『新選組！』初洋装でまず困るのはそこか（にやり）

…カッコイイ…格好良すぎるよ、土方歳三（山本耕史）の洋装軍服姿っ!!!（"▽"*）。悪いけど榎本武揚（草なぎ剛）より…ごほんごほんっ…。また歳三の格好つけかたがハマってるよねー。まるでそこに鏡があるかのように髪の毛いぢって「俺は姿形から入るんだ…」ってってっ!!ぎゃーっ、格好つけてもカッコイイっ!!（脳腐）。勇（香取慎吾）のちょっとだけ言いにくそうな「とし…やはりその格好はどうかと…」も笑えたけど、「小便」の話になったとたん生き生きした顔になった歳三にも大ウケ。…いや、勇たちの目の前で実演しなくてもいいから…(^ ^;A。
いきなり歳三の洋装で和ませてくれたのに、勝海舟（野田秀樹）で泣かされた…。腹黒狸で勇を持ち上げながら江戸から追い出そうとする勝先生に内心「ちくしょーっヾ(｀ヘ´#)ノ」と思ってたんだけど、勇が去った後、自らが付けた「甲陽鎮撫隊」という名前に笑いながらも「ただよ…近藤、ありゃあ見抜いてたな…俺があいつに望んでいることをあいつは全てわかっていた…」「あんなに悲しい目した男…俺は初めて見たぜ…」うわーんっ。それぞれの立場や考え・想いってのがあるんだよね。みんな違うんだ。だから、誰が正しくて誰が間違っている、誰が悪人で誰が良い人…なんて、本当に決められないんだよな。誰もが「日本を良くしよう」と想って動いていることだけは間違いないんだから…。
そしておみつさん（沢口靖子）にも泣かされた…。弟・総司（藤原竜也）を想う気持ちが、ただただ可哀想…じゃないのがおみつさんらしい。もうすぐ死ぬことを想定して話をしている総司に向かってまくし立てる「偉そうに血なんか吐いちゃって、バカみたい」「あなたは悪いけどまだまだ死にませんっ。シワシワになってみんなにクソ爺って言われるまで生き続けるの。沖田さんところの総司さんは若い頃はいい男だったのにね…って、あの時死んでいればね…って、そう言われるまで生き続けるのっ。」そして静かに「…あたしより先に死んだら承知しないから…」くーっ、おみつさーんっ!!アンタはやっぱり漢だよねぇ…。゜(T^T) ゜。総司も大好きな姉さんに叱られて嬉しかったろうな…。
江戸の会津藩邸に容保公（筒井康隆）を訪ね甲府に行くことを報告する勇。容保公から壬生大相撲の時のうちわを「余の宝じゃ」と見せられて「あちゃ（ヤバイ）」って顔の勇と島田魁（照英）…。あーっ、そうだったっ!!この手形は金儲け亡者の土方親分の命により、亡き平助（中村勘太郎）と島田で大量に作ったバッタもんの手形だったよねーーっ!?うわっ、あのちょっとしたエピソードが、今こんな状況で生きてくるなんてっ!!すごいよ、三谷さんっ（泣）。騙されたことを知って「…やりおったな」と笑う容保公が、か、可愛いぞよっ（≧▽≦）。
甲府の前に多摩に向かう勇たちの前に、療養所を抜け出した総司が現れた。「…同じ光景を前にも見たような気がする…」勇の台詞にワタシもうなずいたよ。ああ、それは浪士組として京に向かう日のことだったね（遠い目）。あの時はなぁ〜んにも考えてなかった総司。難しいことは大人たちに任せて、ただただ楽しく生きていた総司だったんだよね…。そんな総司が京で様々な出来事に出会い、少しずつ大人になった。そして病に倒れ、やっと人の命の尊さを知った。だからこそこれからますます勇や新選組の為に役に立ちたいと思って、だけど身体が言うことを聞かなくて、でもやっぱり一緒に行きたい…。そんな総司を誰が止められるのでしょう…ううう。
多摩も懐かしい人たち大集合でした。みんな変わってない…あっ、変わっていたことがひとつだけあったね…うひひ。土方歳三大いに凹むの図でしたっ（嬉）。そうだよ、自分が手を付けた女は、何年経っても自分に夢中だと思うこと自体が甘いよ、歳三クンっ!!（偉そう）。やっぱお琴さん（田丸麻紀）にも女の意地があるのさ。本当はずっと歳三のこと慕っていたかもしれない、でもその思いをやっと断ち切って嫁いだところに、自分を捨てた男がいきなり「俺が呼んだらいつでも会って当然」のように現れ「その気がなければ、文を見てのこのこ出てきたりしない」なんて言ったら、そりゃーヒドイ言葉のひとつもふたつもみっつも投げつけてやりたくなるわいっ!!これは「お琴さんよく言ったよ、うんっ」のひと言ですね。歳三もこの件についてはすこし反省すべきだわ（笑）。
「鬼の副長が弱気になっている」「うるせぃ」わはは、やっぱり総司にしか言えない台詞だよ。そして総司が「土方さん…稽古を付けてあげましょうか」と言い出す。総司、そんな身体で…。ああそうかぁ、この3人でじゃれ合うのも、稽古するのも、これでもう最後なんだという気持ちなのね…（泣）。「本気で来なさい…では私から…」ああ、背筋を伸ばして剣を持っている総司はやっぱり格好いいよ。総司ーーーーっ!!!うわーん。
そして、そして、今回特筆すべきは斉藤一（オダギリジョー）の熱い叫びでございましょうーっ!!甲州勝沼の戦であっという間に撤退してしまった勇たち。なんと試衛館時代から一緒だった山倉新八（山口智充）、原田左之介（山本太郎）が新選組を離れてしまったよぉっ!!。゜(T^T) ゜。「寂しいもんだな…」ショックを受ける勇にハジメちゃんが叫ぶっ「この旗がある限り…新選組は終わらないっ!!この旗が俺を拾ってくれたっ!!俺は一生掛けてこの旗を守るっ!!例え一人になっても…局長ーーっ!!俺がいる限り、新選組は終わらないっーーっ!!!」雨の中絶叫するハジメちゃんっ!!これまで感情を押し殺して生きてきたハジメちゃんが、勇と出会い、新選組にいることで少しずつ変わっていって、とうとう感情を爆発させ人前で叫ぶ熱い男になったんだねーーっ。・゜・(ノД`)・゜・。…ハジメちゃんは本当に変わった。冷静沈着に、飯を食うのと同じくらいの意味しか持たずに人を殺してきたハジメちゃん。それはそれでクールでステキだったけど、こんな風に熱い血の通った漢・ハジメちゃんもとっても格好良いですぜっ!!
ああ、それにしても後2回なんですね…………。ここまでハマった大河ドラマ、終わったらマジで寂しいだろうな…。