同居人日和 blog

こころ踊るドラマに出会えたら幸せ!と思う、アラ還間近のプレ主婦です。

『タイガー&ドラゴン』最終回 だらだらと長いです

あー、終わっちゃったよぉ!!…『新選組!』以来の放心状態でした。見終わった後、何とも言えない感じで、無意味にネット見たりして、これからどうしようと思って、ちょっとぼーっとして、結局また見ちゃいました…続けて2度見…ふふふ(虚)。
(↓『子は鎹』については何も書いてません(汗))
実は直前に『品川心中』を見たんですよ。もちろん気持ちを盛り上げようと思って。気持ちも盛り上がったけど涙の堤防も決壊して(大げさにも程がある)、泣きながら『子は鎹』に突入そしてまた、涙・笑い・涙・笑いの連鎖に引き込まれていったわけです。
2回目見終わってぐったりして、その中で感じたことは、西田敏行ってやっぱり凄い役者だっ!!ってこと。昔から好きだったし、池中玄太は忘れられない作品だし、「今やろうと思ってたのにぃぃ(逆ギレ)」は今だ使わせてもらっているし(笑)、この人が素晴らしい俳優だってコトはわかってるんですよ。
だけど、だけど、これだけ今旬な若い役者に囲まれて、今旬な脚本の中でも、あの存在感はお見事だった。まったく引けを取らない、むしろ若僧たちを食っている、もしかしたら主役かもと思わせる、そんな存在。凄い、本当に凄いよね。笑わせることも泣かせることも、ほんのちょっとした仕草や表情、台詞の言い回しでできちゃうんだもんなー。西田さんが画面にいるだけで盛り上がる、映える。だから沢山の人が出ているシーンでも、目が西田さんに吸い寄せられちゃうんだよね(笑)。西田さんの時代物女装は最高っ!!
そして、もう一つ感じたことは、役者・長瀬智也が最高だった…てこと。やっぱ長瀬くんは凄いよね。本当にため息が出てしまうくらい素晴らしい。西田さんとの掛け合いによる相乗効果もあると思うけど、この人は役に染まるんじゃなくて役を自分に染めちゃうんだろうなと思いました。融合しているっていうのか、違和感が全然無いっていうのか…うーん、上手く言えない…(汗)。えーっと、虎児を見ているともう虎児でしかないんだけれど、それは長瀬くんの虎児なんだってことだよね。ああ、自分でも何言っているのかわからないです、すみません…。
あとは、役者・岡田准一のスタンスが良かった。全編を通して虎児はとっても格好良く描かれていた。ヤクザなのに1本芯の通ってる虎児、真っ直ぐで男気がある虎児、誰もが好きになっちゃう虎児に対して竜二の方というと、今どきの男の子で、グスグス悩んで、ウダウダしていて、芯がない。だからますます虎児が輝いちゃうんだけど、岡田くんはそんな(多分どこにでもいる男の子)竜二をきっちりと演じていたよね。引き算の存在感っていうか、上手いなと思わせた。要所要所でおいしいシーンはあったけど、竜二はいつだって虎児に対して「やっぱ勝てねぇ」と思わなきゃならない役だったから。だからこそ視聴者も一緒に「やっぱ(虎児には)勝てねぇ」と思うわけで。損な役回りだと思うけど、そんな竜二の役割をきっちり演じてくれたから、見ている人たちがますます虎児に愛情を感じることができたんだろうと思う。
そしてその他の登場人物・キャスティングにもひとつも文句がない。まず阿部サダヲを毎週見られただけでありがたい(拝む)。そして、あまりにも濃い人たちがゲストで出てくれて、もともと濃い人たちとの演技バトルはもう見応えありすぎで、なんだかとても勿体ないドラマだった。こんな回数じゃなくてずーっと、ずーっと見ていたい、あの回のゲストとまた絡んで欲しい、そう思わせるくらい素晴らしいドラマだった。
SPやるかなー、クドカンのことだから「もう終わった」と思っているかもなー(涙)、だけどやって欲しいなー…などと、ぐたぐた思っているワタシです。
ああ、こんな素晴らしいドラマをありがとう。
全話録画したけれど、やっぱDVD買いかなー?…ちなみにTBSショッピングで買うと、「うらはらドラゴンストラップ」以外にも、ドラゴンソーダのリストバンドとかリンゴのタトゥーステッカーシールとか缶バッチとかついてくるんだよね…。うーん。