同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『薔薇のない花屋』総括(え) 踊り疲れ

 昨日の激寝むは制作側の掌で散々踊り疲れたからかもししれません…なんて嘘だけど(嘘か)。いやー終わりました。最終回の感想をもっと書こうと思ってたんだけど、なんだか最終回の感想と言うよりは総括(笑)みたいになってしまった。ということであまりに長いのでたたみます。
 前半から中盤まではいっぱい踊らされたよね〜(え?ワタシだけ?)。いきなり盲目演技で登場の工作員・美桜ちゃん(竹内結子)。彼女のアッチ方面の台詞で何度身体が震えたか!。全国の視聴者に「ウザっ」と言わせた美桜ちゃん。最終回も彼女のツンデレ演技に思わず「ウザっ」と(汗)。…もちろん結子ちゃんのせいではないんだけど、演技がお上手なだけに毎回毎回苛つかされましたよ。「♪おっ花屋さぁ〜ん」の台詞はきっと忘れられない…。美桜の盲目設定には何か深い意味があるのか?。もしかしたら盲目じゃないことは周り全員にバレているんじゃないのか?(逆にバレてなかったことに驚いたよ)。実はバレているんだけど「可哀想な子」認定で皆が美桜ちゃんに合わせてくれているんじゃないのか?。そして安西院長(三浦友和)が言った「網膜の手術」とはっ?…と無駄に盛り上げてくださいました(とほほ)。
 ワタシの心を揺さぶった英治(香取慎吾)と雫(八木優希)のツーショット。あの父ちゃんと娘の姿はワタシの目尻が床まで垂れるかと思うほど下げてくれたっけ…。そしてわき上がる実の娘ではない疑惑。結果、ホントに実の娘ではなかったけど、ワタシなんてもしかしたらルリちゃん(本仮屋ユイカ)が産んだ子じゃないかも!とかも考えたり(汗)。そーいえば、雫の戸籍問題はなんだか軽くスルーされてしまいましたね…。いいのか…そうか…。
 誰にでも優しい・いい人病の父ちゃん・英治。彼には謎の暗い過去があるというところから、もしかしたら相当なダーク英治なんじゃないか?という過大な期待(笑)。これはラス前まで引っ張ったっけ。いやーどうしてもダーク英治であって欲しかったんだよねー。慎吾ちゃんがいい人だけじゃ勿体ないっていうか(え)、序盤で不良たち相手に見せてくれたあの暗い目や拳が忘れられないの…♪わっすれられないのぉ〜(忘れられないのぉ〜)byピンキラ(←R35)。
 彼女ことルリちゃんがカメラに向かって発する「君」。もしかして「君」は英治ではないんじゃないか?と。「君≠英治」「雫の父親≠英治」じゃなければ「君」はいったい誰なんだ?!。「君」はすでに死んでいる?その死に英治が関わっている?…なんてワクワクしたけれど、終盤の舜(玉山鉄二)の登場により(コレもある意味反則だよね)、「君=舜」「雫の父親=舜」とあっさり解決しちゃって拍子抜け。ルリちゃんを撮っていたのが若き日の英治、ってわかったとこだけ「おおっ!」って思ったけどね。英治横恋慕説は正解。録ったビデオを「君」に送っていなかったのも正解。だからこそ飛行機の中で初めて自分に向けたメッセージの映像を見て涙する舜、というのが生きたんだろうけどさ。
 安西院長の工作員その2・直哉(松田翔太)。ずる賢いから"ずる"を取って医学部に入学するのはいいけど、まずは兄貴こと英治に金返せよー!、と叫んだワタシです。キーマン・菱田さん(池内淳子)。英治のとこ→安西院長のとこ→平田バラ園ですか…。アナタはとことん利用されているよっ!(違)。英治の元に来た美桜ちゃんの代わりに平田バラ園に出向なのよね。ま、自称・波瀾万丈の女だからいいのか。あ、もしかしてゆくゆくは美桜の父・平田辰巳(尾藤イサオ)とくっついちゃう?(笑)。その平田さんですが、天才外科医・舜のおかげで助かっちゃった(不服か)。だって予告ではまるで手術が失敗したかのような美桜の泣き叫びだったじゃん(また予告にだまされた)。美桜が英治に助けを求め、英治が舜を見つけて説得し、雫に全てを話し、舜が病院に駆けつけるまで、いったい時間はどのくらい経っていたのかしら…。それまで頑張っていた辰巳の体力が一番凄かった気がするわい。
 意外とイイ味出していたのは小野先生(釈由美子)。なんかつかみ所のない女性だったよね〜。雫の担任教師以上の働き(笑)。なんでか知らないけど舜とも飲んだりして。そこまで汐見家に入れ込みながら、別に英治に惚れていたわけではないんだよねー。途中もしかして?と思われた直哉とも特に何もなく(笑)、結果としてはハードボイルドマスター・四条健吾(寺島進)とくっついちゃうのか?ってラストでした。
 そして今回一番揺れに揺れた安西院長。娘を捨てて死に至らしめた男への復讐に燃え、回りくどい周到なミッションを計画した安西院長。工作員を使い英治を追い詰めながらも、信じていた顧問弁護士・(小市慢太郎)と妻(仁科明子)に裏切られた男となり、酒もまた進む。その後、天使の微笑みが武器の孫娘・雫の可愛さにメロメロなおじいちゃんへと変貌し、最期まで娘の側にいてくれて孫を育ててくれた英治に陳謝と感謝。最後は狭い花屋で笑っていた安西院長…アンタ、ある意味凄い人だ!(尊敬)。まずはアル中治せよ!。
 こう書いていくと、登場人物が無駄に多くなかったのは見やすかった理由のひとつだったって思う。ま、小市さんとか仁科さんとか勿体ない要員も若干いましたが、英治を中心として少人数体勢だったのが良かったんじゃないかしら。あと、美桜ちゃんのとこでも書いたけど、とにかく台詞で「ぞぞぞ」ってのは多々ありました。ま、ここも「野島さんだから」で済む話しだけどさ。今どきあんなこという奴いないよ、聞かされて良く吹かないね、という台詞のオンパレードでございましたなぁ。
 序盤から中盤、ラスト2回を残すくらいまでは「特殊深読み班・妄想チーム」も活躍したんだけどねー。謎が解けていく終盤はやっぱり盛り下がっちゃって、ラストはまさかのハッピーエンド。もちろんハッピーエンドが悪いわけじゃなく、ワタシなんて特に後味悪いドラマやマンガ・小説は嫌いなんだから、これで良かったはずなんだよね。でも、でもね…まさかこんなにハッピーで終わるとは…誰も(自粛)と思ってしまうのは、やっぱり野島大先生に過大な期待(間違った期待)を持って見ていたせいなんでしょうね…ええ、ワタシが勝手にそう思っていただけなので、野島先生や制作側は何も悪くないんだけどね…フフ…。
 ああ、長々と書いてしまいました…。慎吾ちゃんの終始抑えた演技も良かったし、結子ちゃんのウザすぎる美桜ちゃんも悪くはなかったけど、このドラマでは雫ちゃん役の八木優希ちゃんがすすすすすすっごく素晴らしかった。天才子役…というより子役?いやもう立派な女優じゃん、みたいな。慎吾ちゃんと優希ちゃんのシーンはいつまでも見ていたいくらいの暖かさがあったよ。次の作品が楽しみであります。