同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『女王の教室』第2話 夏にピッタリの涼しさ…(怖)

ふぅぅぅぅぅぅ(冷や汗)、阿久津先生(天海祐希)まったく揺るがないですね〜。文句を言いに来た母親たちを一人ずつにする作戦は上手いよね。集団よりも個人の方が言い含めやすいもの。あと、生徒たちには手の内を話していたけれど、自分の子供のことだけ目をかけてくれればいい…という母親の心理を見事に理解しているわけだ。あー、まったく太刀打ちできません。
しかも反抗している由介(松川尚璃輝)に対する酷い仕打ち。普通はそこまで言わないだろうという由介の家庭の事情をあからさまにし、しかも確実に由介が傷付くポイントを突いて攻撃するんだもの。ぞ…っとしました。
でももっとぞっとしたのは、攻撃され続ける由介を助けるために阿久津先生に反論したのは和美(志田未来)ひとりだけだったってこと(汗)。誰も和美の次に続く子がいなかったことにショックを受けました。ああ、このクラスの子たちも前出の母親たちと同じ、"自分さえ良ければいい主義"なんだなーと。
なんていうのかなぁ、別に正論じゃなくたっていいのよ。由介のあんまりな状況に思わずカッとなって立ち上がっちゃう子とか、もちろん甘甘な考えなんだけど「先生、酷すぎるっ(涙)」って、自分に酔って発言する子がいてもいい気がするんだけどね。だけどこのクラスの子たちは、阿久津先生が怖いっていう感情よりも、災難が自分に降りかかって来さえしなければいいって方が強いわけだ。このクラスはそれこそ阿久津先生おっしゃる、社会の構図そのものなんだろうな。
だから阿久津先生は子供たちを鍛えてるのかもしれない。理不尽なことだらけの世の中に出ても負けないように今から鍛えている。子供たちから見ると最大の悪である阿久津先生に対して、恐れずに立ち向かってくる子供がひとり、またひとりと増えることを望んで鍛えているのかも…って考えるのはまだ早いか(笑)。
阿久津先生のしていることは間違っているかもしれないけど、言っていることはいちいち正しいんだもの(泣)。もちろん阿久津先生が子供たちにしている仕打ちは見ていて楽しいわけではない。和美や由介やひかる(福田麻由子)がちょっと可哀想だとも思う。
それでも見続けられるのは、今は悪というスタンスを取っている阿久津先生がひとりだからなんだよね。教師の輪にも入らず皆から煙たがられているし、もちろん子供たち全員にも嫌われているわけで、つまり阿久津先生には味方はいない。ひとりが複数から攻撃されるのは辛くて見ていられないけど、このドラマはひとりが複数(子供たちや教師)を攻撃(しかもぐうの音も出ない程)しているんだもの。ひとりで戦う強さを持った阿久津先生の過去がとっても気になるし、阿久津先生の言動の意図が知りたくてたまらないんだよねー。ああ、次週も気になるっ!!