高に面白かったねー(泣き顔)」と言える、この舞台は本当に素晴らしかったわけですよ。
1回目はひたすらハリコナ@阿部サダヲちゃんのおバカな可愛らしさにやられっぱなし、そしてカスミお嬢さん@秋山菜津子さんの圧倒的な存在感にやられっぱなし。すげぇよ、この人たちっ!!(興奮)。他の役者さんが台詞を言っていても、このふたりが舞台上にいるだけで自然とそっちに目がいっちゃうので困る〜(笑)。
だから昨日は2回目だし、少し余裕を持って観ることができるかなーとか思ってたんだけど、やっぱりこの二人に目を奪われるのは変わらなかった(笑)。もちろん、この二人だけじゃないよ?ダイズ丸@橋本じゅんさんのおっとこまえ具合に心ときめき、ジョージ父ちゃん@松尾スズキちゃんの怪しさに浸り、大人ハリコナ@岡本健一くんの吹っ切れ具合にいちいち感嘆し、そしてマジシャン@宮藤官九郎くん…脚本も書いて、演出もして、監督で、ギタリストで、作詞家で、そして役者なんだもんなー。はぁ〜、すごい才能なんだよねぇ(いまさら)。
そして全編を通じて、ケガレ@鈴木蘭々ちゃんの儚い可愛らしさがたまらんかったっ(鼻息)。蘭々ちゃんを見ること自体はとっても久しぶりだったし、昔と違ってすっかり大人のイメージを持ってたんだけど、ケガレ役は最初の頃の蘭々ちゃんを彷彿とさせる可愛らしさでした。生まれたての可愛らしさ、ちょっといぢわるな可愛らしさ、だけど本当はとても悲しいモノを背負っている可愛らしさを存分に見せてくれました。
エンディングの「キレイ」では、東京最終公演ということもあるのか声が詰まってしまった蘭々ちゃん。そうだよね〜、突然の主役抜擢だったもんね。他の人たちよりも練習時間も少なかったろうし、それでもあんなにステキなケガレを魅せてくれた蘭々ちゃん。気がつくとワタシも一緒に泣いてしまったですよ(涙)。
物語が過去と現在と未来をいったりきたりでちょっと複雑で、そしてミュージカルだから歌詞が聞き取れずにちょっと辛かったところもある。3時間強でお尻も痛い(涙)。でも、2回観ても「もう1回観たいっ!!」「もう一度この人たちを会いたい」と思わせてくれた舞台です。