『役者魂！』第1話 うーん…微妙

なーんか、なーんか惜しい。この題材でこのキャスティングでそれでコレかぁ…というのが正直な感想。どうにもテンポが悪いような気がする。1時間見ていてそれ以上長く感じられちゃうってのがね。面白くてのめり込んでみているドラマってエンディングで「えっ？もう終わり？」って感じるもんね。
でもこのドラマは、最近の連ドラに多かった一話でエビソード完結スタイル（冒頭で何かが起こりその回の中でとりあえず解決する）とは違うんだよね。じっくりゆっくりエピソードが進んでいくスタイルなので、それでテンポが悪いって感じてしまっただけかも…つまり最近の方式に慣れてしまっていたワタシの我慢が足りないだけかも（笑）。
烏山瞳美（松たか子）のサバサバ感、明るく元気に過ごしている割には妙に乾いている感じはとってもイイ。お松のこーいう演技は好きなので見続けたいんですよねー。
プロダクション社長・柳沢光春（香川照之）も素晴らしい。あのたたみかけるような早口、あのいぢわるな表情、さすがの香川さんです。これからますます瞳美と絡んでくれれば、ここはぼんぼんぼーんっと楽しめそうな予感。そーとーアドリブ多そうだし（笑）。
役者人生50年シェイクスピア演劇ひとすじのベテラン俳優の本能寺海造（藤田まこと）…。まだなんとも（汗）。藤田さんは時代劇以外では背広姿の刑事役しか見たこと無いので、あのメイクと衣装に違和感アリアリでした。うーん、これからかなぁ。
新人の経理担当・相川護（森山未來）はなんの不安もございませんが、歌って踊れる舞台俳優役じゃないのが残念（おぃ）。売出し中の女優・梓里奈（加藤ローサ）と禁断の仲になるのでしょうか。売れっ子俳優・美剣玲二（阿部力）はどっかで見たこと…としばし考えて「あ、花男！」と思い出しました。あの演技の下手さ加減はわざとですよね？（笑）。
で、子どもたち・福田桜子（川島海荷）、忠太（吉川史樹）。大人だけの大人の世界を描いた大人のためのドラマだと思ってたから、子どもが絡んでくるってところがちょっと不安かなぁ。