同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『拝啓、父上様』第2話 泣いたぁ

一平(二宮和也)がいいねぇ(ぐすん)。無駄口は叩かない、返事は短く行動は早い、そして人の心の痛みがちゃんとわかる。時夫(横山裕)に対してちょっといぢわるなとこもあったりするのがまたいいね…っていうか、時夫はまったく気がついてもいないけれど(笑)。一平のような子、今どきの若者にはこんな子いないよ、という声もあるけれどそうだろうか。世の中にはこーいう男の子もいるんじゃない?って思わせてくれる、そんな二宮くんの演技はほんっっっと素晴らしいです。中坊みたいな表情と、大人の男の表情の使い分けもあっぱれ。なんであんな切ない、愁いを含んだ表情ができるのか…やっぱ、天才?(うん)。雪乃ちゃん(高島礼子)とのツーショットシーンもステキだったなー。二宮くんには若い女優とよりも大人の女性との絡みの方が似合う気がする。
今回は、大女将・坂下夢子(八千草薫)の少女みたいな可愛らしさを見せられ(あら女将さん、大人のくせに結構わがままなのね、でも可愛い。と思わせておいて)、ラストの車中のシーンではその夢子の切なさと哀しみがどどーんと押し寄せてきて、気がついたらワタシも泣いていた。この作り方上手いなぁ(涙)。父親を失った娘・律子(岸本加世子)や、大好きなおじいちゃんの最期に逢えない孫・エリ(福田沙紀)も哀しいとは思うけれど、夢子にとっては長い間ずーっと愛した人・愛する人だもんね。でも現実は日陰の立場。愛する人の旅立ちの時も側にいられない、離れた場所からしか見送ってあげられないわけで。
ところで竜次さん(梅宮辰夫)はいつ料亭「坂下」を出ていくのだろうか。病床の熊沢のパパ(小林桂樹)との約束は、竜次さんなら絶対守りそうだしなぁ。でも、あの板場から(そして市場から)竜次さんの姿が無くなると寂しいよ。