『ぼくの妹』第九話 ロミジュリて

　九鬼（千原ジュニア）の横暴ぶりが酷すぎる。颯（長澤まさみ）以外には態度悪すぎだよ、九鬼。盟（オダギリジョー）への態度や脅迫まがいの口調は、今までのことがあったので仕方ないとしても（いや、それにしても酷すぎ）、初対面の機美（西原亜希）にまであんな態度とるのか、九鬼よ…病院に行くのは良いけれど、まずはいろいろ反省しなさいよ（上から）。
　今回は盟の感情の揺れがなかなか良かった。九鬼の肺ガンを知るも、自分ではオペしたくない。颯が哀しむ姿は見たくないけれど、それ以上に九鬼に対してのわだかまりがあるんだよね。
　颯は強い。即行動の女だね。盟から九鬼の病状を聞いて、とりあえずわんわん泣いて、すぐに次のステップに行ける。どうすればいいのか、一生懸命考える。そこには打算とか計算とかは一切ないんだよね。そして、言っても聞かない男の前からはすぐに姿を消す作戦（笑）。何にでも身体張って生きている感じがする。力強いなぁ。
　盟も九鬼も、誰も颯には逆らえない運命。そーいうドラマなのよね。