『リミット−刑事の現場2−』第四話 次週が待ちきれない

　すんごい、すんごい展開っ！（興奮）。いつにも増して重く暗い。50分びっちりのめり込んだよ。テンポもものすごく良くて、それぞれのキャラもしっかり描かれて、見ごたえ充分。
　そして、ラスボス・黒川（ARATA）がちょー怖い。不気味な怖さ。決して強そうじゃないんだけど、逆にちょっと線の細さも感じさせながらも、どんなことをしても太刀打ちできない（理解できない・されない）怖さなのかな。こいつは司法の手に委ねても医者に診せても意味がない感じ。出所後早々に、梅木（武田鉄矢）に殺されてた方が世の中のためになったよね、って感じ。
　だって黒川の勝手な殺意には際限がないんだもん。自分を愛してくれなかった人間、自分に酷いことをした人間、そして自分にはなかった幸せを感じている人間がターゲットなんだもん。誰でもアリだよ（汗）。しかも自分の罪は全部人のせいなんだもん…怖っ。
　そんなARATAくん、上手すぎだよ。黒川の底知れぬ怖さや痛さ、天真爛漫な悪意をしっかりと醸しだしている。あ、最初パッと見た瞬間「櫻井（＠ミスチル）くん？」って言っちゃったよ。似てね？。そう思ったのワタシだけ？。あの髪型のせいかなぁ。でもやっぱりワタシ、あの手の顔好きなのね〜、と変に納得（笑）。
　梅木の婚約者を殺し、今度は啓吾（森山未来）の彼女・茉莉亜（加藤あい）をターゲットに。啓吾の苦しむ姿を見たいというよりは、啓吾の相棒・梅木をもっと苦しめたいのか。「自分のことを一番理解している人」である梅木を。18年間復讐のことだけ考えて生きてきた梅木に、勝手なシンパシーを感じている黒川。そんな黒川に致命傷を与えられるとしたら、梅木が黒川のことすっかり忘れることなのかもね。
　果たして啓吾は梅木と同じように復讐の鬼になるのか。それともギリギリでとどまるのか。まぁ、茉莉亜がどうなるのかにもよるけれど。しかし茉莉亜も酷いこと言うよね。「彼と比べてしまう」なんて。元カレって啓吾よりいい男だったのかよ！未來くんよりいい男なんてそんなにいないぞ！（大違）。
　次週はいよいよ最終話。もう今からドキドキでやんす。どんな展開の最終回になったとしても落胆することはないと確信。ぶっちゃけ、今期一番待ち遠しいドラマ。今期No.1は間違いないでしょう。お願いだから、今後も続編を。っていうか、シリーズ化してね。