同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『古畑任三郎』 第一夜「今、蘇る死」

まずはオープニングが格好いい。あの音楽と映像を見ただけでワクワクしてしまうんだよね。期待に胸を膨らませ、絶対に面白いはずだと確信して見ているんだもの。そしてエンディングを迎えて、期待どおりに面白かったのでホントに嬉しくなる。満足して「あー、やっぱり面白かった!」って言える、そんなドラマって凄くない?。
難しいと思うんだよね〜。そんな視聴者に対して作品を提供しなきゃならないんだから。面白くて当たり前、捻っていて当たり前、ゲストが豪華で当たり前、ハードルは高いよね〜。でも三谷さんはちゃんと答えてくれました。
もちろん、トリックやアリバイ工作とか、本格的に突っ込み入れ始めると「えー」ってのはあるけれど、ワタシにとってその部分は二の次だから(笑)。とにかく犯人と古畑さんと今泉くんと西園寺くん、この人たちが繰り広げる会話が面白くて大事なのよ。一語一句聞き逃さないよう身体が前のめりだよ(笑)。
今回の本格ミステリー…のような(わはは)作り方は、おお、そうきたか!と嬉しかった。そうか、天馬恭介役で石坂浩二さんご出演だもんね。初代金田一耕助が出演するからこその"鬼切村連続殺人"なのね〜。ワタシは歴代の金田一耕助の中では石坂さんが演じた耕助ちゃんが一番好きなので嬉しい。お約束のわらべうたや家系図まで登場してたし、あれこれ考えるの楽しかったろうなー、三谷さん。
そして、堀部音弥 (藤原竜也) がまた妖しくて良かった。目をキラキラと輝かせ嬉しそうに殺人ノートを読む音弥なんて、見ていてゾクゾクしたよ。天真爛漫な残酷さ、姿は大人だけど実は子供、愚かで意外と素直な性格…ってのを見事に表現していて、さすが藤原くんって思った。まさに当たり役…っていうか、アテ書きだから当たり前なのか(笑)。
古畑任三郎田村正和)vs天馬恭介(石坂浩二)のシーンは楽しみだった。田村さんと石坂さん…なんて豪華な!。いつもは自分よりもずいぶん年下の役者とばかりやっている人たちだからねー、年令を重ねた役者同士の静かな火花の散らし合いが見られるんじゃないかとワクワクさせてくれたもの。
やっぱり古畑任三郎は面白い。今日で終わりかと思うと寂しいけど、でもいつかまた「帰ってきた〜」をやってくれたりするかも…なんて期待も(笑)。