『結婚できない男』第5話 そうめん茹でてから生姜買いに走ったら麺延びるから

信介さ〜ん（阿部寛）！。もし良かったら半年に一回くらいウチに来てぴっかぴっかに掃除してくれないッスかね（笑）。うん、大丈夫。信介さんの邪魔にならないところにいるから。こっそり覗いてはいるけれど決して掃除のやり方に口を出したり「それは捨ててはダメ」って言わないから。でもできるだけ会話はしない方向でお願いします（おぃ）。
それにしても信介の完璧っ主義っぷりは、呆れを通り越して感心してしまうよ…これはもう芸の域に達しているよね。でもさー、もしも信介の部屋に招待されたとしても、指紋をつけたら睨まれて、食べこぼしたら睨まれて…って感じで落ち着けないかもしれないね（招待されないから）。
いつもあんなに綺麗に床を拭いているのであれば、スニーカーじゃなく裸足で歩けば気持ちいいのになぁ…とか、忙しいけど洗い物が溜まるのがイヤなんだったら、ピザ取るとかすればいいのになんて、すじに関係ないところでいろいろ思っちゃったよ。
で、もちろん生活だけじゃなく仕事も完璧主義なんだなー。自分が一度「やる」と言った仕事や、自分の仕事を誉めてくれるお客様に対しては、倒れても最後まで手を抜かない。どんなに苦しくても人を頼らない。だからこそ周りからは信頼され、尊敬されているっていうのが良くわかった。文句たらたらの英治（塚本高史）だって、そこの部分はきっちり尊敬しているみたいだし。
確かに信介は完璧主義だけど、それを人にも強要したりはしないんだろうな。事務所で英治に「片付けろ」と文句は言うけれど、まぁそれは当たり前のレベルだし。
完璧主義で頑固で偏屈で口が悪くていぢわるで、ホントどうしようもない男だけれど、でもそんな信介には揺るぎない部分ってのがちゃんとあって、だからこそ周りからも完璧に嫌われるようなことがないのかもしれない。夏美（夏川結衣）はそんな信介に少しずつ惹かれていっているのかなぁ。