同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『白い春』第八話 いやーーーー(涙)

 うぎゃー!そんな展開にならなくてもいいんだよーーーー!(見せすぎ予告を見て)。今話までみたいに、意地張り男ふたり・春男(阿部寛)と康史(遠藤憲一)が文句タレながら林檎むき競争したり、しんみりとお疲れさんビール飲んだりするだけでいいんだよーー。棒のように突っ立っている春男にゴムかけて、さち(大橋のぞみ)がゴム跳びの練習したりするシーンだけでいいんだよーー。そんな無理矢理病気にしなくても…ううう(涙)。
 切ないよう。春男と康史のコミカルシーンがとっても良いだけに、ふたりの気持ちを考えると余計切ないよう。テストの点数に関する言い合いも、残業するしないも、林檎むき競争も、もし側にいたら「ばっかじゃないのーー(笑)」って背中叩いて笑って言いたくなる。さちと真理子(紺野まひる)絡みの状況が違ったらこのふたり絶対親友になっていたんじゃないの?的なおっさんふたりの描写がすんごく良くてねぇ。声出して笑った後にしんみりしちゃうの繰り返しだよ…ぐすぐす。
 津田寛治アニキ登場がいやな予感を倍増ッス(汗)。栞(吉高由里子)事件はその場限りってことじゃないもんね。とうとうそっちの世界と再度接点ができてしまった春男。パン屋の春男はあんなにも幸せそうだったのになぁ。一流のパン屋にはなる気はなくても、一流の職人気質の春男だもん。このままずっと、康史と喧嘩しながらパン屋で働いて欲しかったのに(それじゃドラマにならないけど)。
 『ぼくの妹』とこのドラマ、なんか似ている感じがする。登場人物たちの描写はゆるくコミカルなんだけど、その底にある切なさがずっしりと来る感じ。どっちのドラマも見終わった後に書きたいこといっぱいあるのに書けない感じ(そりゃワタシの問題か)
追記:さちのさー、裏のない子供らしいひと言で、その度揺れ動くおっさんふたりの表情がまたいいんだよね…。「ああ、この台詞は春男(康史)にとってはとても残酷だ…」と思うんだけど、なんにも知らない子供はそんなこと知ったこっちゃないもんね。上手い。脚本と演出とキャスティングがすばらしっ!。