同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『リミット−刑事の現場2−』第二話 チカラ入るわぁ

 「人間はもう、ダメかもしんないなぁ」…うわっ!(汗)。「『人』という字は人と人が支えあってできている」的な話をしていた彼が、梅木(武田鉄矢)が、こんなこと言うとはっ…ううう…深くて面白すぎる(役が違うけどね)。
 でも、確かに。あの町内会の人たち怖すぎ。まさかホームレスに火をつけることまではしないと思ってたとしても、結果火だるまになった被害者をずっと見てたんだよね…あの人たち。しかも煽るように掲示板に書き込んでいたなんてさー、実行犯(榊英雄)や町内会長(森本レオ)よりもめちゃめちゃ怖い人たちッス…。あの町内には住みたくないわ(プルプル)。
 梅木と啓吾(森山未来)の犯人へのアプローチは、自然とアメとムチっぽくなるのね。厳罰か救済か。現実を見せつけて脅す梅木と、ボクにもアナタの気持ちがわかります説法の啓吾だもんね。何気にベストコンピなのかもしれん。しかし相変わらず啓吾は熱くて青い、青すぎる。啓吾の言っていることは間違ってはいないんだけど、ああも正論ぶちかまされるとねぇ。太宰課長代理(伊武雅刀)や東野刑事課長(杉本哲太)、そして中央署の面々は「あ〜あ、面倒くさいヤツが来たな〜」って思っているだろうね。
 若僧キャリアの伊坂警部補(細田よしひこ)はオドオドしながらもいい仕事している(笑)。若いし経験もないから、密かに啓吾の行動に興味をそそられている感じ。でも自分の立場は死守していたいというリアルな感じがちゃんと表現されている。ちなみに細田くん好きです(いきなり告白か)。
 啓吾の悪夢はなんなんだろう。まさか本当に人を殺してはいないとは思うんだけど、それに近いことがあった?。茉莉亜(加藤あい)との関係もなんか危ういし。茉莉亜の恋人が事故(?)で亡くなって、その事件を処理したのが啓吾。側にいて支えてあげて今に至るわけだよね。その亡くなった彼が描いた茉莉亜の絵を飾っておくなんて、ちょっと啓吾悪趣味かもと思ったけど…。ワタシが茉莉亜の立場ならイヤだわ。
 筒井薫(若村麻由美)が言っていたけど、啓吾は若い頃の梅木に似ているらしい。真面目で正義の人だった梅木が、自分の婚約者を殺した犯人を殺す、と断言している。つまり啓吾にもそんな面があるわけだよね。今は犯人の気持ちがわかる刑事でいたい啓吾。でも、自分の身内に災いが及んだ時でもそうあっていられるか。梅木は「否」と言うよね。啓吾は人を憎んで殺すヤツだと言い切っている。梅木には啓吾の未来が見えるのかな。
 このドラマ、やっぱ今期No.1だよなぁ。5回で終わっちゃうのが寂しいわ。