同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『映画 砂の器』(ちょっとネタバレあるので注意)

昔かすかに見た覚えのある『砂の器』。どうしても見たくなってビデオ借りてしまった(笑)。
1974年の作品で、配役は、和賀英良…加藤剛 今西刑事…丹波哲郎 吉村刑事…森田健作 三木謙一(殺されちゃう人)…緒形拳 皆すっごい若くてびっくり(笑)。
この頃はまだ丹波さんは大霊界なんて言ってないだろうし、モリケンだって議員になるなんて思ってもみなかったでしょう(笑)。
現TVより原作に忠実でしたが、やはり2時間30分にまとめるため、必要ない部分はバッサリ切ってありました。
例えば評論家の関川(TVでは武田真治)、今西の家族、劇団及び劇団の事務員などはまったく存在せず。(TV版では関川の存在意義がワタシにはわからんけどね)
でも原作どおり視点は刑事側からだけですね。今西や吉村が出張しながら少しずつ真実に迫っていく。そうそう、SLも出てきた(笑)。
クライマックスは捜査会議の席で延々と和賀の過去について語る今西刑事、そこに『和賀の演奏』と『親子の放浪の旅』の映像がかぶる。この3場面が入れ替わりながら『宿命』が演奏され続ける・・・。泣きますよ?泣きますよマジで。
これ見ちゃうとTV版はますます深みが無いように感じる(^_^;A。(終わってから見れば良かった?わははは)
でも、でもコレは見るべきです。今TV版を見ている人は終わってからでもいいから、この映画見るべきだと思う。『砂の器』は日本映画の名作です。

そういえば、TV版は結構映画版に忠実に作ってるんだなーと思う部分がありました。映像の撮り方もそうですし、あと、今までTV版見て思ってたのが「なんでいちいちテロップが出るんだろう」ってことだったんだけど、なんと映画版でも画面下にテロップが出てました。やっぱり2時間30分で収めるためには、テロップで情報を補足しないと難しかったんでしょうね。