『働きマン』第6話・第7話 やっと見たそして泣いた

　切ねぇ…ぐずぐす…。松方（菅野美穂）も新二（吉沢悠）もお互いを想う気持ちはあるんだけど、全てが悪い方に悪い方にと進んでいってしまったね。そーいうタイミング、そーいう時期のふたりだったってことなのでしょう。
　松方は新二に間違った気の使い方、間違った甘え方をしていたんだよね。松方にとって仕事が面白い時期、いつも優しい新二をいいことに自分の都合を優先していた。素直に甘えられない、と言いながら実はどっぷり新二に甘えていたと思う。そして新二はそれを優しく許していた。新二は松方のことをとても大事に思っているんだけど、その反面仕事が順調な松方に対して常に引け目を感じていたし、そんな風に思う自分がとてもイヤだった。そんな時、新二にも転機が訪れた。でも慣れない仕事やいつまでも届かない夢に焦りイライラして、とうとう本音を吐き出してしまった。一度口に出したことは戻せない。優しい彼氏でいることに疲れ果てた新二は松方のもとを去って…。
　うーん、これはすぐには修復不可能だよなぁ。時間が経って冷静に自分を見つめ直し自信を取り戻すことが出来れば、もしかしたらもう一度松方のもとに戻ってくるかもしれないけれど、今はまだ自己嫌悪の海で溺れている状態だもんね。きっと時間が必要だよね。松方も新二を失うという状況にまだ慣れていないと思う。当たり前のようにそばにいた人を失うってことがどんなに自分を不安定にさせるのか、ガッツリ実感しているのでは。
　なんて、ワタシにしては珍しくいろいろ思った回でした。で、次週は松方弘子失恋の痛手を仕事で癒す→でも失敗…ってことになりそうな予告だったね。失ったものの大きさを知れば知るほどどうしたらいいのかわからなくなるわなー。ぽっかりと開いた穴を何で埋めたらよいのか…そりゃー働きマンの松方は仕事で穴埋め！って考えるよねー。それが正しいかどうかは別にしても、哀しいくらいに松方の気持ちがわかるぞよ（涙）。