同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『救命病棟24時』最終話 最後に白衣姿を拝めましたっ!モヒっ!

…22時間勤務だって…2時間しか休憩が取れずそのうちの1時間を点滴打ちながら爆睡するも、多分あっ…と言う間に起こされちゃう感覚だろうな。
しかもそれを1週間以上続けるなんて、普通誰か倒れるでしょう。いくら若くたって、そんな過酷な労働条件の中で倒れずに、しかも患者を(ミスせずに)診るなんて…ちょっと不可能っぽいよね。
しかも須藤看護師長(鷲尾真知子)や黒木医局長(香川照之)は、あの中でも結構な年齢(!)なんだからっ!!。いたわれ〜(涙)
もう、気力だけの勝負だったんだろうなーとは思いますけど。しかしもしもワタシが患者だったら、超睡眠不足の医者や看護師に処置(注射・メス・縫合など)してもらうのは、マジで怖い…(汗)。


相島一之さんと西村雅彦さんは、最終回の特別ゲストだったのかなー。特に西村さんなんてほんの一瞬でしたよね…すごい贅沢な使い方だった。次クールに出演されるとか、前回出演していたとか、そんなつながりはないよね?うーむ。


寺泉議員(仲村トオル)は、もっと大勢の前で現状を訴えるのかと思っていたら、あの会議室の中だけだったのか。きれい事を言い続ける議員の先生たちに楯突いたあげく、結局無視されて部屋を出て行ってしまった姿を見て「寺泉くん、この後やばいんじゃねぇ?永田町にいられなくなるんじゃねぇ?」と心配したけれど、2年後にちゃんと衆議院議員として残っていたのでホッとしましたわ。
保身が大事な議員の先生たちに、孤立無援でぶつかっていった寺泉くんの姿を目の当たりにした、あの(ちょっとイヤミな)官僚が、寺泉くんを見直して応援のドクターの手配を急いでくれたんでしょうね。


2年間の東京復興中、寺泉くんがばりばり活躍する姿が見たかった。あんな保身命の老人議員たちを蹴飛ばして、がっつり東京を立て直していく姿が見たかったですよ。
寺泉くんの遍歴:イヤな奴風ふかしている若手議員→お笑い担当若手議員→正義感に目覚める若手議員→役に立つ若手議員


今回も和也(小栗旬)が素晴らしく良かった〜。食中毒を起こしたのはボランティアを統括している自分のせいだと凹む和也。最初の頃に比べて、めちゃくちゃ責任感が生まれたよね。
そして医師や看護師が足りなくてみんなボロボロで仕事している姿を見ても、自分が何もできないと凹む和也。
多分、この時に和也は「絶対医者になろう」と決心したんじゃないのかな。今は力が無くたって、医者になれば人の役に立てる、人を助けることができる…。和也はこの震災でそれを学んだんだよね。
2年後、お待ちかねの白衣姿を拝むことができました…ああ、見続けてよかった(泣)。髪の毛急いで黒くしました感が出てましたが、小島先生(松嶋菜々子)を指導医として研修頑張ってもらいたいものです。
そーれーでーっ、是非小栗くん主演で「救命病棟24時SP−研修医物語−」をやってもらいたいんですけどっ!!。


全編を通してゴッド・進藤先生(江口洋介)は、ゴッドハンドというよりも、すでに"神の立ち位置"でしたね。常に皆よりも1段も2段も上から物事を見通しているんだもの。医者としてというよりも、人としてすごすぎる…(汗)。
もし、進藤先生は24時間一睡もせず、食事も取らず、珈琲だけで1週間働きづめなんだよ…と言われたとしても「まぁ…進藤先生だから…ねぇ…」と、妙に納得できちゃうワタシもいるし(笑)。


それにしても松嶋菜々子ちゃんの影が薄かったですねぇ。自分のドラマ感想読んでも、小島先生のこと書いてるの少ないんだよねー(苦笑)。きっとそれは、彼女の立場が結構中途半端な位置だからだと思うんですよね。
part1の研修医という立場だったなら、未熟なミスをしでかして落ち込んだり反省したりと、ひとつひとつ勉強していく姿を追うことができるし、すでにゴッド・進藤先生の神の腕(笑)にまで到達できていれば、ゴッド・小島先生をいろいろなエピソードで魅せることができたんだと思う。


でも今回の小島先生の立場としては、中堅の救命医としてはそれなりに腕はあるけれども、クローズアップされる程でもないし、指導医として一人の研修医を育て上げていく課程がメインなわけでもない。
物事を正しく判断するのはいつだって医局長か進藤先生であり、ミスしたり落ち込んだりするのは研修医か看護師なんだもの。
だから、婚約者・裕樹(石黒賢)を震災で失い、茫然自失になるけれどもやがて立ち直る…という、ひとつのエピソードでしか奈々ちゃんを生かしきれなかったんじゃないかな…なんて思ったりして。


そして次回は佐倉看護師(大泉洋)主演(?)の2時間SPでございます。きっと制作スタッフは、北海道及び全国の大泉くんファンからの「こんな中途半端な出番ばかりかよっ!!」オーラを脅威に感じたに違いないっ(笑)。