『優しい時間』第4話 アズ…（汗）

あの最初の妙なカップルエピソードって結構引っ張ったけれど、ぶっちゃけ何だったのでしょう。まさか「自殺かもしれない」ってことでパトカーが出動したことが、ラストの音成（布施博）の自殺への伏線だった…とか…？それとも次回以降もこのカップルが登場する…とか…？う〜ん…。

わからないと言えば、梓（長澤まさみ）がわからないのよ。何故か皿やコップを割る、計算を間違える、結納金話に本気で怒る、常識を知らない（売り上げと自分の財布の区別がついていない）、人の話を聞かない、そしてすぐにキレる（ヒステリック）…えっーと、実際梓ってどんな性格設定なの？
倉本センセが必ず描くという「登場人物の履歴書」を読ませて欲しいくらい、ちょっと不思議ちゃんすぎるのではないかしら。
前回のエピソード、松田先生（佐々木蔵之介）との交際によって酷いイジメに遭って、リストカットを何度もしていた。だからこんな、とっちらかった性格になってしまったってことなんだろうか…。うーん、難しいぞよ。
この状態の梓と、一緒に仕事したり、友達としてつき合ったりするのって、めちゃくちゃ大変そうだよね。
その"ちょっとおかしい梓"という女の子を、長澤まさみちゃんはすごく好演していると思う。本当に「あの子、ちょっと…」って思うような目の動きや仕草なんだもん。言動はもちろん台本どおりだと思うけど、表現の仕方は上手いとワタシは思った（だって本当にイライラさせられたし）。

それにしても音成さんが自殺してしまったことは驚いた。いつもどおり「優しい時間」を味わいながら見ていたので、いきなりの展開に「えっ？」って乗り出しちゃった。まさか一気に自殺に持って行くなんて…。
物語的には勇吉（寺尾聰）は辛いよね。もちろん借金を申し込まれた常連客全員が「あの時貸してあげていれば…」って後悔すると思うけど、勇吉は音成が最後に借金を頼んで断った人、そしてタイムリミットの6時に一緒にいた人なんだよね…。
間違いなく「自分のせいだ」と思うよね。理屈ではそうじゃないってわかっていても、周りからも「勇吉さんのせいじゃないよ」と言われても、多分自分を責めるだろうし…。

音成さんが亡くなったことを知ったら、拓郎（二宮和也）はどう思うのだろうか。既に梓から借金云々の顛末は聞かされているもんね。勇吉が断ったその相手が、その後自殺した…って知ったら、自分のせいで母親・めぐみ（大竹しのぶ）を死なせてしまったと思っている拓郎はどう思うんだろう。

『H2』第4話 小ネタは辛いかも

頼むから野球やってくれ…と願う、いち視聴者です。だけど、比呂（山田孝之）は文句なしに良いっ!!もう最高。
今週の胸キュンレポートは「小首をかしげる比呂」に決まりってくらい可愛いし、格好いい。山田くん、感情をモロに出す演技も上手いけど、何気ない表情を作るのもとっても上手いよ。

しかーし、ラブコメのラブの部分はもっと少なくてもいいんだよね〜。うん、わかってる。きっとそういう原作なんだよね？（読んでいない）。でもね、ワタシの勝手な希望としてはね、もっと「野球＋コメディ＋男の子たちの友情…で、ちょっとだけラブ」ってのが見たいなーと。
だから比呂と春華（石原さとみ）、秀雄（田中幸太朗）とひかり（市川由衣）のカップルシーンを、もう少し減らして欲しいなぁ…と（おい）。
比呂と秀雄の友情シーンはもちろんのこと、頭脳キャッチャー・敦（中尾明慶）、単純だけど野球センスのある木根（石垣佑磨）を、もっともっと目立たせて欲しいなーと。

これからちょっときな臭い展開になりそうですね。あの凸凹コンビ・大竹（弓削智久）と島（中村友也）がそういう理由で野球部に入ってきたなんて…。もっと個人的な感情で比呂とかに突っかかってくるのかと思っていたからさ。
しかし高校野球で、あんなあくどい企みまでするなんてねー。栄京学園のエース・広田（青木崇高）と凸凹コンビの関係…昔から少女マンガにはあった展開ではあるよね。社長の息子（娘）と、その会社の社員の子供の上下関係ってことなのでしょうか。

次回はいよいよ予選開始…ということは、試合のシーン・比呂の勝負シーンが多く見られる…ってことだよね？うわっ、超期待しますっ。