同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『ゴンゾウ』最終話 うおおおおおおおおお

 す・ば・ら・し・いーーー! と、3週続いてフォン(略)。もう中盤からね「ひいいい」とか「うわあああ」とか「ロシアン!ロシアン!(なんだそれ)」とか騒いでました、ワタシ。それくらい素晴らしい展開!。ツボにハマりっぱなしでしたよ。
 いんにゃー、一番興奮したのは乙部(内田朝陽)を撃った時っ!。黒木(内野聖陽)が毎晩、三分の一の確立でロシアンルーレットやってもちっとも当たらなかった弾なのに、乙部には一発で当たったんだもんっ!。そしてそのすぐ後に黒木が自分の頭に向けて撃っても弾は出てこなかったのにも唸った!…うわああ、これってやっぱり杏子(池脇千鶴)の意思?意思だよね?!。なんて興奮する展開なのっ?!って超嬉しくなった。そして、先週の感想でワタシが誤解した理沙センセ(大塚寧々)のこと。

精神科医なら目を見ればヤバイってことに気がつくだろうに。たとえ気がついていても、黒木への自分の感情が先にきちゃってどうすることもできなかったのかもしれないな。

 すんません(平謝り)。理沙センセはちゃんとわかってたんだね。黒木は事件を解決した後自ら命を絶つつもりだってことを。それが杏子の意思だと信じているってことを。あの時佐久間(筒井道隆)にお願いしたのはそれを止めることだったんだ。やるじゃん!杏子センセ!。ま、睡眠薬…ってのはやり過ぎだと思ったけどさ。その薬入りのコーヒーを飲ませたのが岸さん(菅原大吉)だったってのも泣けるじゃん。岸さん辛かったろうけど、黒ちゃん・岸さんの仲だからこそ自らが飲ませたんだろうなぁ…。
 乙部と理沙センセが繋がっていた、ってのもちょっと出来過ぎくん?とか思ったけど、でもそれを許せるくらい物語が面白いからいいよね!(うん!)。乙部のある部分は正常で、自分の素直な疑問を精神科医にぶつけていたんだねぇ。例えば理沙センセじゃなく、他の精神科医が別の答えを言っていたら、乙部はまた違った行動を取っていたんだろうか…。
 乙部の行動はやっぱり小さな頃のトラウマ。母親に暴力を振るう父親を殺したところから始まっていたんだね。せっかくお母さんのためにお父さんを殺したのに、お母さんは一人で逝ってしまった。自分がやったことは報われなかった。そんな思いをずっと抱えて生きてきたんだ。大人になってからも、不幸な女性のためにまた人を殺してあげて、それでもやっぱり報われない。「キミのためにアイツを殺してあげたのに、キミはボクを裏切った」「ボクだけが罪をきせられるのは不公平だ」。壊れた乙部の正当な理由なんだね。
 黒木がボロボロになりながらも愛について語った後、乙部は「なんか…ごめんなさい」って軽く謝ったよね。アレってなんだったんだろう。黒木の言葉が素直に心に染みたってこと?黒木の言葉が正しいと思ったってこと?。乙部の行動に「それは愛じゃない」って言ってくれて、愛とはなんぞやに初めてちゃんと答えてくれたのが黒木だったってこと?…うーん、よくわかんないけど深いぜよ(笑)。
 ラストのもなみ(前田亜希)コンサートは、ちょっとジーンときた。「音楽は人を救える」結果としてだけどもなみは…もなみの死は、黒木や佐久間や杉浦(金田明夫)を救ったことになるんだよね…。うーん、やっぱり深いぜよ。
 本当に面白いドラマだったなぁ。終わっちゃってちょっと寂しい。毎週水曜日はワクワクでした。脚本も演出もキャスティングも素晴らしかった。内野さんはさすがだったし、日比野@高橋一生くんも、鶴@本仮屋ユイカちゃんも、そしてルミ子@吉本菜穂子さんもホント良かった。乙部@朝陽くんの壊れ方も怖いくらい上手かったし。コレと『四つの嘘』、今回はテレ朝の株が上がったよ(ワタシの中で)。深夜バラエティもドラマも今はテレ朝だなぁ(笑)。