読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『わたしを離さないで』ここまで

ドラマ

 ずうっと溜め込んでいた「わたしを離さないで」を一気見してから数日たっているんだけど、なんか頭から離れない。原作、読んではいないけど大まかなあらすじはドラマ化される前から知っていた。なんて絶望しかない物語なんだろうって思ったり、あれ?この題材って…ええと、清水玲子先生の力作『輝夜姫』前?後?とか思ったりしていた。『輝夜姫』は1993年から2005年まで連載されてたんだよ。で、カズオ・イシグロさんの『Never Let Me Go』は2005年だそうで。まあ、いいんですけど(笑)。あ、輝夜姫未読の方は是非。凄いよ。壮大だよ。号泣だよ。

 それにしてもドラマの不思議な空気感は何だろうと思った。この人たちの未来には絶望しか無いのに、要所要所でキラキラした時がある。何も知らされていない時ならともかく大人になっても、ゆくゆくは自分を提供する道しかないのに、それを背負ってる人たちなのに、諦めからの無力感というより淡々と日々を過ごし、笑い、泣いて人生を全うしているのよね。

 最初は美和(水川あさみ)がものすごくわかりやすくイヤな性格でイライラしたんだけど、話が進むにつれて小さな時から恭子(綾瀬はるか)が欲しくて欲しくてたまらん。恭子を手元に置いておくためならなんだってするという美和がキーとなって物語が進んでいくのが面白くなった。

 美和の稚拙な作戦はバレてもいいの。逆にバレて恭子から「美和がやったの?」って責められたいくらい恭子に執着しているのがなんだか可愛く思えてきて。全てを諦めた無表情の恭子とは対照的に美和のくるくる変わる表情にその都度の感情が表れていた。でもワタシははるかちゃんの能面顔がお好きですw。暗黒面を前面に出した顔。*1恭子が介護人として美和と再会した時の「この女は何を言っているんだろう…バカなのか?」的な冷たさたまりませんでしたww。

 キャスティング良い。はるかちゃんも良いけど、あさみちゃんの美和がとても良かった。わがままで憎たらしいのに憎みきれないろくでなしを好演してたよね。大人になった美和は、恭子に償おうと友彦(三浦春馬)と会わせ、二人を取り持つために動くんだけど、その考え方ややり方もまた短絡的で美和らしいなぁと。

 え?友彦…? この物語での友彦って、特に大人Ver.の友彦って、なんだか美和と恭子のために存在しているような立ち位置で。まぁ、春馬くんじゃなくても良かったかなぁとも思ったり(え)。いやいや、ラストに向けてとっても大事なポジションであることは間違いないと思ってますよ。うん。

 

 

 

 

*1:白夜行』も良かったなー。現在のはるかちゃんと山田くんでもう一度やったら、もの凄い作品が見られるかもしれんね。