同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『臨場』第一話 キュウリ食べたくなっちゃった(そこ?)

 面白かった!内野さんの変人ぶりも『ゴンゾウ』と変わらず素晴らしかったし。いや、ホント面白かったんだけど「なぜ?」「どうして?」「その伏線は?」的なワクワク・ドキドキ感がないのがちと寂しいかな。だって正味50分くらいで解決しちゃうから。やっぱ1話完結ってこーいう感じ(どーいう)なのだよね。うーん。
 もちろん1話完結しながらも、全編を通して何かがあるとは思うけど。今のところ考えられるのは警視庁刑事部鑑識課検視官・倉石警視(内野聖陽)の、17年前に亡くなった妻・雪絵(京野ことみ)絡みか、非常にわかりやすく対立している捜査一課・立原警視(高嶋政伸)との過去の確執か。この二人同期なんですってよ。過去の事件で何かがあったのかな?…って、この時点でちょっと深読みしすぎ?(笑)。そうなのよね〜。ワタシもtoboeさん同様に『ゴンゾウ』に捕らわれ過ぎなのよね…。
 しかーし、もともとCSI(科学捜査班)スキーなワタシですから、「死者のために検視で拾えるものは根こそぎ拾え!」的な流れは大好物。被害者を見て「あ、死後硬直」「アーモンド臭ってことは青酸カリ」「その背中の痣は死斑だね」「その火傷は電球?」等々独り言が多かったワタシ(楽しんでます)。でもそのせいで隣にいたオットが「次週は見ない」と言ったのかもしれない…(汗)。
 組織内対立はわかりやすすぎ。倉石に反発しながらも、その見事な見立てと目利きに傾倒して成長していく(んだよね)若僧の検視官心得・一ノ瀬警部補(渡辺大)。過去の事件での倉石に心酔して検死官を目指す検視補助官・小坂巡査部長(松下由樹)。電球抱きしめるのはやり過ぎだと思ったけど。そして「アンタたち、近すぎだよ!(汗)」ってくらい接近して倉石と対立する立原と、二人の良き上司・小松崎刑事部長(伊武雅刀)。どちらかに肩入れしているのではなく、あくまでも公平であってくれそうで良かった。
 日本の警察における検死官ってどこまでの権限があるのかな。犯人の逮捕の権限はないんだろう。っていうか、刑事部の検死官ってどーやったらなれるのか。倉石の階級は警視。医学の心得が無くてもいいのかな。ちょっと興味アリ。原作読んでみようかな。

臨場 (光文社文庫)

臨場 (光文社文庫)