同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『SP 警視庁警備部警護課第四係』まだ書くのか

 昨晩はあまりの衝撃に眠れずに、ネット界隈を徘徊すること2時間、やっと布団に入ってもまだ頭の中は「SP」のことでいっぱいでしばらく寝付けないという、大丈夫?状態のワタシです、こんにちは。なので、とりあえず全11話終わった(終わってないけど)わけなので、ここで一度整理してみようかと。ええ、制作者の掌の上での踊りは絶賛継続中ですのよ、あはは、うふふ…。
 結局ワタシはナニに対して「ふんがーっ」となったのか。確かにワタシは裏の裏を読む能力が欠けていたので、心から尾形係長を信じておりましたのよ。っていうか、尾形係長のスタンスとしては、欲してもいないのに特殊な能力を持ってしまった井上薫の唯一の理解者、そして井上薫を守ってくれる人だったらいいなぁーと、ワタシの勝手な願望だったのですよ。だけどその尾形係長ラストの台詞が「大義のためだ」だったわけで…。この台詞ひとつが、尾形係長があっち側、つまりテロリストに指令を送っていた西島理事官側の人間だったのかも、と思わせる原因だったわけですよね。ってことは、幼い頃の経験から人一倍テロリストを憎む井上薫にとってはまさしく敵方、どんな「大義」があろうと、テロを指示していた側の人間は敵なんだよね。ということは、これから尾形係長vs井上薫という展開なのか?というラストシーンであったわけです。
 でもワタシが「ふんがーっ」となったのは、そのワタシが信じていた尾形係長の裏切り行為(笑)に対してでは無いのよ。それは逆に嬉しかったの。ワタシが「いい人だ」と思い込んでいた尾形係長が実は黒幕だったのかもっ?…という裏切り展開は、ドラマの展開としてはとっても面白いんだもの。なんか笑顔で「やられたー」って感じなのよね。ワクワクさえするっていうか。まだ1話から見直してないんだけど(見直すのか)、もう一度尾形係長と西島理事官のシーンをじっくり見て、そこに伏線が無かったのか知りたい。尾形係長が警察上層部と対峙するシーンもじっくり見たい。そして「ああ、もしかしてコレが伏線?」みたいな感情を持ちたいのっ!!!(ほとんど病気)。
 だからストーリーに対しては別に頭にきてないの。逆に終わったのにまだこーやっていろいろ考えちゃってるし(あはは)。頭にきているのは、ラストシーンにいきなりその展開にし、そこからわき起こる疑問(尾形係長の思惑や井上の敵なのかどうか、的な)を解決せずに終わっちゃったことですよ。4月に「SP」のSPがあるのはいいよ。でもさー、それに対して「つづく」ってのは酷いよ。4月まで視聴者を引っ張り続けるその確信犯的ラストシーンが許せねぇ!きーーーっ(涙目)。
 あ…今思ったんだけど、もしかして海外ドラマのシーズンラストの真似をしたのかな…。確かに海外ドラマはシーズンのラスト回に「おーい!(涙)」というようなクリフハンガーで終わるのが最近多いのよね。シーズン最終話を前後編の前編にするって手口で、のめり込んで見ていた視聴者を「この続きはっ?」と半年間飢えさせておいて、次のシーズンの1話目が後編という、とても上手い(というか酷い)やり方…。今回のこれってまさにその流れ…かも…(泣)。今までのドラマにないことをしたいという制作側の挑戦のひとつってことなのかもね…。
 って、こんな感じで踊り続けているおバカついでに、ちょっと整理でもしてみようかな(重症)。あまりにもウザいので畳みますけど、もし「そーじゃないよ」とか「その見解は違う」的なご意見がありましたら是非教えてねっ!…え?もう「SP」のことは忘れた?…フフ。
 結局、麻田総理と秘書・高島と山西、20年前の朝田刺殺未遂事件は朝田議員のヤラセと発覚。つまりこの3人の中で完結していたことだが、その結果井上薫の両親が犠牲者になった。そしてその場に居合わせた尾形係長と犠牲者の息子・井上薫はこの事件がきっかけで「SP」となった運命。あと、今回山西が起こした事件には公安・田中が何か絡んでいるのかいないのか…。
 西島理事官と尾形係長と新任の梶山理事官の出身校は東大法学部。そこで同じサークルに入っていた?もしくは「同じサークル」という言葉で繋がる組織の仲間なのか?。
 彼らの組織の目的は、国家の安全・国家の危機に対しての活動ということなのだろうか。以前尾形係長が上司に「警護課改革案上申書」を提出していたことから、今のVIP警護に対する不満、国家の危機に対する国民や官僚たちの意識の低さに対する警告として、テロリストを扇動したのか。しかし、大々的にテロが起こってしまうのもマズいので、テロ行為を直前で食い止めるための人材として井上薫が選ばれたのか。
 以前、井上薫が警護課に配属になってから大きな事件が頻繁に起こり始めたという同僚の台詞があったので、井上薫を警護課に配置すると同時に「大義」で繋がった彼らは活動を始めたのか。まずは都知事襲撃、そして元首相を拉致しての病院の占拠、どこからともなく現れる掃除屋さんたち、最後は首相の暗殺未遂。
 しかし、ペイント弾は警告の意味だった事はわかるけど、それ以前の事件も未然に防げると思ってやっていたのか。それとも一人二人の犠牲者は「大義」のためには仕方ない、ということなんだろうか…。とは言っても、都知事と元首相の拉致ってのは犠牲としては大きすぎる気もする。でも逆に井上薫の能力のせいで犠牲者が出なかったことから、全ての事件は上層部により「無かったこと」とされてしまって、結局「大義」グループが望む改革という結果にはならなかったのか。となると井上薫を配置した意味は?。警告のつもりで起こした事件が井上薫の特殊能力によってなかったことにされる。それは「大義」グループの目論見が外れたことになるわけで…だったら井上薫がいない方が…うーん…ぐるぐる…。
 今回の事件に関しては、群衆前でのペイント弾暗殺未遂から山西の事件になったので、さすがに無かったことにはできないはず。とすると官僚や国民の、テロに対する意識は俄然変わったはずだよね。つまり「大義」グループの目的が果たせたことになるのか。だから警護課に新たにひとり配属になった?。んー。
 んー、結局全ての疑問の答えは4月まで待たないといけないわけですが、「SP」のSPでそれを答えてくれるかも不安だったりしますし、ねぇ…(汗)。あ、また新たな疑問などが浮かんできたら書くかもしれません(どんだけ引きずるのか)。