同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『女王の教室』第3話 思わず涙してしまった…ううう

うーん、今回は参ったですよ。しかもこのドラマで初めて泣いてしまった(え)。だってあまりにも和美(志田未来)が可哀想だったんだもの。教室で声を上げて泣く和美を見ているうちに、ワタシも一緒になって泣いてましたよ…うふふ…ふ。
しかし和美役の志田未来ちゃんって上手いわ。表情も豊かだし、あの大きな目で語れるっていうのが強みだね。大きな目からこぼれ落ちる涙が美しかった…。またしても天才子役登場っ?つーか、最近は上手い子役ばかりで、逆にそれが普通みたくなってるよね。女優さんたちもうかうかしてられませんぞ(偉そう?)。
で、参った理由なんですけどね、以前から書いてますが結構ヘタレのワタシとしては、大人の阿久津先生(天海祐希)だけが唯一の悪者(という立場)なら見やすかった(というのも変だけど)んですよ。だけど子供たちの中から、裏切りとか、徒党を組んで和美たちを孤立させるようなことが起き始めたのがちょっと辛いかも…。
特に今回の馬場ちゃん(永井杏)の裏切りには心底参りました…orz。和美が"馬場ちゃんのために"と今までやってきたことが、全て無駄だった…いや、無駄どころかその為に和美はますます窮地に追い込まれてしまったわけで…あああ…。馬場ちゃんも舞台袖でこっそり泣いてたけれど、和美にとってはHPがいきなり1になるくらいのダメージだったよね…。
馬場ちゃんもただ弱いだけの子じゃない気がする。馬場ちゃんのためにダンスを一緒に練習してくれて、友達になってくれて、阿久津先生に反抗してくれて…そんな和美を(理由はどうであれ)奈落の底に突き落とすことができるんだもの。実は馬場ちゃんって案外強い子なのかもしれないとも思ったり。
今後は、今まで仲良くしていた桃(伊藤沙莉)や絵里花(梶原ひかり)たちも和美から離れてしまうんだろうな。「和美ちゃんのせいで私たちまで罰を受けるなんて…ねぇ」という台詞もあったことだしね。頭にくるけれどこんなもんなのかな。自分に被害が及びそうだったら、塾が一緒なくらいの友達ぐらい切り捨てても心が痛んだりしないのかも。だって他にも友達いるし…ってな感じなのかな…凍りつきそうだよ…うう。
そして阿久津先生のやり方は、敵(?)とはいえあっぱれと言いたくなるような手法です。自らが手を下すのではなく、身近な友達や家族を使って相手を追いつめていく…どうすれば相手に一番ダメージを与えられるかをちゃんとわかっているんだもの。まったく敵わないよ…はぁ。
唯一良かったと思えたのは、ひかる(福田麻由子)が「どこかの国のダンス云々」で戻ってきてくれたこと。ひかるはあのクラスの中では、唯一自分の行動や言動には責任を取れる子なんだと思う。だから「クラス全員でボイコット」の集団心理には乗らない。自分が「くだらない」と思ったことには自分ひとりで行動できるから。もちろん今回はそれだけじゃなく、和美のことを思って戻ってきてくれたわけだよね。他人の気持ちもちゃんと感じ取れる良い子なんだよねー(嬉)。和美もひかるが仲間になれば勇気100倍じゃない?由介(松川尚璃輝)は良い子なんだけどちょっと頼りないからなー(笑)。
しかし阿久津先生の仕打ちはますますエスカレートして、なんと今度はスパイ役として馬場ちゃん投入っ?!きゃーーー。…ああ、次週も和美が悲惨そうだなぁ…。いつになったら生徒が協力して阿久津先生と戦うんだろうか…早くしてくれ〜(懇願)。
でも、ドラマとしてはホント面白い。次に阿久津先生はどう出てくるのか、生徒たちはどんな状況になるのか全然読めないんだもの。今はまだ和美たちが悲惨な状態だけど、きっとここから立ち上がってくれるはずだから(だよね?)、それがとても楽しみです。
そして阿久津先生のことを知りたい。阿久津先生の指導方法は間違っているかもしれないけれど、言っていることは納得できることもあるわけだし…。阿久津先生が今までどんなことを経験してきて現在に至るのか、それが是非とも知りたい。
追記:阿久津先生が和美だけを重点的に鍛えている(と思う)のは、和美自身がとても弱いからなのかな…とも思ったり。実際家庭でも、父親・武(尾美としのり)と母親・章子(羽田美智子)の間で異常なまでに気を使い、学校でも友達に嫌われないように自分を押さえ、その場をふざけることで誤魔化すシーンが結構あったから。この子は自分の気持ちを他人にちゃんと伝えることを恐れているように見えるんだよね。本当の気持ちを言ったら、人が離れちゃうんじゃないかと怖がって自分を出せない(そしてその自覚がない)。だからこそ、阿久津先生は和美を強く成長させるために追いつめているのかなぁ…とか。
ひかるはその逆で、たったひとりで世の中を渡っていこうとしている(ように見える)頭の良いこの子に、友情とか人を信じる気持ちとかを持たせたいと。だからひとりで反抗させるのではなく、一緒に戦う仲間を作らせようとしているのかな…と。もちろん100%勝手な解釈ですが(笑)。