同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

面白いドラマやマンガに出会うことはとても幸せなことだ

 今期ドラマ『重版出来!』第1話があまりにも面白かったので、現在7巻まで出ている原作マンガを大人買いして一気読みした。ほおぉぉぉぉぉ。原作めっちゃ面白い。こんなに面白いマンガが出ていたのに、なんで今まで気づかなかったんだろう!!と反省。

 最近マンガ情報に疎いなぁ。今、週刊誌や月刊誌を買ってないので、流行っているマンガについて自ら知ろうとしないと情報は入ってこない。もちろん昔から読んでいる作家さんの新作は常に押さえてはいるけど、週刊誌・月刊誌を買わなくなってから登場した作家さんについては、信頼できる人が「面白い!」って教えてくれてから初めて知るんだよね。だから良作を相当逃している気がする(勿体ない)。まぁ面白いマンガ全部を買ってたら破産するんだけどw。

 ワタシは小さな頃からマンガと本(絵本とか小説とか)にどっぷりだった。商売している親が忙しかったのもあって、本は大量に与えられたんだと思う。また、住み込みの若い男子が結構いたので、少年誌がその辺に転がっている状況でもあった。隣が本屋だったのが大きいかも。昔は普通のマンガやコミックスにはビニールはかかってなかったから、怒られるまで立ち読みはできたのだよ(笑)。

 それと「貸本」。知らない人は多いと思うけど、昔は結構「貸本屋」あったのよ。あ!「ゲゲゲの女房」で水木先生が貸本漫画家だったから貸本屋の存在は知っているか。貸本屋さんにも相当通った。一冊10円とか30円で借りられたんだっけなぁ…。むさぼり読んだかも。そこで日野日出志先生とか知った気がする…怖い。

 マンガだけじゃなく海外童話シリーズ本や日本昔話シリーズなども買ってもらって何度も読んだ。学校の図書館では『シャーロック・ホームズ』にどっぷり浸かって、今に続くワタシのミステリ好きはそれが原点かも。SF好きは星新一先生からかなー。その後萩尾望都先生や竹宮恵子先生のマンガでSF一直線。

 小さな頃に本を与えてくれた両親に感謝だよなー。ワタシも妹も、読みたい本は我慢せずに読んで成長してきた気がする。いろんなことを本やマンガから教わった。ぶっちゃけ戦争のことも原爆のことも、病気・病名も、職業の種類とかも、授業じゃなくマンガや本から教わったんだと思う。だから「本を読め、マンガを読め」って声高に言いたいわけでは無いけれど、自分を形成する上でとても重要だった気がするのね。まぁこんな感じに育っちゃったからそれが正解だったのかはわかりませんが(笑)。でも、読んでいる時の幸福感を他の人にも知って欲しくて、周りの人に自分が面白いと思った本やマンガを(無理矢理)薦めちゃうんだよね…ウザいよねw。

 確かオットとも最初は本の貸し借りから始まった気がするなぁ…宮部みゆき先生とか高村薫先生の本とか。随分昔のことだから違うかもしれないけどw

 

 

 

『99.9-刑事専門弁護士-』 第1話 あら面白い

 あら、じゃないよね。失礼(笑)。J主演ドラマとはあんまり相性が良くなかったんだけど、今回は弁護士もの、しかも深山 (松本潤)が今のところちょっと不思議ちゃんな弁護士ってのがいいのかも。テンポも良かったし楽しく見られそう。

 多分ドラマ後半はシリアス多めになりそうだなー。深山と過去に何かあった感じの大友検事正(奥田瑛二)との対決(?)がありそうでしょ?。その大友検事正は佐田 (香川照之)とも何かありそうだからそっち関係も。あれかな、大友検事正を倒すために、気の合わない深山と佐田がいやいやタッグを組んで…っていう展開かしらん。

『重版出来!』 第1話 面白いっ!

 あー、面白かった!! 嬉しい。面白いドラマに出会えてホント嬉しいという気持ちでいっぱい。笑って泣けてまた笑える。会話で笑えて会話で泣ける。しかもワタシの好物であるお仕事ドラマなんだもの。しかもとても興味あるマンガ編集部が舞台。編集と営業と漫画家さんたちの物語。コレを見ずして何を見る?!…ってまだ1話目なんだけども(笑)。

 マンガ原作のドラマ化や映画化、大体が「…」って中、リアルなお仕事マンガをドラマ化するのは脚本と演出次第では意外と成功率が高いかも。ワタシ『働きマン』原作マンガもドラマも好きだったよ。『アオイホノオ』は良作だし、映画『バクマン』もチョー良かったもん。

 黒沢心役の黒木華ちゃんの笑顔が可愛すぎて、見ているこっちもニコニコしちゃう。ゲスなチカちゃん(@純と愛)とは全然違うw あのクルクルした目とか、元気すぎる返事とかたまりません。一目で好きになっちゃう女の子だわ。どっかの月曜のヒロインとはちg(ごほごほ)

 「週刊バイブス」編集部の面々も良いよね~。全員が心を全面的にはまだ受け入れていない感じとか、だけど別に足を引っ張ったりお約束のいぢわるしたりなんてことはない(だって普通はそうだよね)。元気すぎて素直で一直線な体育会系の面倒くさそうな新入社員が入ってきたら、まぁ大人の男子はあんな感じでしょw。でも、先輩編集者・五百旗頭(オダギリジョー)があんなに美しいのはやはりドラマすぎるけど(笑)。

 漫画家先生たちも豪華だね。三蔵山先生(小日向文世)、ずっと猫背が気になっていたんだけど、それがつまり画が荒れた理由だったという展開は、とても丁寧な設定で上手いな-と思った。他漫画家先生たちも楽しみ。豪華な部屋に住んでいて、若い読モを手に入れてる高畠先生(滝藤賢一)とか、なんかいそうだしw。

 そうそう、ドラマ内のマンガは全部、現役の漫画家先生たちがこのドラマのために描いてくれているんだよね。それも楽しみ-。

『ラヴソング』 #1

 …見ました月9。高い確率でワタシと相性がイマイチの月9。んでもって、今回も確率どおりに相性イマイチっぽいのぉ…。やはりヒロインってのは大事で、初回で愛おしさとか興味とかわかないとちょっとキツいかな。

 いやね、この内容、タイトル(ラブじゃなくてラヴ)、ヒロイン等々、通常だったら「初回から見ないでいいや」なんだけど、でもね、だってね、菅田くんが、菅田くんが出てるのよう!!!まだ1話目ですが、え?そこに菅田くん?って役で。もちろん今をときめく菅田くんでなければできない役なんだと信じたいけど、なんか今後の展開が見えててさぁ。つまりあのヒロインに片思いしている役なのよね…なぜなのかはわからないけど(酷)。いやいや、彼女とは過去にたくさんのいい思い出があったりするんだろう、きっと。しかしそんな彼女はましゃに惚れてしまって、そんな彼女の側で苦しむ幼なじみの男の子ということだよね…。いや、ワタシのありがちな予想を遙かに裏切ってくれるに違いない!だって菅田くんをキャスティングしたわけだしっ!!(思い込み激しい)

 どうしよう。二話目以降化けるか?ヒロインが可愛く思えるようになるのか?むむむ…とりあえず予約だけはしてみました。でもなー、菅田くんがー(うるさい)。

 

 

『わたしを離さないで』 #9 ふむふむ、そうかぁ…

 最終回まで溜めるの我慢できずにほぼリアタイで見ちゃった。それまでずっと溜めても平気だったのに(笑)。で、恵美子先生(麻生祐未)の語りから、ようやく全編に漂う不思議な空気感のことが理解できた気がした。それは「外の人」のことを「あえて」描いてこなかったからなのかなと。言葉や数少ない人物描写だけでしか見せてこなかった「外の人」。だからこそ物語は「提供者」の世界のことだけで進んでいたわけで、それでなんとなく不思議な空気感だったのかなぁと。

 そりゃそうだよね。「外の人」の世界をリアルに描いていたら、もっと暗くてもっと残酷で、彼女・彼らの世界が崩壊してしまうもの。古着屋のひとりハウンドドックwが「提供者」専用カードを見た時の目とか、「提供者」を扱う看護師や医師たちのぞんざいな態度とか、今までチラチラっと見せていたこと、それがもっとリアルにクローズアップされていたら、その上「外の人」たちの本音なんか聞かされていたら、凹みすぎて見られなかったと思った。

 初回から「提供者」側の真実だけを描いていたから、「外の人」「外の世界」の方が逆にファンタジーに思えてたんだ。リアルじゃ無かった。それを恵美子先生がはっきりさせてくれた。「外の世界」が本筋で、「提供者」は提供臓器の器(うつわ)でしか無い世界について。

 ぞっとした。恭子(綾瀬はるか)や友彦(三浦春馬)たち「提供者」には「魂」なんて無いものとされている世界。だからこそ、最初のクローンであった恵美子先生が始めた陽光学苑での教育がはじめの一歩だったんだ。「あなたたちは天使なのです」という言葉で子どもたちを送り出してきた恵美子先生の心を思うと泣けてくる。でもあの教育があったからこそ、皆従順に提供していくわけで。

 陽光学苑跡地のホームにいた子どもたちは、教育もろくにされず、食べるものもちゃんと与えられて無さそうだった。無気力なただただ「提供者」でしかない育て方をしているのか。だけど、教育や愛情を受けずに育てられた方が何も悩まずに済むのかな。恭子や美和たちのように「その時」のことで苦しまなくていいのかな…考えれば考えるほど難しい。「わたくしは間違っていましたか?」という恵美子先生の叫びがそれを物語っている。

 ああ、最終回、どうなるのか…。

『わたしを離さないで』ここまで

 ずうっと溜め込んでいた「わたしを離さないで」を一気見してから数日たっているんだけど、なんか頭から離れない。原作、読んではいないけど大まかなあらすじはドラマ化される前から知っていた。なんて絶望しかない物語なんだろうって思ったり、あれ?この題材って…ええと、清水玲子先生の力作『輝夜姫』前?後?とか思ったりしていた。『輝夜姫』は1993年から2005年まで連載されてたんだよ。で、カズオ・イシグロさんの『Never Let Me Go』は2005年だそうで。まあ、いいんですけど(笑)。あ、輝夜姫未読の方は是非。凄いよ。壮大だよ。号泣だよ。

 それにしてもドラマの不思議な空気感は何だろうと思った。この人たちの未来には絶望しか無いのに、要所要所でキラキラした時がある。何も知らされていない時ならともかく大人になっても、ゆくゆくは自分を提供する道しかないのに、それを背負ってる人たちなのに、諦めからの無力感というより淡々と日々を過ごし、笑い、泣いて人生を全うしているのよね。

 最初は美和(水川あさみ)がものすごくわかりやすくイヤな性格でイライラしたんだけど、話が進むにつれて小さな時から恭子(綾瀬はるか)が欲しくて欲しくてたまらん。恭子を手元に置いておくためならなんだってするという美和がキーとなって物語が進んでいくのが面白くなった。

 美和の稚拙な作戦はバレてもいいの。逆にバレて恭子から「美和がやったの?」って責められたいくらい恭子に執着しているのがなんだか可愛く思えてきて。全てを諦めた無表情の恭子とは対照的に美和のくるくる変わる表情にその都度の感情が表れていた。でもワタシははるかちゃんの能面顔がお好きですw。暗黒面を前面に出した顔。*1恭子が介護人として美和と再会した時の「この女は何を言っているんだろう…バカなのか?」的な冷たさたまりませんでしたww。

 キャスティング良い。はるかちゃんも良いけど、あさみちゃんの美和がとても良かった。わがままで憎たらしいのに憎みきれないろくでなしを好演してたよね。大人になった美和は、恭子に償おうと友彦(三浦春馬)と会わせ、二人を取り持つために動くんだけど、その考え方ややり方もまた短絡的で美和らしいなぁと。

 え?友彦…? この物語での友彦って、特に大人Ver.の友彦って、なんだか美和と恭子のために存在しているような立ち位置で。まぁ、春馬くんじゃなくても良かったかなぁとも思ったり(え)。いやいや、ラストに向けてとっても大事なポジションであることは間違いないと思ってますよ。うん。

 

 

 

 

*1:白夜行』も良かったなー。現在のはるかちゃんと山田くんでもう一度やったら、もの凄い作品が見られるかもしれんね。

2016年1月 とりあえず見たドラマ

『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』…タイトル長っww さて、来ましたね、坂元センセ!! 今をときめく若手俳優を惜しげも無くキャスティングし、結構エグい現実を見せつけてくれるんだよね~~。ふふふふ(Mか、Mなのか)。母親を亡くした子どもが引き取られ、恩を武器に好きでもない男に嫁がせようと義父が画策、万事休すかと思ったところででっかいトラックに乗った引っ越し屋さんの王子様が助けにきてくれた…って、そんな単純な話じゃ絶対に無いわけで。Tweetもしたけれど、ラストの展開はビックリしたなー。王子様のはずだった引っ越し屋さんがいきなり消えて、一文無しの小娘が東京に一人っきり…さて、この後はどうしてどうなってアパートを借りるくらいまでになったのか。あ、友達がいる的なこと言っていたか…。群像劇、好きですのでとても楽しみです。
『わたしを離さないで』…ひぃぃぃぃぃぃ…という内容。つかみのシーンから、臓器を何度も取られて使い道が無くなったら焼かれてしまうところを見せられた視聴者は、その後は震えながら子どもたちの笑顔を見続けるわけですよね…ブルブル…。Tweetもしたけれど、春馬くんとあさみちゃんの子役、似てる子使ってるわーとか、気持ちをあっちの方に持っていかないとちょっと辛い展開でいったん止めてしまうくらいだった。おかしいなぁ…初回が鬼だった『白夜行』『女王の教室』『Mother』は頑張って耐えられたのに、ワシも歳をとったものよのぉ…(遠目)。凄い話だよ。誰かのための自分の身体。誰かに奉仕するための自分の身体なんだもん。そのためだけに育てられ教育を受けさせられる子どもたち…。それを「天使」ですと?!。校長役に麻生祐未さんキャスティングした人、わかってらっしゃるw。
『臨床犯罪学者 火村英生の推理』…そうなんですよ。窪田くんなんだよねー、せっかくの窪田くんなんだからさー…いや、もちろん次回も見るよ!!(察してください)
『家族ノカタチ』…ううーん、なんかね、登場人物たちに「興味がわかない」(!)。1話目的には、西田父さんの言っていることが正しいのかもしれないけれど、聞いててとてもウザすぎてダメ。最終的に「大介、なんで許しちゃうかなー」とか「追い出すべき」とか思ってしまい(ワタシが酷い)ww この慎吾ちゃんと樹里ちゃんの役どころはいいなぁ。「(表面的には)人に興味ない」って雰囲気がとても似合ってる。
『ちかえもん』…ファンキー時代劇、オモシロっ!!(嬉) 松尾さんの顔芸だけで1時間持つわww あれかな、キャスティングの決め手はもちろん「純喫茶アイドル」店主の顔芸見て決めたんだよね(違)楽しみなNHKドラマがまたひとつ。
『フラジャイル』…長瀬くんは格好いい。長瀬くんのスーツ姿は格好いい。長瀬くんをまた医者にしてくれてありがとうと言いたい。できれば白衣着せて(おい)とも言いたい。だがしかし。病院内部のダメ医者の描き方がありきたりでため息。長瀬くんが才能ある病理医で、最終的にダメな医者どもをたたっ切るために必要な描写なんだろうけれどもどうにもねぇ…。原作未読なんだけどそんな感じなの? まだ一話目だから同じようなことが毎回続くとは思いたくないけれども。…っていうか、書いてて思ったんだけど、別に脚本家は大げさに描いているわけでは無く、こーいう医師は実際にウヨウヨいるってこと…?(涙目)
『怪盗 山猫』…思ってたのと違った。もっとコメディ一直線なのかと思ってたら急にシリアスチックに怒鳴りまくり大会とか、振り幅ありすぎて逆に新鮮?ww 次回以降もこの調子なのかしら。そしてこの振り幅が吉と出るのか。役者・亀梨くんは好きです。でも「凄くいい」と思えた作品が少なすぎて残念でね。さて、このドラマはどうでしょうね。ちなみに「凄くいい」と思えた作品は『野ブタ。をプロデュース』と『妖怪人間ベム』だけです(非情)。
スペシャリスト』…SPの時からちゃんと見てます。ザ・テレ朝ドラマ。でも、この飄々とした草なぎくん、いいのよね。見ます。
ヒガンバナ…あれ?ワタシSPの時見たんだっけ…?「笑ってはいけない」見たからいいか(笑)。相変わらず根底には女性刑事蔑視、でも女性刑事たちの方が優秀ってパターンなのかぁ。別に反目し合わなくても事件は解決できるのにねぇ。