同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『フリーター、家を買う。』第1話

 いやー、キツかったー。心にグサグサ刺さっていく感じだった。意外と重くてビックリしたよ。そうか、そーいうドラマなんだね。
 武誠治(二宮和也)、その辺にいそうな若者。ニノの普通の青年役が超新鮮でw。だって元3号線の鬼ごろしでもなければ、弟妹思いのお兄ちゃんでもないし、陶芸家でも板前でもない。もちろん復讐を誓う被害者家族でもないんだぜ?(はい)。
 ちょっと自分勝手で根気のない、けれど決して悪い奴でもなく、優しい気持ちを持ったごくごく普通な若者をニノが…だよ?w。そしてもちろん上手い。「この甘ったれがーーっ」ってマジでイラっとくる。
 そんでお父さん・誠一(竹中直人)もねー、なんて自分中心でしか物を言わない父親っ!って、やっぱりイラっとくるお父さんを好演中。今回は全然笑いが無い役だね。得意のアドリブは怒りの台詞に入れているのかな。
 いつも笑顔で誠治を見守ってくれていた良お母さん・寿美子(浅野温子)。浅野さん「何食べたい?」の笑顔がちょっと怖かったけどw、それってすでに発症していたから…って考えると納得。
 寿美子のストレスの原因は、もちろん誠治の就職のことで家庭内が荒れているのも一因だと思うけど、それより何より隣人の西本幸子(坂口良子)だよねっ!!!。あの愛想の良さと振り返ったときの鬼のような(酷い)表情。ストレスの最大の原因は、西本幸子からの嫌がらせだと思うなぁ。
 実は寿美子は、ずっと以前から西本幸子から嫌がらせを受けていたのかもね。でも、誠治が就職している頃、武家の家庭内がまだ円満だった頃は我慢ができていたのかもしれない。
 でも、誠治が離職してから父親と息子の言い争いが頻繁になり、父親からは「お前がしっかりしないからだ」と責められて、どんどん自分を責める方向に行ってしまったんだろうな。それでもまだ誠治と普通に接していたときは良かった。母と息子、お互いの愛情によって自分を支えてきていたのが、とうとう息子からの強い反発にあって…発症なのかな…。
 原因は根深そうだ…。まだまだお隣さんの嫌がらせは続くようだし、誠治もすぐにはしゃきっとはしないだろうし、父親は変わらなそうだし…ああ、重い。でも、でも、グサグサ刺さりながらもじっくり見たい。あ、原作も読みたい。

フリーター、家を買う。

フリーター、家を買う。