同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『それでも、生きてゆく』第9話

 はああああああ…。今週も凄かった。消耗した。
 風間くんも瑛太くんも凄かった。本気の死闘に見えたよ。風間くんの死んだような、何も見ていないような目が怖かった。
 そして、ひかりちゃんがどんどん小さくなっていく(ように見える)。頭を下げ、涙し、どんどんどんどん小さくなっていく…。毎週素晴らしい役者たちのマックス演技を見せてもらっているよね。なんて贅沢なドラマだ。はあああああ…。
 死んだ人よりも生きている自分のほうが可哀想だと言う文哉(風間俊介)。響子(大竹しのぶ)が、駿輔(時任三郎)が、双葉(満島ひかり)が、何を言っても何を訴えても感情をぶつけても、まったく文哉の耳には入らない、文哉の心には響かない。彼だけが別の世界で生きている。誰にも理解できない世界で、それでも、生きている…わけだ。
 ただ、洋貴(瑛太)との乱闘はどういう気持ちだったんだろう。ただただ逃げたかったからなのかな。誰の言葉も響かない文哉だけど、誰にも心を開かない文哉だけど、洋貴に対してだけは「憎しみ」があるような気がしたのよね。
 それは、自分だけのもの(自分の所有物)である妹・双葉が、洋貴のせいで変わっていったから…というのは読み違いかもしれないけど。
 双葉の決心はそうだろうなぁと。「自分が文哉を止めるしかない」「文哉を止めるにはもうこれしかない」って思うしかない状況だよね。好きな洋貴や父親には人殺しはさせられないものなぁ…。
 でも哀しいよね。そんなことでしか文哉を止めることができないなんて。でもね、きっと洋貴は双葉を止めるのだろうね。洋貴に【心】をくれた双葉に人殺しはさせられないもん。
 ってことで、どーいうラストになるのかさっぱりわかりません。まったく読めません。たとえ文哉が自ら…だとしても、関係者皆がすっきりと明るく終われるとはとても思えない。唯一考えられる明るい話題は、真岐(佐藤江梨子)の意識が戻ること…くらい?。いや、決して明るくはないか。でも、真岐の命が助かれば、そして意識が戻ってくれれば、双葉たち家族の心の負担は少しは軽くなるのかな…って。
 深見家、三崎家の家族たちに救いがあって欲しい。そして、ワタシには理解はできない文哉なんだけど、でもやっぱり救いがあって欲しいなぁ。