『チェイス〜国税査察官〜』最終話まで

　3話の録画を逃すというワタシにしては珍しい失敗（笑）にもめげずに完走。村雲修次（ARATA）の哀しい過去に圧倒されたし、だけどもしかしたらちょっとだけでも救われるかもしれないという望みも断ち切ったラストにも驚いた。
　母親（りりィ）酷っ!!。でも、あれで改心させないところがこの脚本の憎いところ。そりゃー自分のために息子の腕を切り落とすくらいの太い母親だもの。薔薇の彫刻を見たくらいで、今の幸せを手放すなんてことはしないよね。これからも何事も無かったかのように生きていくのだろう。
　娘・鈴子（水野絵梨奈）の急激な感情や行動の変化とか、村雲の地下室脱出の手口とか、檜山（工藤工）がトイレで村雲を張っていたこととか、まぁいろいろ「え？」みたいなところはあるんだけれどさ（笑）。
　結果としてほとんど誰も得をしなかった、ホントに悪い奴はそのままおとがめ無しなのかも…って展開は、容赦がなくて良かったかも。ハッピーエンド好きなワタシにしては珍しいけれど。