同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『赤い疑惑』最終話 駆け足

「あれっ?ここに繋がるシーン見逃した?」「えーっ?なんで幸子(石原さとみ)が北海道にいることがわかったの?」「えっ?いつ相良教授(内藤剛志)は心を入れ替えたの?」「三浦友和はあれだけ?(涙)」と、全視聴者の目が?マークになったまま進んだと思われる最終話。
「視聴者がついて来られなくてもそれはそれでいいッスよね〜、だってもともと時間ないし〜。まっ、リメイクすることに意義があるわけで」みたいな制作側の気持ちが、ハッキリと伝わってくるドラマでしたね…ふっ(遠い目)。
っていうか「月の砂漠」フルコーラスシーンってそんなに時間取るべきだった?(笑)。ここは飛ばしても、前半もう少し丁寧に描いてくれても良かったんじゃないでしょうかね。そんなにフルコーラスを大島家全員で歌いきることが大事だったのでしょうか。これ、もしかしてミュージカル?(違)。
ついでに言うと、最後のヨットシーンで幸子に「忘れな草をあなたに」を歌わせるのもなぁ…(可哀想でならない)。このドラマって結構歌わせたりギター弾かせ(るフリ)たり頑張っているんだけどさ。もともと百恵ちゃんは歌手だから設定に無理がなかったんだと思うけど、石原さとみちゃんは歌手じゃないからね。それにしても最近の若い子にしては珍しいくらい(以下省略)。
そのラストシーン、ヨットの上で光夫さんに抱かれながら幸子は死んでいく…このシーンでドラマが終わると記憶していんだけど、今回は時間がまだあるので「あれれ?」って思ってて。まさかその後あんな(笑える)続きがあるなんてっ!!。私の記憶違いでしょうか…百恵ちゃんの時もここで終わったわけじゃなかったのか…うーん。
まずビックリしたのが「おはよう、幸子」「いってらっしゃい、幸子」と"学生カバン"に話しかける大島家の人々のシーンっ!!!。思わず「それ、カバンですけど…」と言いたくなりました(笑)。こんなこと毎日繰り返していたら近所の人たちに「大島さんのところ、お嬢さんが亡くなってから…ねぇ(こそこそ)」みたいな陰口叩かれると思うが(汗)。
そして、講義中にいきなり語り&泣き出す大島助教授(陣内孝則)!!。だってさ、猛勉強してやっと医学部に入学してきたぴかぴかの新入生たちがだよ?最初の授業でいきなり助教授から「私の娘は入学式の前の日に18才で亡くなったんだ、死んでしまったんだ」と泣かれたらそりゃ絶対固まるってっ!!(笑)。
ここは感動のシーンなんだろうけど、聞かされている学生たちがあまりにも可哀想で大笑いしてしまったですよ。「お、おい、マジかよ…」「泣いてるよ」「引くな〜」と、教室が一瞬にしてどん引きになるような行動をおとりになる大島助教授って(泣)。もちろんドラマですから、学生たちは大島助教授の言葉に打たれ拍手で助教授の意見に賛同してくれたわけで、それはもちろん良かった良かった…ですけどね…ウフフ。
赤い疑惑』3話を見終わってまず感じたことは、ホリプロ創業45周年記念特別企画なんだけど、実は主役は陣内孝則だったってことっ!!(笑)。これはもう陣内さんのためのドラマでしょっ。その顔芸、その台詞回し、全身全霊をかけた大げさなフリ、もの凄かったですよ。本来主役の幸子も光夫くん(藤原竜也)も霞んでしまうくらい、くどくて濃かった陣内さんに主演男優賞を贈りたいです(ないから)。
それと、長ーいドラマを短くリメイクしたドラマを見るためには、視聴者側にも補正能力が必要なんだなーと実感。これだけ駆け足で話が進んでしまうと、見ているこっちの気持ちがついて行けなくなっちゃいますから。話がAからいきなりDに飛んでも、BとCの部分は視聴者の頭の中で補ってあげればついていくことができます、はい(そこまでして)。
そしていちいち「なんでそんなことがわかるの?」と思ってはいけないってこと(笑)。いいんです、ナレーションの宇津井健さんも言っていたじゃないですか。相手に対する深い愛情さえあれば全てが「直感」でわかるようになるって(ほんとか)。だから少しぐらいつじつまが合わなくても「そっかー、直感でわかったんだ」と思えば楽しく見ることができると思うのです…ウフフ…フ。
さーて、それを踏まえて次の「赤いシリーズ」を待とうじゃありませんか。次は今秋放送予定の『赤い運命』ですよ。綾瀬はるかちゃんの相手役はもう決まったのかな?。