同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

 NHK金曜時代劇『最後の忠臣蔵』6話連続して見たいわ

格好良かったー(≧▽≦)、大石内蔵助役の北大路欣也さまっ!!さすがの貫禄、画面が引き締まって見えますよ。ワタシの中では「きんちゃん」というと萬屋錦之介さまなんですけど(笑)、北大路欣也さまも「きんちゃん」として認めないわけにはいかないわっ!!(何様)(慎吾ちゃんの「中年アルバイター欣也さま」も好きなんだけどね…(^ ^;A わはは)
もちろん寺坂吉右衛門役の上川隆也さまも素敵でございました…けど、登場した時ちょっと違和感を感じてしまったのですよ…うーん、何でかなー?と思って画面を凝視してたんだけど、もしかして「めばり」のせい?(笑)。アップが多かったから、余計気になっちゃったんだけど…ワタシの気のせいかしら。
忠臣蔵は何度も見ているから、配役がごちゃごちゃになっているのよね。印象に残っているのは、大石内蔵助役なら、萬屋錦之介さま・中村勘九郎さま・里見浩太朗さん、吉良上野介役なら伊丹十三さん・石坂浩二さん・森重久弥さん・西村晃さん、かなー。誰がどのドラマだったかは全然わからないよ(笑)。
今回は討ち入りの後日談を描いたものなので、松の廊下→浅野内匠頭切腹→お家断絶までは、まるで再現フィルムのようにあっという間に進み、その後の赤穂浪士極貧潜伏期間&内蔵助の(敵を欺くため)歌い踊った日々(笑)はやっぱりなかったッス。
赤穂藩足軽吉右衛門と、大石家の用人・瀬尾孫左衛門(香川照之)は仲良し。二人して吉良邸への討ち入りの連判状に名を連ねる。吉右衛門は、孫左衛門の妹・篠(和久井映見)と祝言の約束までしていたのに、別れを言う。やっぱりこの時代の武士たちは、自身の愛よりも主君への義の方が断然重いってことだね。「男は身勝手じゃっ!!」そう思うよね〜篠ちゃん…。
そんな親友・孫左衛門が討ち入り前夜に脱盟してしまった…ショックを受ける吉右衛門。一緒にお風呂に入って「俺が命を捨てるのは大石さまのためじゃ」と言った孫左衛門…、もしかしてこの時点で孫左衛門は脱盟するつもりだったのかな…。既に内蔵助から密命が下っていたんだろうか。だから「足軽には足軽の忠義があるんじゃ」と言ったのかもしれないなんて思った。
吉右衛門は内蔵助から「使い番(この字でいいの?)」という役目を仰せつかった。これは表番と裏番の間を走り回り、その時々の戦況を逐一内蔵助に伝える役、つまり全てを見聞きする役目だったんだねー。この時から内蔵助は吉右衛門を生き残らせ、生き証人として赤穂浪士が成したことを後世に伝える役目を与えるつもりだったんだ…。
討ち入りが終わって、内蔵助からその命を受けた吉右衛門は辛かったろうなー。自分だって皆と共に切腹するつもりだったのに、逆に「生きろ」と言われてしまった…。でも「忠義に死するは容易く、生きることこそ辛かろう」と、その大役を吉右衛門に命じた内蔵助の遺言なんだもの。そりゃあ吉右衛門は従う、従わなくてはならないんだよね…(T-T)。細川邸に向かう赤穂浪士たちを見送る吉右衛門が本当に辛そうだったよ…。
でももっと辛い目に遭うのはこれからだよねー。世間からは切腹が恐くて逃げた卑怯者と非難を浴びることになるわけだし、「いや、実は内蔵助さまが…」なんて言ったって誰も聞いちゃくれないし…もちろん言わないだろうけどさ。ああ、吉右衛門ったら、たったひとりで可哀想だよー。
そうそう、ワタシが忠臣蔵でいつもジーンと来るのは、隣の屋敷の人たちが手は出さないけど密かに協力(もしくは心の中で応援)するってところです。今回もあったねー。