同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『ラスト・フレンズ』最終話 ブツブツブツ…(独り言)

 トラックあざとすぎっっっ!!!ここにきてそんなダサいエピいらないじゃん!。なにも病院で遭遇しなくたって、あのままバイクで旅館に行っていれば普通に会えたじゃん!(鼻息)。しかもわざわざ食器割ら(略)。今回一番叫んだのはトラック事件(え)の時でした…ぜいぜい…。
 いんやーしかしマイッタね。初っぱなから美知留(長澤まさみ)の行動に驚いた。だってさー、血だらけの宗佑さん(錦戸亮)部屋に残して、ひとりフラフラ部屋を出て行くって…あり得る?(汗)。ワタシが警察なら参考人じゃなく重要参考人もしくは容疑者だわよ。服に血を付けたまま現場からいなくなっちゃうんだよ?。DV被害者による偽装自殺の線も考えちゃうよ…あ、そんなドラマじゃないか(えへへ)。
 美知留もさー、海に飛び込むつもりなら銚子まで行かなくとも…って思ったワタシって冷たい人です。ま、異常に目が良くて遠くから人を見分けられる(笑)シズエさん(大森暁美)に助けてもらう、という流れからは仕方ないのかもしれないけどさ、最終話で新規の人物登場はちょっとズルイよね。運良く住むところも働くところも手に入れた美知留。そんな矢先に妊娠が発覚。ってことは、宗佑さんが自殺してからもう5週間も経ってたんだねぇ。しかし妊娠発覚したとたん、母胎と赤ちゃんがヤバイって(汗)。別にここは普通に妊娠→出産で良くね?。制作側もマジにドラマチックにしたいのか(破綻してますが)、それとももっともっと視聴者に突っ込んでもらいためにちょっと洒落た大映ドラマ的"これでもか攻撃"をしているのか…。視聴率が良くて良かったね…フフ…フ…。
 で、やっと宗佑さんと美知留の出会いがわかりましたねぇ。宗佑さんったら職場でナンパかよっ!(笑)。美知留と出会った時は窓口担当だったのね。しかし結局宗佑さんのバックグランドは台詞のみで処理ということでしたなぁ。台詞のみと言えば、我らのタケル(瑛太)のトラウマも台詞でお終い?(汗)。誰にも言えなかった秘密を瑠可(上野樹里)に打ち明けられたことで終わり?…ってことは、タケルのトラウマは解消できなかったということでよろしいんでしょうか…か…ああ…。
 このドラマは、トラウマや悩みは無理に解消せずともそのままでも良いんだよってことを伝えたかったんだろうか。人はそれぞれいろいろなものを抱えているけれど、それを解消・解決しなくても幸せになれるよってことなんだろうか。父親のいない子どもを生んだ美知留、そんな美知留を愛している性同一性障害の瑠可、幼い頃のトラウマが原因でまともに恋愛のできないタケル。この3人がそれぞれ心に重たいものを抱えながらも一緒にいることで強くなり、そして幸せになれるということなのかな…。うーん…。
 ワタシは彼らのその後が見たかった。ママである美知留と、パパ役の瑠可とタケルに囲まれて育つルミちゃんの成長する姿がね。たまにミラノからオグリン(山崎樹範)とエリ(水川あさみ)夫婦が訪ねてくるシェアハウス。お友達の家とはちょっと違う不思議な家庭に育つルミちゃん。ルミちゃんはきっと小さいながらもセンスの良い、整理整頓が得意な優しい子どもに育つ気がする…なんかタケルの影響が一番強そうな気がするんだよねー(笑)。そっちのお話の方がニコニコしながら見られるかも(え)。
 なんだか最初にいろいろ詰め込んだ割にはあっけない終わり方だったような…。宗佑さんのホラー的な怖さと美知留の行動のバカさ加減とタケルの可哀想さが目立つドラマだった。でもでも、瑠可役の樹里ちゃんは良かった。まったくのだめを感じさせず、不安定な自分を持て余している瑠可の感じが上手く伝わってきた。格好良かったしね。だってコンビニから走り出す瑠可に惚れたもん(笑)。
 宗佑さん役の錦戸くんには「…ご苦労様…」って言いたい。ワタシ的にはあの震え上がるほどの冷たい表情と大粒の涙を落とす泣き顔だけでOKなんですけど(おい)、それ以外の部分で宗佑さんエピが少なすぎて可哀想だったなぁ。もっともっと宗佑さんを掘り下げる描写があれば、もう少し説得力があったのに…。あ、あと仕事バリバリしている姿も欲しかったなぁ。