同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『夜のせんせい』全話

 いやー、意外とおもろかったー(意外て)。主演女優には苦手意識あったけど、こーいう風に毎回生徒メインで進むってのと、中盤までほとんど夜野先生(観月ありさ)が役に立ってなかったのがw良かったんじゃないかな。
 夜野先生がまともなこと言わないwし、突発的に事件を起こすから、仕方なく生徒たちが自ら動く、自ら動くから達成感が生まれる。これは上手い作りだよね。うん八先生の生徒のように、先生のまともすぎる説教で感動して改心するんじゃなくて、同じクラスの生徒たちが自主的に動いて結果、友達を助けるって設定。
 そしてその夜間クラスの生徒メンツもなかなか。まず、ストーリーを語り進める華(蓮佛美沙子)の立ち位置がとても良かった。一発目から夜野先生に救われるんだけど、それで完璧に立ち直るわけじゃない。中盤までは腰が引けて決して前に出ず、傍観者のように語りながらも皆で一緒に行動しているうちに、自らが発信できるようになっていった。キャラを急いで成長させないんだね。上武(田中圭)も山田(高橋一生)も夜野先生に巻き込まれクラスメイトを助けながらも、そんなにすぐには良い人にはならない。いぢわるなこと言ったりする。中でも大澤(山本耕史)の行動や言動が絶妙におかしくて、山本くんのひっそりコメディ劇場が楽しみだった。
 ドラマ後半は夜野先生もまともなこと言ったりして、普通の学園ドラマに近くなっちゃったけど、でも個性的(すぎる)生徒たちのおかげで最後まで楽しく見ることができたよ。卒業式はワタシも泣いちゃいました(笑)。これは見続けて良かった−。