同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『一番大切な人は誰ですか』最終回 素晴らしいっ!!(降参)

あーあ、終わっちゃった…。そしてまたしても泣いちゃった(笑)。…ホントここんとこ泣いてばかりだわ。オットからは「最近涙腺弱すぎないかい?やっぱり年…(ワタシの攻撃により負傷)」とまで言われるけど、これは昔からですっ!!(鼻息)。もともと涙腺は弱い方だったのだよ。本屋で立ち読みしていても涙ぐんでいたもの(とっても迷惑な客)。
まぁそんなことはどうでも良くて、とにかくこのドラマの最終回も素晴らしかった。今回のドラマ、東子役の宮沢りえちゃんがあまりにも素敵で、途中、小南役の小林涼子ちゃんに心を奪われちゃったワタシだけど、終わってみたらやっぱり「宮沢りえちゃん最高っ!!」って思った。
いっぱい心に響いたところがありすぎて、何を書いて良いやら状態なんだけど、最後の東子と要(岸谷五朗)の"本当の"別れのシーンは秀逸だった。ここはパーフェクトっ!!このふたり、離婚した時にはお互いちゃんと別れてなかったんじゃないかな…と、お互いへの気持ちにケリをつけていなかったんだな…。
「東子…ありがとう」
「別れてくれて?」
「東子でいてくれて」
「バァ〜カ」
「…ねぇ、最後に、キスでもしてみる?」
「小南のことはよろしく頼む」
「…ねぇ…最後に、寝てみる?」
「困ったことがあったらいつでも言ってくれ。出来ることはなんだってやる。お金も送るよ」
「ねぇ…」
「とにかく元気でいてくれ」パチンっ←東子が要を平手打ち、でも目にはいっぱいの涙がっ…ああ、要も泣いているよ(泣)。
「…最後に…思いっきり…修羅場演じちゃった…もう…思い残すことない。さよならっ。」涙を流しながら笑顔で言う東子。
「さよなら…東子…」
「もうっ…もうっ(手で追い払う)」
要がドアから出たとたん泣きじゃくる東子、そして外では要も泣いている…。だけど東子は覆っていた手を離したら笑顔になっていたよ。そして流れた涙をそのままにして、鼻を"ちんっ"とかんで、笑顔でミシンに向かうんだね…うわあああん。いい女だよ東子っ!!
あと、小南(小林涼子)が昔住んでいた町を訪ねて「懐かしい…」と言ったことに対して、あの彼氏が「街は何も変わっていない。懐かしい…と感じるのは自分が変わったからだ」と言う台詞が、その後学校帰りの小南が路留(牧瀬里穂)と会っていた大きな木を見つめて「懐かしい…」と言ったシーンに繋がったのがとても印象的だった。東子とふたりで引っ越してきたこの町で、要に再会し、路留と知り合って、そして大変な事件が起こった。それらの出来事で小南が少し変わったんだね…っていうことをハッキリとわからせたシーンだった。素晴らしいっ。それと、彼氏に飛びついて「いい男になってよね…そしたらまた会ってあげる。私をガッカリさせないでね…」と言った小南を見て、要より先に「うわっ!!東子の血が流れてるっ!!」と叫んだのはワタシです(笑)。
路留もねー、今まで路留自身が演じてきた「私なんて好きになっても面白くない」「私のことは心配しなくてもいい」「自分が一番大切な存在になることを恐れている」っていう仮面は、要の「キミはバカだっ!!」で見事に打ち砕かれちゃったよね。
「私と一緒にいて楽しい?…ねぇ、要さん、東子さんや小南ちゃんと一緒にいる方が楽しいんじゃないの?その方が要さん嬉しいでしょ?引き返せないから自分を誤魔化しているだけなんでしょ?それが苦しいんでしょ?ねぇ、違うっ?…正直に言ってっ!!私みたいな女といても面白いはずないでしょ…私なんかと結婚して楽しいはず無いじゃないっ!!!」初めて心の奥底にあった本音をぶちまけた路留。
「…そうやって…始めから正直に言えばいいだろう…そんなことだろ?キミの悩みなんてくだらないことだろ?」「くだらない?」「くだらないよっ!!それだけのことでキミは家を出て行ったんだ。それだけのことで離婚まで考えて…バカだっ、ああ、バカだっ!!」「そんなに言わなくったってっ!!」「バカだろ?バカだと思わないのか、俺に失礼だとは思わないのか、東子や小南にもっ…自分にも………」「…」「…結婚はそんなに面白いわけないだろう。家族がそんなに楽しいはず無いだろう…それなのにキミはバカだ…そんな理想ばかり求めて、そんなことが本気であるなんて思っているキミはバカだっ、バカなんだよっ!!」「…」「けど…けど俺は…そういうキミを始めから知ってる…知っていてそういうキミだから好きになった…だから俺もバカだ…だからキミと一緒になったんだ」「…」「夕べは辛い夜を過ごしたんじゃないのか?一人で辛くなるな、キミには俺がいるんだ、そのことを忘れて辛くなるな」「…」「一人で辛くなったら帰ってこい…それを認めて帰ってこい…」
そして初めて路留は自分だけが傷ついているんじゃない、自分だけが辛いんじゃない…って事に気がついたわけだね。要や東子や小南も傷ついていたことに気がついた…。路留はずっと大人のフリして、全て飲み込んで、自分のことよりも他の人のことを…って考えて行動していたつもりだったけど、でも実は自分が一番子供だったことに気がついたんだ、実は一番大切な人は自分だったってことに気がついたんだよね。
結局、要も木幡(鶴見慎吾)のおかげで警察を首になることを免れて路留と八丈島に無事赴任し、黄八丈のあの親子は感動の対面を果たし、逸子(吉田日出子)はキッパリ隆夫(田村亮)と別れる気になったようで、なんと八丈島にっ!!(笑)。このふたりと一緒に暮らすのかなー(^^)。