『ありふれた奇跡』最終話 良い最終回だったわ
んー、満足。見ている最中ずっと笑顔のままで、見終わった後は心が暖かくてほんわかする最終回だった。とても嬉しい着地点。派手な事件もなく、お父さん'sの女装趣味もまったくバレることなく(素晴らしい)、それぞれがちゃんと仕事して生活しながら悩んだりしていた。人それぞれ問題を抱えていても日常生活ってそんなもんだよね。
とにかく登場人物一人ひとりの個性が、初回から最終話までぶれることなくて良かった。彼らの思惑や行動・台詞が全て納得できた。理解や共感はできなくても「この人ならこう考えるのね」と納得はできた。それって彼らの個性が物語の中でちゃんと生きているってことだよね。本質はいい人でもその人の立場や環境がイヤなことを言わせる。本当のことを知らないから家族や他人に対して酷いことも言っちゃったりする。悪びれたりもする。でも、別に悪人ってわけじゃないの。そーいうところもちゃんと描いている。だからこそ見ているこっちは登場人物たちの一挙一動にイライラしたり応援したりできるんだなぁと思った。加奈(仲間由紀恵)には相当イライラさせられたけど(笑)、でも仕方ないの。加奈ってそーいう子なのよ。こーいう子いるよ、きっと…って思わせる作品。んー、さすが太一先生。