同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『SP 警視庁警備部警護課第四係』第7話 尾形係長祭り

 全てがビシッビシッと丸く収まって、悪を退治してスカッと…という訳ではない、という終わり方。結局大橋(片桐仁)はお掃除屋さんテロリスト・ジョン(多田淳之介)とリンゴ(日下部そう)に……だよね?(涙)。尾形係長(堤真一)からのいきなりなマルタイ警護解除という命令に「なぜ?どうして?」と問わない井上薫岡田准一)ら部下たちがまた渋い。彼らもちゃんとわかっているんだよね。それは変更できない絶対の上層部命令だってこと。だから尾形係長に「なぜ?」と言ったり反発したりすることはできないということ。そしてそんな尾形係長は風当たりが強くなることを知りながらも上層部に反発したということも、彼らには痛いほどわかっているんだよね…で、全員無言で大橋のもとを去った…ああ、なんという(泣)。
 井上薫が単独で暴走しないのがちょっと良かった。良かった…って言うのも大橋のこと考えるとアレだけど(笑)。尾形係長以下全員が上層部命令に納得していないのは明白なんだけど、誰ひとりとして勝手な行動はしない。自分たちが勝手に行動することが尾形係長を苦境に立たせるとわかっているから。そして最後に全員が苦悩しているであろう係長の下に集まるってのが泣けたよう。全員で自分たちの無力感を噛みしめているんだよね…ううう。自分たちがマルタイを見捨て、巨大な悪に立ち向かう術もないという無力感。見ているこっちも後味がイマイチではあったけど、こーいうラストもありだよな、とも思った。しかし組織の上層部ってっ!!!(怒)。