同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『電車男』脚本・演出:堤幸彦 出演:武田真治・河原雅彦・モロ師岡・鈴木一真・脇知弘・佐伯新・千代将太・優香(声)

とりあえず3回くらい叫んでおこう「面白かった!面白かった!面白かったーーー!」はぁはぁ。いや、ホント。テンポいいし、笑えて泣けるし、みんな上手いし、観に行ってホント良かったって舞台でした。最初あんまし乗り気じゃなかったオットも、気がついたら隣の席で大声で笑ってましたよ(笑)。
昨日までのワタシのように「ちょっと気になるけど、どうしようかな…」と迷っている人がいるなら、行くべし!観るべし!とお薦めします。
いつものように、ネタバレって程のことは書いてませんが(汗)、まだ舞台中だしこのあと地方公演もあるので一応…。
始まった瞬間から「うお〜、堤ワールドじゃん!」と心躍りました。なーんか久しぶりに堤さんって感じ。そして舞台中央スクリーンに映し出す映像の使い方に感嘆。「うわー、映像と生舞台をこうやってリンクさせる斬新さ、マジ凄くね?」と、もし居間で観ていたら叫んでいたくらい(もちろん叫ばなかったけど)。
この方式だと、席が後ろの方でも役者の表情がばっちりわかるもんね。ただ、スクリーンだけを観ちゃうと、映っていない他の役者さんの動きを見落とす可能性もあるので注意が必要かも。
電車男@武田くん、素晴らしかったよー。もちろん演技も良かったけど、秋葉系の時もなんとなく可愛かったし、変身後は格好良すぎてため息の嵐っ。客席まで来てくれるシーンがあるんだけど、ワタシのすぐ横の通路まで来たので、ここぞとばかりガン見ですよ。はぁ〜、この子ホント格好いいわ(今さら…)。
毒男たちも最高ですた。一真くんってば『うみざる』の可哀想な役より、こっちの方がずっと好みですってばっ!以前『浪人街』の時も思ったけど、一真くんって映像より舞台の方がキュートだし、オーラも感じるんだよね〜。
河原さんは声が高い(笑)。山南さん(堺さん)とか小沢さん(スピワ)系の声。しかしこの人上手いよね〜。普通のサラリーマンなんだけど、でもちょっとだけ普通じゃないモノを感じさせてくれる。というか、河原さんがこの舞台に出ていること自体凄いと思った。
最後ちょっと思ったのは、河原さんの語りから始まったこの舞台、ラストも河原さんのあの一声で終わっても良かったんじゃないかなー、と。電車男までつなぐ演出ってのもわかるんだけど、一度暗転させているから集中力がそこで途切れちゃう。そこがちょっと残念だったかな。
モロ師岡さんは存在自体がすでに飛び道具。カレーのくだりと、ギター弾き語りが最高。佐伯さんも飛び道具系…つーか、あんな高いところで飛ぶ勢いで演技しているし。脱いだり着たりそれも大変だね。脇くんは高校生役なんよりずっといいよ(笑)。千代くんって知らなかったんだけど、ちょっと藤原くんを彷彿とさせた…って言ったら言いすぎ?(笑)。
テンポの良さに時間を忘れ、毒男たちの台詞や描写に大笑いし、武田くんの変身にため息をつき、彼らの本音に涙し、そして最後は心からの拍手っ!ホント最高でした。うん、これは面白かった。