『救命病棟24時』第2回 張りつめた感じ
あー、見終わるとどっと力が抜ける…。見ているワタシとオット、この45分は他のドラマの時と視聴態度が違うよ。なんだかとっても張りつめている感があるぞ(苦笑)。やっぱり東京が舞台だからなのかなぁ…。大病院に人が来ない理由はきっと交通がマヒしているからだろう…とか、帰宅難民とか見るとウチは川を挟んでいるから橋が壊れたら都心から帰ってこられないんだな…とか、環七を挟んで状況が違うんだな…とか、考えながら見ちゃっているからだね。
今回は進藤先生(江口洋介)辛かったね。トリアージとは【災害時等に多数の傷病者が同時に発生した場合、傷病者の緊急度や重傷度に応じて適切な処置や搬送を行うため、傷病者の治療優先順位を決定すること】…何でもない時には「それは大事なことだよね」と思っても、実際に自分が怪我をして、もしくは自分の大切な人が怪我をした時に、「トリアージ」により後回しになります…って言葉で納得できるか自信はないかもしれないな。平間さんのように文句を言ってしまいそうだ。
進藤先生は身をもってトリアージが大事なことを知っている。そして河野先生(平田満)だって、ちゃんとそれに従っている。…たとえ自分の奥さんが行方不明でも、それが医者のつとめだからと、患者を見続けている河野先生はすごい。河野先生だけじゃない、東都中央病院高度救急救命センターの医師や看護師たちも、患者のために必死で頑張っていた。中には帰っちゃった人もいたけれども、それは誰も責められないんだよね…医者も家族も、全ての人たちが被災者…。
寺泉隼人(仲村トオル)、酷いよ。議員だからって、妻・香織(渡辺典子)の手当てを優先させようとするなんて、絵に描いたようにイヤな奴だわ(笑)。隼人が進藤先生に怒るのはわかるとしても、その腹いせに病院の前で進藤先生を非難して、おまけに選挙演説(のようなもの)までしちゃうってのがねぇ。でも、夫婦仲があまり良くないのに香織を放っておけなかったところ…今後いいヤツになるかもしれない予兆かしら?学校の保健室では磯部望(京野ことみ)が助かってたけも、隼人の娘・千尋(福田麻由子)の状態がわかんないのが心配だね。
とにかく出演者が多すぎて、今回も追い切れてません。主要メンバーなのに、台詞が一つ二つしか無い人が多すぎるよ(笑)。そうそう、望の両親(福岡)も登場したしね。今後、主要なメンバー全員が東都中央病院高度救急救命センターに集まったところから、個々の物語が始まっていくのかな。
佐倉亮太(大泉洋)はやっぱり「ホッとする瞬間要員」なのかな。台詞喋るといきなり北海道イントネーションで、ちょっと嬉しかったもんねー。