同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『華麗なる一族』親子だったのね…

そうきたかーっ!って唸った。まさかラストに「血液型」って…今どき…ひゃ〜(悲鳴)。そういえば以前鉄平(木村拓哉)が血液型のことなんだかんだ言っていた時あったよね…鶴田志乃(多岐川裕美)からの暴露手紙の時。そこで再度調べておけばこんなことにはならなかったのに(たられば)。
それにしても自殺することはなかったんじゃないのかなー、というのが正直ありますよ。父親・大介(北大路欣也)からの「産まれてこなければ」発言によって鉄平さんは生きる気力を失ったわけですよね。自分が存在しない方が父親や万俵家の為だと思ったのだろうけれど…。それでも死ぬことはなかったんじゃない?。だって鉄平さんの技術は海外でも認められていたわけなんだから、この際万俵家なんて捨てて家族3人で日本を離れれば良かったのにぃ…なんて、原作ありきに文句つけても仕方ありませんが。
期待大で始まったこのドラマ、確かに予算もキャストもセットも素晴らしかったけど、なんとなく場面場面をぶった斬られている感がつきまとっていて全体的に薄っぺらな印象になっちゃった。それととにかくアノ肖像画と将軍(鯉)はマイナスだったと思うなー。アレ映されると緊張感が途切れちゃうんだよね。後半は慣れたとはいえ、やっぱり初回のショックは忘れられないもの…。
木村くんは良かった(ワタシ的に)。要所要所にいつもの木村くん表情が顔を出していたのはご愛敬だったけど、全編通して鉄平の真っ直ぐさやき真面目さ、そして父親に愛されないという深い悲しみも表現されていたと思う。妻・早苗(長谷川京子)を愛しているように見えなかったのはアレですが(汗)。でもその分銀平(山本耕史)との兄弟愛はドラマ内でもドラマ外でも(笑)堪能させていただきましたので…フフ。
他キャストのみなさまも素晴らしかったですが、北大路欣也大先生の眼力には震えました。大介に見つめられるとマジ怖かったもん。さすがです。高須相子役の鈴木京香姉さんも美しかった〜。美しさといぢわるさに凄みがありますことよ。木村くんが大物俳優・女優と呼ばれる人たちと仕事できたのはホント嬉しいですよ。自分と同年代や年下だらけのスタジオとはまた違った緊張感とかあったろうし、大物俳優のみなさまの演技から盗んだモノとかいっぱいあっただろうし。個人的には鉄平と大川先生(西田敏行)の絡みが見られたのは嬉しい。ちょっと白い巨塔思い出したけどね(笑)。
今期一番期待だったわりには、んー…という感じですが、こーいう社会派ドラマ(だよね?)はこれからも作って行って欲しいと思います。こんなにお金をかけなくてもいいからさぁ(誰に言っている)。