『結婚できない男』第4話 救いようが…ある？

「♪おとうさ〜ん　おとうさ〜ん　まおうが…♪」わははははは。久しぶりに聞いたよ！「魔王」の歌詞っ！ひー、変なとこウケちゃった。
しかし信介（阿部寛）ってば最強ですな。最強に偏屈でイヤミで無神経で意地っ張りで場の空気を読まなくて、しかも豆知識さん（（C）彼女が死んじゃった。）。ここまで揃った人も珍しいかもね〜。
なのに、なんとなく愛おしく思えるのは阿部ちゃんの演技力の賜物なんだろうな。信介見ていると「もう、コイツ救いようがないね！」って思うんだけど、なんとなく顔がニヤニヤしちゃうんだよ。愛すべき変人そのものだね。
それと、周りの人たちがだんだん信介に慣れているのがイイね。夏美（夏川結衣）にしてもみちる（国仲涼子）にしても、こっぴどく信介に傷つけられているのに、なんとなーく許しちゃうんだねぇ…っていうか、このふたり結構打たれ強いよね（笑）。
打たれ強いと言えば英治（塚本高史）だけどさ。信介に多摩テック絡みでいぢわるされたりしても、みちると沙織（さくら）の間で右往左往しても、案外楽しそうだし。もしかしてどーしようもない変人・信介とつき合えばつき合う程、悲惨な状況への適応力が身に付いていくのかもしれないなぁ。
信介が金田（高知東生）と会ってしまうバーの、あのバーテンダーも結構打たれ強いと見た（笑）。そうそう、金田が連れている女の子や金田の振るまいって、誰が見てもたいして羨ましく思わないちょっと微妙なラインってとこが上手い演出だよね。
ドラマとしては、信介が安易に変化（成長？）していかないのがまたイイよね。彼も本当に悪いことしたなぁ…と思ったら謝るという行動はできるわけだけども（いくつだ）。
夏美を花火に誘って断られてちょっとショック、でもとことん一人っきりの花火観賞を楽しんで、みんながどかどか来たときは怒ってたけれど花火の知識を誉められると得意げで嬉しそうで、だけど最後はやっぱりひとりで花火を楽しんでいる信介…ってのにウケた。
「エドバシカメラ」でふたり分のオペラグラスを買っていたのにはワタシも「おおっ！」っとなりました。アンタの分だよ、夏美。