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同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『幸福な食卓』うう…

ネタバレちっくなので隠します。これから原作を読む人、DVDを見る人は見ない方がいいッス。あ、結論としては「とても良かったので観なさい是非観てください」です。

幸福な食卓

幸福な食卓

以前原作を読んでいて、後半の衝撃的な展開に思わず「ま、マジでっ!?(驚)」と大きく声を出してしまったワタシとしては、映画は最初から辛かったです…うう。だって大浦くんが勝地涼くんなんだものっ!!!(涙)。勝地くんの笑顔、うんうん、まさしくあの大浦くんだよね。佐和子(北乃きい)との可愛らしい恋愛模様、そしてちゃんと原作通りに進む展開に(当たり前じゃ)どんどん心が締め付けられていってホント苦しかった。で、あの朝を迎えて…!(号泣)。大浦くんからの手紙を読み、プレゼントのマフラーを身につける佐和子を見ていたら涙が止まらなくってねぇ…うわーん。そして大浦弟くんのシーンでの「中原は知らないところで守られているんだよ」…うわわーん。
原作を読んだときも思ったけれど、意地の悪い見方をすれば、大浦くんの新聞配達のバイトって佐和子の為だったわけだよね。だから通常は「私のせいだ」的な後悔、大浦母からの罵倒、心を閉ざす佐和子への友人や家族からの説教、などなどの描写があるかと思うんだけど、それはまったく無い。ちょっとだけ、直(平岡祐太)に頼まれた(?)小林ヨシコ(さくら)からの檄はあったけど、それ以外はただただ静かにそれぞれの深い悲しみを表現していて、だからこそより一層哀しかった。直接的な表現ではない方が心に染みいってくるって感じ。
キャスティングも良かった。勝地くんもきいちゃんもとても良かった。忘れかけていた淡い気持ちを思い出させてくれるような、爽やかなふたりでしたわ(おほほ)。小林ヨシコ役のさくらちゃんも良かったー。あのぶっきらぼう的な、食用油をお土産にする的な(笑)、シュークリームの中に卵の殻的な、そんな小林ヨシコがピッタリだった。
ラストシーン。佐和子が川沿いの道を度々後ろを振り返りながらずーっと歩いている。そして最後にはただ前を見て足取りも軽くなっていく。そんな佐和子の気持ちの再生、心の成長と思えるシーンに、どうだ!とばかりにミスチルの「くるみ」なんだもん…いや〜またしても泣いたぜ。最後の最後にもヤラレタって感じです。だけど、久しぶりに流した涙はなんか心地よかったです。哀しいけれど温かい気持ちも芽生える作品だったなー。