同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『医龍 Team Medical Dragon』KARTE:10と最終話 キレイに終わったよ

天才ですから。天才たちの集まりですから。生後9カ月で拡張型心筋症のほかに単一冠動脈も合併していて、その上完全内臓逆位で冠動脈瘤まである超難しいオペだって、見事に成功しますから。しかもその超難しいオペの合間15分で、お隣の心停止したもう一つの命も救えますからっ!(神です)。
というわけで、バチスタのオペに関してはまったく心配はしていなかったんだけど、まさか途中で搬送されてきたのが霧島(北村一輝)だったとはっ!。その前から、意外に木原(池田鉄洋)シーンが多かったので、もしかしたらバチスタオペの最中に木原ママのエピソード来るのか?と思ってはいたんだけど、まさか霧島が転落事故でなんて。これにはホント驚いた。思わず画面に向かって「えーっ?!」って言ってたもん(十分のめり込んでますが)。
で、霧島くんも大嫌いだった(実は愛していた?…フフ)朝田龍太郎(坂口憲二)に助けられて改心、加藤晶(稲森いずみ)も念願の教授になり、朝田は紛争地域へ、ミキ(水川あさみ)も独り立ちして、めでたしめでたしのハッピーエンドで終わりました。
…あれ?野口教授(岸部一徳)はっ?ってことで、一徳さんキャスティングの裏を読んで、実はいい人かも…というワタシの期待は見事裏切られました(浅いよ>自分)。最後まで保身保身の教授でしたねぇ。あ、「キィィィ」とかオペガン見とか貼り付きポーズとか笑わせてくれました。最後はいきなり津川雅彦さん登場で「キミ…トムヤムクン好きだったよね」「タイはいいよ、タイは」と飛ばされてしまいましたとさ(ちゃんちゃんっ)。
この二話では、伊集院(小池徹平)の悪い顔(のフリ)がイイねぇ。霧島(北村一輝)や野口教授(岸部一徳)との応対も、あの大きな目をあえて半分くらいにして、声も抑揚がなく低い。ほとんど感情ナシ台詞で、悪さプンプンでした。しかし教授会ピークの11時になってメガネ外したとたん、目がくりくりキラキラして、声もいきなり高くなって「僕には仲間がいますっ!」って(笑)。まるで悪い魔法が解けたって感じで思わず笑っちゃったけどね。
徹平ちゃん、このドラマ出演はホント良かったよね〜。いつものチャラ男やカワイイ男といった役どころとは違って、自分に自信の持てない地味な研修医・伊集院をきっちり演じていたと思うよ。人間としてのずるさや弱さや傲慢さ、そして様々な出来事に遭遇するたびに少しずつ成長していく姿とかも、見ているこっちにちゃんと伝わってきたし。ぶっちゃけ、主役よりも輝いていたとワタシは思う。いっそのこと「研修医・伊集院登の憂鬱」っていうタイトルでも良かったかも(違)。
最初から最後まで、朝田・加藤ふたりきりシーン・朝田屋上シーン、朝田背中ズームシーンとかは早送り対象(汗)だったけど、その他共演者が存分に魅せてくれたし、オペシーンは迫力あったし、藤吉先生(佐々木蔵之介)や鬼頭教授(夏木マリ)が解説者となり、難しいオペもわかりやすく説明してくれたし(笑)、なかなか楽しいドラマでした。
まぁ、荒瀬門次(阿部サダヲ)のエビ(KARTE:08)後は、そんなに魅せ場がなかったのが残念だったね(えーと、KARTE:08はまだ削除できてません…つーか、削除しないけど)。