同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』最終回

 ひゃああああ−。Twitterにも書いたけど、最後TVに向かって「げっっ?!」「げっっ?!」*1って言ってしまったくらい衝撃のラスト。なんでしょうかこの結末。しばらく呆然としてしまったけど、まさしく[The 完結]ってことで、納得もした。こんな完結感のあるミステリドラマって、無いよね−。
 とても面白いドラマだった。基本石川(小栗旬)が、犯罪の被害者(加害者も)となった幽霊と対話して、犯人を追い詰めていく内容だけど、各話それぞれ違った切り口で見せてくれて、笑いやハッピーエンドもあれば(いや、死者が出ているからハッピーじゃ無いけど)、7話目『敗北』のような手も足も出ない悔しい結果もあり、毎週ワクワクさせてくれた。
 そしてこの最終回。ラスゲストに南朋さん持ってくるからには、相当な悪党なんだとは思ったけど、この安藤(大森南朋)は常人ではないので、もう理解不能。理解不能ほど怖いものは無い。「感情」とか「嘘」とか、もちろん「良心」なんて無いから切り崩せない。まるで仕事のように「完全悪」を追求してるんだもん。しかし「完全悪」ってなんじゃ。シリアルキラーサイコキラーとはまた違うのかいっ?と、安藤に質問したいよww。安藤役の南朋さん、すごく気持ち悪かった(褒めてます)。なーんにもも映っていないような、深い闇の目をしてた。そんな南朋さんに対峙する、鬼気迫る小栗くんも良かった−。この小栗くん大好物。ホント当たり役だったよね。
 で、石川ですよ。サブタイトル「越境」…なるほどなぁ。石川が「あっち側」に行っちゃうってことだったんだ。でも7話目でもその片鱗は見えてはいたんだよね。正義を振りかざした異常な依頼に、サイくん(浜野謙太)&ガーくん(野間口徹)や、スズキ(滝藤賢一)から拒否られた石川。小栗くんの演技もギリギリっぽさがハンパなかったもんなぁ。赤井(古田新太)が言っていた「絶対正義と絶対悪はコインの裏表」つまり、正義を追求しすぎると悪になるってこと、まともな方法では逮捕できないのであれば、まともじゃない方法しかないもんねぇ…。まともじゃない方法ってことは、すなわち「あっち側」へ行くということで。周囲の優しい人たちから手をさしのべられても、わかってても、結局「あっち側」に行ってしまった石川…(涙)。
 で、安藤を殺してしまった石川は、今後どうなっていくんでしょうね。安藤曰く「こっち側」に行ってしまった石川の今後や頭の中の銃弾も…気になる、キニナルキニナルーーー!!!(ぜぃぜぃ)…けれど、映画化やSPや続編は必要ないかな。これで完結で良いと思う。とにかく面白いドラマをありがとう、金城さん、小栗くん、テレ朝さんww。今期No.1は間違いないでしょうっ!!

*1:二度見じゃなくマジで二度言いした