同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『ハケンの品格』第1話 「働くことは生きること…スーパー派遣登場」長くなっちゃった…。

なかなか面白かった。あ、このドラマ好きかも、と思った初回でしたよ。連ドラは初回で「おおっ(嬉)」と思わせてくれないと続けてみる気が失せちゃうから。もちろん最初は良かったけれど途中から失速して最終回は最悪…という例も多々ありましたけれども(学習能力無いから)。
食品会社<S&F>に派遣社員として現れた大前春子(篠原涼子)のスーパー派遣ぶりはあまりにも凄すぎたけれど(対人関係スキルも大事ですから)、見ていてスカっとしたし楽しかった。前から書いてますが、笑わない&できる女系の涼子ちゃん好きなので、思った以上に氷の女系で良かった。今後もなまっちょろい同情や説教などは一切せずに、あの態度のまま周りの人間たちに良い変化を与えて欲しいですねー。
それにしても、あの部署の派遣の扱い酷すぎない?。もちろんドラマだから大げさに表現している狙いなんだろうけれど、東海林武(大泉洋)が「おい派遣」「そこの派遣」という度にムカついたぜ。まず彼女たちは「派遣」という名前じゃないし、そもそも焼きそばパン命令したのおまえかっ?!みたいな(笑)。派遣社員に悪いイメージを持っていて派遣差別主義者の東海林武。実は悪い奴じゃないんだけれど、(人事などの)怒りをぶつける先をかんっっぜんに間違っているクルクルパーマ、という設定なんだよね。だからこそ、派遣社員…というかまず人としてあるまじき態度(だよねぇ)をとる大前春子が正義に見える仕組みなのね。
何かと大前春子に噛みつくクルクルパーマの東海林武と見るからにいぢわるそうな黒岩匡子(板谷由夏)。いちいちマーケティング課の事件にも首突っ込んでますが、ええと販売二課ってそんなに暇なの?と(笑)。花形部署の割にまったく忙しそうに見えないんだけど、大前春子と東海林武の対立を描くためには仕方ないか。
森美雪(加藤あい)が使えない新人派遣社員という設定。あのさ、スキルのウソはいかんよねぇ。後々自分の首絞めるだけだし。っていうかすでに1話目で大変な目に遭いましたが。最初は「できないかもしれません」とか「やったことないですー。でも頑張ります」とか言っておけば、ちょっとでもできると誉められるよ(ってなんの指導だ)。ただ素直なのが最大の武器。大前春子の隠された…というより隠している良さを見事に1話目で見抜いて「一生付いていきます」宣言した森美雪。大前春子に子分ができたってことでしょうか。あいちゃん可愛いから、笑わない涼子ちゃんにまとわりついてくれると、ますます可愛い画になること間違いなしだよ。
新設マーケティング課主任の里中賢介(小泉孝太郎)も、気の弱さと人の良さが十分に出ていました。大前春子vs里中賢介はへびに睨まれたカエルの図(笑)。孝太郎くんって苦手だったんだけど、この役はピッタリ(おぃ)で悪くないと思った。今後は大前春子の存在によって、少しずつリーダーシップが取れる主任に成長していくのでしょう。
そうそう、<ハケンライフ>のマネージャー・一ツ木慎也(安田顕)の姿が涙を誘ったよ。ワタシも過去に派遣やったし、以前の仕事ではコンパニオン会社のマネージャーとかともお付き合いがあったけれど、このマネージャーというお仕事はホント難しいしワタシには無理だな…って思ってましたもの。登録している女の子とクライアントとの完全なる板挟み状態。まずスキル云々よりも責任感がまったくゼロって子も中にはいるので、いきなり派遣先に来ないとか辞めるとかもあり、性格上クライアントと上手く行かないとかもありで、その中で謝ったり謝ったり叱責したり謝ったり…ああ、一ツ木慎也に同情が沸いちゃう…って見るトコ間違ってますか(笑)。
クライアント・桐島敏郎(松方弘樹)に是非にと指名される時給三千円の特Aランク派遣社員・大前春子。持っている資格は多数、仕事ができる、入れたお茶は美味い。今後の活躍が楽しみだよー。